Nagoya Talents' Network - blog

2007/11/14

新橋+映画館=ニューシネマパラダイス

 私の勤めている会社が、おしゃれスポット「恵比寿」からおっさんの街「新橋」に移転しました。テレビのインタビュー撮影で酔っ払いサラリーマンを撮影するのは「新橋」、元気な高齢者を撮るなら「巣鴨」みたいなセオリーがあるのか、どちらの街もカメラクルーをよく見かけます。私はすかさず自分と同じ職業「AD君」を探しフムフムと1人、同業者のワザを観察しています。

 さて、新事務所で約1ヶ月。私は新たな拠点、新橋の深みを探ろうと思いおじさん達の「文化遺産」へ。目指すは、名画を上映する「新橋文化劇場」と、お色気ウッフ〜ンなポルノを上映する「新橋ロマンス劇場」の映画館が連なる「新橋映画ストリ〜ト」(山田命名)です。アクセス方法はJR新橋駅、烏森口を出て左へ50メートルほど。家路を急ぐサラリーマンや今夜の飲み場所を探索している団体さんが行き交う場所に「文化遺産」は突如登場します。私は品行方正な「新橋文化劇場」の入り口にたちチケットを購入したのですが、なぜか視線をコソコソとかわしつつ700円出して入場券をゲット。そして1人がやっと通り抜けられる小さなドアから館内へ。外観からは地方の小汚い会議室のようなものを想像していたのですが、150畳ほどの立派な劇場が奥には広がっていました。第1印象とその後のギャップが大きければ大きいほど惚れやすいと言いますが、この映画館もしかりです。最前列と最後尾の席の高低差とか、座席とスクリーンの距離感などが私の好きな「ニューシネマパラダイス」にでてくるパラダイス座みたいだぁ、と1人で感動し、映画よりも劇場の雰囲気がなんだか好きになってしましました。外観のイメージと違い、椅子も臭くないし清潔感を感じる内装だったのも高ポイントでした。

 「文化劇場」では1週ごとに上映が変わり、それぞれ週毎にタイトルがつけられ、2作品が交替で上映されます。この週は「スリリング・サスペンス&官能ドラマ」と名付けられていました。スリリングの方は2007年4月21日!!から公開が始まり、他の映画館では既に終了している「ハンニバル・ライジング」、そしてもう一つが「毛皮のエロス」。私が行った時間は「ハンニバル」が上映中でした。この映画は「羊たちの沈黙」の犯人、レクター博士の若かりし頃のお話。映画を集中して見ていると床が3分ごとに揺れます。なぜなら、この映画館は山手線の高架下にあるので電車が通るたびに劇場が揺れるのです。この揺れが映画のスリリングな場面にぴったり合うとかなり恐ろしい・・・。

 最近複合型映画館の勢いにやられ、めっきり姿を消しつつある昔ながらの「貴重」な名画座。計算されただけではない楽しみを私に与えてくれました。半年前には石川県に住んでいた私。新橋はオヤジ専用の飲み屋だけが連なる街じゃないことを実感しました。日々メディアからの情報だけではない「リアルな東京」を実体験し、東京の深みにはまりつつあります。

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