東京タレントナビ - ブログ

2007/09/26

ナマル1人の女が、黒くなるまで

私は小学生の時、ターミネーターの「I’ll be back」のモノマネをお友達に披露し、分かってもらえず「アイゥィルビーバックだよ」と休み時間を全部使って説明をした苦い思い出があります。

私の金沢なまりの英語発音か、友人の頭が悪かったのか今となっては分かりません。あの頃金沢弁が標準語だった私は、東京からの転校生「じゃん」君をいじめていたなぁ。それからウン十年、私の言葉は自分の中でばっちり東京弁だったのに「ナレーション録りに金沢弁なんてとんでもない!」と、意味不明な指令が・・・。そしてなんと上司から新たな課題「標準語」の習得を突きつけられたのです。

東京弁を話しているはずの私に、「東京言葉を話せ!」なんと難しい課題でしょう。東京言葉について真剣に悩んでみたら、金沢時代にバカにしていた「~じゃん」の使用場面がわからない事に気がつきました。きっと、「それっていけてるじゃん」とか「東京タワーでデートじゃん」みたいなフレンドリーな雰囲気で使われるのかしら。根本的にそういう場面が日常生活に少ない私(いっつも生意気な話し方らしいです・・私・・・)。そこで今回はおしゃれな東京女の言葉をマスターしようと「黒い10人の女」を見ました。かっこいい東京の女優さんが10人も出てくる映画です。

舞台はテレビ局。「風」というテレビ局のプロデューサーが、「風が吹いたから」、「雨が降ったから」という理由でいろんな女性に手を出しまくっていた。関係をもった女性たちは、彼をどうにかして自分だけのものに、他人へ嫉妬するくらいなら男を目の前から永久に消したいと願い、悩む。ある時は、妻と第1愛人の密会、またある時は愛人同士の壮絶なケンカシーン。その間にも男はたくさんの女をくどいている。ある時男はある人から女達が自分を殺そうとしていることを教えられる・・・。その時女がとった行動とは・・・。

[妻と第1愛人の会話] =レストラン休憩室
妻   : 「本当に殺しちゃおうか」
1恋人 : 「あなたが!」
妻   : 「あーたやれば」
1恋人 : 「いやぁよ気持ち悪い」

山田チェック1=山本富士子の“あーた”という言い方が良い。使用する時は少し長めに伸ばすと尚良い。その後、岸惠子が気持ち悪いと言いきっちゃう気っ風の良さが素敵!)


[恋人2と恋人3の喧嘩] 食堂
恋人2   : 「ちょっと 顔かしてちょうだい、裏で待ってますよ」
恋人3   : 「いいわよ はっきりさせてやるわ」

山田チェック2=宮城真理子と中村玉緒のケンカである、参考にしたいところは顔かせ!ではなく、ちょうだいとやんわりと嫌みにいうところ。そして「裏で待っている」と中学生でも言わない台詞をかっこよく言う。一度使ってみたいです。)


[ナンパの仕方] 屋上
女1   : 「疲れているの?」
風    : 「いいやー」
女1   : 「眠いの?」
風    : 「ちっとも」
風    : 「僕で役に立つことならいくらでも利用しなさい」

山田チェック3=船越英二(風役)の甘い顔で「ちっとも」と流され、最後に「利用しろ」と言われたら誰でも必ずおちちゃいます。。素敵・・・。

今回AD山田が学んだのは
「あーた」=あなた、相手に対しての呼びかけ
「裏で待ってますよ」=言葉のケンカで負けそうなとき言う台詞
「ちっとも」=ポーカーフェイスで言う言葉
「いくらでも利用しなさい」=高度テク、それだけの財政・地位がなければ使えない

ちなみに脚本を書いたのは和田夏十。監督の市川昆とは夫妻です。映画で使われる会話はご夫婦の間でもかわされた、ツヤのある言葉の数々なのでしょうか・・。私もいつかこんな会話をかわせるような素敵な女性を目指します!!これで東京弁は、ばっちりのはず??

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