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2007/09/18

心を動かせ!なのである

漫画に限らず「心を動かすこと」ができなければ、作品としては失敗と言えよう。
さらに「意図したように心を動かすこと」ができなければ、成功であるとはいえないかもしれない。「この作品は魅力がなく退屈である」と読者の心を動かしてしまっては目もあてられない。
1000人いて1000の価値観があるわけで、すべてを意図したように心を動かすことは流石にできない。ただ価値観を共有できる層に対しては、それを意識し、最善を尽くさなければならないのである。前回に引き続きツッコミに注目して「起承転結」を読み解いていこう。

前回の続きから「起承転結」の「転」である。ここではいままで温めてきた流れを元に
「どうなるの!」とビビらせなければならない。それだけに前段階でしっかりお膳立てする必要がある。「まじ凄いんだけど」「痛みに耐えて良く頑張った感動した」「どきどきわくわく〜」「どんだけ〜」などのツッコミが入るように大いに盛り上げて頂きたい。
なにがなんでも「ぜんぜん盛り上がらないんですけど」なんてツッコミがはいるのだけは避けたいところだ。「オチが読めたぜ!」なんてツッコミがはいるのも困りもの。工夫をこらして推考したい。

最後が「結」である。ここは全体のまとめになる。
読者の反発をものともせずに自分が言いたいことを言い切るのだ。
ただし、注意したいのは作品全体の流れの中で、その結論に必然性がなければならないということだ。「このキャラ、バカのくせに突然利口になりすぎ」「こいつ突然意志が強くなるとかありえないし」「よくもまあ都合良く変化するな・・」などのツッコミがはいるのは頂けない。「この結論には共感できない」「そういう考えは好きじゃない」というツッコミは個人の好き嫌いなので仕方ない。
一番注意しなければいけないことは制作者の都合で、今まで作ってきた物語をねじ曲げてしまうと言うことだ。例えば今まで大切に育て、生き生きと動き出したキャラクターの言葉を遮り、変わりに制作者が言葉を発し出してはいけないのである。
どうしてもキャラクターが思った通りの言葉を吐かないのだとしたら、もっと前の段階での調整が必要となろう。そんな所を注意して言いたいことを言い切りたいところだ。

と、ここまでお話を進めてきたが4コマ漫画の場合、最後にオチがくるという特性上「起承承(オチ)」という全くいままでお話してきたことと異なる構成になる。
それが前回冒頭で書いた「あくまで定石である」ということだ。構成に関しては自分やりたいことにとって、最善であると思われるものを選択する必要があるし、常に工夫しなければならない。
また他の作品がどんな効果を考えて構成されているのか考えてみるのも良いだろう。
萎縮してしまてってはダメだけど、すこしだけツッコミのことを考えつつ、4コマ漫画など描いてみてはどうだろうか。

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