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ダディ竹千代

「ダディ竹千代&東京おとぼけCATS」リーダー兼メーンヴォーカリスト。現在は新橋にある迷宮ライブハウスZZのオーナー
2017/06/05

Child in Time

 従兄弟と久しぶりに話した。10年前ぐらいに葬式で1回、その前は20年ぐらい会っていなかったので話こんだのは30年振りぐらいか。毎年夏休みと正月は母の実家に集まって遊んでいた。自然海や山野を駆け回っていた頃の話になった。孫があの頃の僕達の歳になっているそうだ。へーあの小学生だった娘にね〜。あっと言う間におじいちゃんだな。その30年ぐらい前に従兄弟の家に遊びに行ったことがある。私が小学1年生の時に通っていた学校のすぐ近くだった。当然その娘もその小学校に通っていた。従兄弟の妻もその小学校の出身だという。あらま同窓生かと、その娘に現役なら校歌歌えるだろうと、歌ってみてとリクエストしてみた。
 歌ってくれた。35年ぶりくらいに聞く校歌だった。私はその小学校に1年しかいなくて私は転校してしまったのだが。ゆえにそれから唄う機会もなく聞く機会もなくすっかり忘れていた。あらま、甦るメロディーに私は私自身に感動してしまった。忘れていた事を思い出すとはこの事か。記憶の扉が少しずつ開く感覚というのを初めて経験した。何十年も使っていなかった記憶シノプシスだった。
 あの頃はホームビデオなんかない8mmが僅かの家庭にはあったが無声だ。特に音の記録がないのだな〜あの頃の家庭には。レコードなんか見たこともなかった。オープンリールがやってきたのは中学生の頃だ。母にせがんで買ってもらった。英語に役立つからとウソこいて(笑)当時ラジオで中学生の英会話というのが流行っていた。100万人の英語なんて番組あったかな。100万というのが当時極大の意味だった。100万長者が金持ちの代名詞だ。今じゃ億万長者どころか金持ちの資産は兆がつく。100万までが数えられる限界だった。
 録音には夢中になった。録音した自分の声と普段聞いている自分の声と違うのに不思議だった。そして英会話なんかそっちのけでラジオの音楽番組をエアチェックするようになった。エアチェックとはラジオの前でマイクをたてDJが曲目言うとオープンリールを回す事を我々はいう(爆)従って慎重に録音スイッチ入れても途中で母が「ご飯ができたよ〜」と言うとその曲はおじゃんとなる。私はその度にひっくり返った。あ〜次いつこの曲やるのだろう。僕達は必死に待った。特に極東放送は根気がいった。そしてやがて深夜放送が始まった。まだ勿論FMなんかない頃だ。
 音の記憶を飛躍的にのばしたのはカセットテープだった、僕らはこれで随分練習はかどった。当時の画期的音の革命だった。まさにエジソン以来か。それから私の音の記憶が始まったというわけだ。
 やれやれやっとバンド時代のカセット音源のUSB化が終わった、いや常連客にやってもらった(汗)懐かしい音源はほとんど覚えていなかった。特にラジオDJやっていた頃の番組の内容どころかこんなゲストも呼んでいたっけ?番組名さえも私の記憶は失せていた。
 聞き直してみた。爆笑の連続だった。よくもまぁこんなに無茶苦茶やったものだ。そして写真よりもいっそう音が記憶を甦らせることがわかった。たまに懐かしい人がZZで唄う。顔はすっかりわからないのだがこの声あの唄い方で思い出す。「〜さんでしょ?」聞く。体型も顔も変わってしまったが声はわすれないものだ。特に唄い方はね。あぁそれが唄というものか。僕を一気にあの頃に戻していく、不思議だな〜音楽って。あの頃のバッハもベートーベンも聞くことができる。なーちてね。 

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