Nagoya Talents' Network - blog

2007/10/24

姉弟子

僕の姉弟子で小円歌という人がいます。小円歌師はご存知の通り、寄席で二人しかいない三味線漫談家であります。その姉弟子の会が昨日、国立劇場演芸場で行われました。僕は出番はないんですが、鳴り物のお手伝いで行ってきました。
小円歌師、独演会は久しぶりだそうですが、ずいぶんな気合いの入れようです。
なんせ今回は、「たぬき」を上演します。「たぬき」というのは伝説の音曲師、立花家橘之助が十八番にしていた演目で、語り有り音曲有りと大変難しいネタです。プラス踊りや鼓(つづみ)も入れて四十分の長講であります。私は太鼓や鉦や柝などの鳴り物を担当します。
ゲストは我々の師匠、三遊亭圓歌。小円歌師と師匠の対談もありました。二十数年前、自分の国立演芸場での独演会で初高座を踏ませたその弟子が、同じ舞台で師匠をゲストに呼んで独演会を開く。満員の客席に、ありがとうございますと頭を下げる師匠。対談も涙、涙になるかと思いきや、爆笑の連続。小円歌師の、内弟子の頃のエピソードに、僕も脇で笑ってしまいました。
さて、いよいよメインの「たぬき」。照明も駆使して秋の風景を醸し出しました。高座の後ろの障子を開けて、その後ろにススキをあしらうという舞台背景。小円歌師は三味線を弾いたり、歌ったり、踊ったり、鼓を打ったり、早変わりもしたりと大忙し。あっという間の四十分でした。幕が下りるときの大きな拍手というのは、芸人冥利につきるものです。素晴らしい出来でありました!

3comments
Comments
  • 1

    鳴り物で出演することもあるのですね。小円歌さんの高座は拝見した事がありませんが、ブログ読んで、すごく見たくなりました。

    by: ヒロスエ亭, on 2007/10/27
  • 2

    こういう舞台の場合、リハーサルは行うのですか?
    それとも一発本番なので??

    by: よしの, on 2007/10/27
  • 3

    圓歌師匠の毒舌が聞こえてくる様…
    歌彦さんの内弟子エピソードも聞いてみたいものです。

    by: カボス, on 2007/10/27
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