Nagoya Talents' Network - blog

2008/04/16

現実の「隠し砦の三悪人」

世界の黒澤明。日本人なら誰もが知っている映画監督は、生涯で71作の脚本を書き上げました。今、その脚本を三悪人が息を潜めて狙っています。「宝の山」とも言える黒澤映画の脚本の数々が2010年の黒澤生誕100年に向け、掘り出されてきたのです。

〜 三悪人とは 〜
1人目—元々、版権を持っていた古侍、黒澤プロダクション。
2人目—版権から発生する利益の50パーセントを手できる、デザインエクスチェンジ株式会社。
3人目—2人の駆け引きを横で眺めほくそ笑む世間一般の映画ファン。

ことの発端は、黒澤プロダクションがWebコンテンツ事業などを行っているデザインエクスチェンジという会社に、黒澤明監督が一生で産み出した宝(版権)の権利の半分を18億円で売却したこと。この契約から去年公開された、織田雄二主演の「椿三十郎」リメイク版が製作されました。他にもアニメーションによるリメイク映画の製作やイベントが続々と計画されているそうです。版権合戦は、本来権利を持っていた黒澤プロダクションが、黒澤映画の復活を望んだ結果なのか、それとも単純にお金もうけをしたかったのか。知るのは神のみ?です。

黒澤明監督が生まれたのは1910年、20世紀の始まりです。83才まで映画を撮り続け、遺作となった映画は、「まあだだよ」。生涯で30作品の映画を世におくりだしました。現在、2年後に迎える生誕100年にむけ、黒澤プロダクション&デザインエクスチェンジによる黒澤明監督公式ホームページ上でカウントダウンが行われています。その記念すべき日まであと706日と2時間41分、だそうです。

爆発的に人気が出れば18億円以上の利益になることは誰でも予想が出来ます。でもリメイクだから、と毛嫌いする人も多いはず。「昔に負けないアクション」と「最後まで人を引きつける展開」がないと、昔を知っている黒澤ファンからそっぽを向かれてしまうでしょう。私もそんな1人。だから製作側は、黒
監督以上の画を撮るためにウン億というお金をかけなければいけないのですね。売上と製作費の天秤は、どちらに傾くのか。下世話な話ですがこれもまた楽しみです。5月10日に公開される「隠し砦の三悪人」。3人目の悪人として映画館を訪れようと思っています。

この時代、黒澤リメイク映画は売れるのか。三悪人が宝を手に入れることが出来るのか、注目しています。

0comments
Comments
No comments were posted yet
Write a comment
Name:

Want to add email/URL? >> Add
Comment: