Nagoya Talents' Network - blog

2008/03/26

明日への遺言〜サラリーマンが熱望する上司像

TBSの「夢の扉」やNHKの「トップランナー」、「プロフェッショナル」などなど、「仕事」にスポットをあてた数々のテレビ番組が絶賛放送中です。これらの番組を見て思うのは、「仕事」にスポットをあてると番組がいくつも作れてしまう、日本には様々な分野で「すごい人」がいるんだな、ということです。でもその一方で日本銀行のトップが空席だったり、老舗料亭のトップの情けない姿をテレビで目にします。

仕事は「すごい人」、でも管理者としては・・・な状況が多く続く中感じたのは、日本には個人単位で仕事が出来る人はたくさんいる。でも、「人の上に立てる人」って実は小数派なんじゃないの?ってことでした。では、人の上に立つ人には何が必要なのでしょうか。探してみると・・・。
<グーグルの上司評価ランキング>
1位=「正当に評価する」
2位=「責任転嫁しない」
3位=「決断力がある」ということでした。

上位ランキングで表された人柄にぴったりあてはまるのが、「明日への遺言」に登場する岡田資中将。「明日への遺言」は、黒澤明の助監督を長年務めていた小泉堯史さんが監督し、現在松竹東急系で放映されている映画です。

名古屋陸軍で1番の決定権を持っている岡田資司令官を主人公にストーリーは展開します。第2次世界大戦末期、彼の任期中に名古屋大空襲があり、200機あまりの戦闘機が名古屋を空襲、15万あまりの人々が被災します。その時捕虜となったB29の乗組員、27名の処刑命令を出したのが岡田中将。日本は戦争に負け、戦後、東京裁判が始まります・・・。

私は東京裁判って戦争に勝った国が、敗戦国に無理難題を押し付ける、報復裁判だったと思っていました。でも恥ずかしながらこの映画を観て知ったのですが、戦争には以下の国際的ルールがあるのだそうです。
ルールとは・・・
1.捕虜を殺してはいけない 
2.民間人を殺してはいけない というものです。

岡田中将は1番の罪に問われ、裁判にかけられました。ここからがこの映画の本題。彼は圧倒的に不利な立場にも関わらず、「自分のとった行動は国際法のルールを破ってはいないとはっきり主張、裁判を戦った」のです。その上、他の裁判にかけられている部下の減刑を求め、罪に問われるとしたら命令を下した自分にあるとはっきり主張したのです。なんと頼りがいのある上司でしょうか。

小泉監督は、戦争を実体験した人が描いた絵や残された映像など、フィクションではなく、史実に基づき映画を構成しました。そこにはハリウッド映画のような、ハデなCG画像はありません。スクリーンには、藤田まことさん演じる岡田資が法廷に立つ姿が数多く映しだされます。

赤提灯がぶら下がる飲み屋で1番多いグチが、部下について・・・。
なんてシチュエーションに憶えのある上司の皆様方、是非「明日への遺言」を一度鑑賞してみて下さい。もしかしたら、部下に尊敬される条件が身につくカモしれません。

でも飲み屋で1番多いグチが、上司についてなサラリーマンの方々がどうなるかは責任を持ちません。私に言えるのは、きっと隣の芝生は青く見えるだけだよ、ってことです・・・。
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