Nagoya Talents' Network - タレコラ

Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。

ブログ:Posts list

2016/03/04

女はみんな老婆?!女性の苗字が語尾変化するチェコ語とスロバキア語の奇妙な世界

読者の皆様の中には、先週のコラムを読みながら「??」と腑に落ちないものを感じつつ読み流した方もいらしたのではないかと思います。というのも、スロバキア滞在中に早々と気付いた「とあること」について、字数の関係で説明を割愛したからです。この「とあること」とは、世界の中でも特にスロバキアとチェコで顕著にみられる現象であり、別稿を用意してきちんと説明すべきと考えました。ということで、今週のコラムで紹介するのは、「同じ家族内でも男女で苗字が違う」「女性だけが苗字の末尾に-OVAが付く」という現象です。
先週の原稿では、フィギュアスケート男子シングル選手のミハル・ブレジナ(Michal Březina:厳密 Read more...
2016/02/26

フィギュアスケート欧州選手権inブラチスラバ(2)…家族愛対決!スロバキアのライッチ家VSチェコのブレジナ家


先週は台北でフィギュアスケートの四大陸選手権が開催されていました。四大陸とはアジア・アメリカ・オセアニア・アフリカの四つで、オリンピックの五つの輪が象徴する五つの大陸から欧州を除いたものです。つまり、欧州選手権に相当する大会が無い他の大陸の選手に同等のレベルの大会への出場機会を提供するために1991年に創設されたという、比較的新しい大会です。
翻って欧州選手権の方は1891年創設、つまり今年で何と125周年であり、近代オリンピックや世界選手権(いずれも1896年創設)よりも歴史が長いというからビックリです。「氷が無い」(1902年)とか「参加者が一人のみ」(1903年)という現代では考えられ Read more...
2016/02/19

フィギュアスケート欧州選手権観戦記(1)…ブラチスラバ到着からオンドレイ・ネペラ競技場に辿り着くまで


フィギュアスケートの欧州選手権といえば、以前のコラムでも何度か取り上げたことがあります。2013年のクロアチア・ザグレブでの大会は今や泣く子も黙るハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)にとっての欧州初制覇でしたし(クロアチアの中の日本(1)「欧州選手権inザグレブ」新ヨーロッパチャンピオンは羽生結弦選手のチームメイト)、2015年のスウェーデン・ストックホルムの大会についてはその後の世界選手権との絡みで写真のみ紹介しました(欧州勢旋風となった2015年世界フィギュアスケート選手権を検証する)。そして今年も性懲りもなく、私はスロバキアの首都ブラチスラバで開催された欧州フィギュアスケート選手権に Read more...
2016/02/12

「今年の文章2015」選出のメルケル首相発言よりもはるかに面白い!ドイツ内務大臣の迷言がSNSで話題


ドイツ版の流行語大賞というよりは「今年の漢字」に匹敵するとされる「今年の単語2015」において、「フリュヒトリンゲ」(難民の複数形)が1位に選ばれ、昨今の欧州の難民流入問題への関心と問題意識の高さを伺わせたこと、そして似たような企画として他に「今年の文章2015」というのが今年の1月中旬に発表されるということを、昨年末のコラムで述べました(「今年の漢字」のドイツ版に相当?「今年の単語」に選ばれた「フリュヒトリンゲ」が巻き起こした論争の意味)。
本当は年始に紹介するつもりだったのが大変遅れてしまいましたが、2015年版のドイツの「今年の文章」が先月11日に発表されました。晴れて大賞に選ばれたの Read more...
2016/01/29

美談の舞台だったパリの大病院HEGPに激震!現職の循環器科医がモラハラを苦に自殺という衝撃

昨年のパリの同時多発テロの際、パリ市内の病院は当然のことながら軒並み人手不足に見舞われ、各病院の救急部が応急的措置としてたまたま近くに居合わせた医師や消防・救命士に呼びかけて駆けつけ応援を仰ぐという、テロ続きのフランスですっかり定着した感のある「ホワイトプラン」及び「レッドプラン」が発動されました(パリの同時多発テロの際に話題となった「ホワイトプラン」って何?)。報道によれば、それまで会ったこともなかった初対面どうしの専門職者たちが実に見事に連携して診療していたようですが、その中でも特に私の心を動かしたのが、たまたまパリに観光で滞在中だったブルターニュのお医者さん3人のエピソードでした。彼らは何 Read more...
2016/01/22

パリの同時多発テロの際に話題となった「ホワイトプラン」って何?

私の新年は日本での病院当直で幕を開けたということ、そして、そのような新年を迎えようと私が強く思うに至ったきっかけとなった出来事が昨年11月13日のパリで発生した同時多発テロであったということが、先週のコラムの内容でした(ドイツでは何故「ハッピーニューイヤー」を「グーテン・ルッチュ(良い滑落を)」などと言うのか?)。
自宅でコタツにミカンの寝正月でもなく、海外で迎えるお正月でもなく、今年は違うお正月を迎えようと思うに至ったきっかけは、旧年中にドイツの「rzteZeitung」(直訳すると「医師新聞」)という、日本でいうところの医師会報を日刊紙にしたような、主に開業の内科医・家庭医をターゲットとし Read more...
2016/01/08

ドイツでは何故「ハッピーニューイヤー」を「グーテン・ルッチュ(良い滑落を)」などと言うのか?

2016年の幕開けを、皆様はどのように過ごされたでしょうか。ここのところ正月はずっと海外だった私も、今回のお正月は久しぶりに日本で、それも某病院の当直業務をしながら迎えました。大学病院勤務の頃は年末年始も病院に缶詰というのが当たり前だったのですが、それは決して自らの意思ではありませんでした。むしろ、平日もろくに家に帰れないのに正月も休ませてもらえないという、日本全国の勤務医に共通であろう過重労働に対する恨み節を心の奥にグッとしまい込めながら、眠い目をこすってイヤイヤ働いていたという面は否定できません。それが今回、超久しぶりの日本のお正月を何と自らの意思で病院当直しつつ迎えようというのだから、人の Read more...
2015/12/25

当サイトのコラムで振り返る波乱と激動の2015年

この原稿が掲載される頃といえば、待望のクリスマスです!先月13日の金曜日のフランス・パリの同時多発テロ事件とその直後のサッカー「ドイツvsオランダ」のテロ予告による中止騒動以降(世にも奇妙なフランス・ボルドー体験(1)テロの影響で中止となったエリック・ボンパール杯に行ってきました)、ドイツにおいても多少なりとも人混みを警戒する風潮が生まれ、それまで喜々としてクリスマスマーケットに足を運んで大酒をくらっていた人々が妙におっかなびっくりになり、「いや~、(テロがあろうがなかろうが)人生は続くのだから、普通に振舞わなくっちゃ♪」などと言いながら目が笑っていないというような、その心細きホンネを無理に糊塗 Read more...
2015/12/18

「今年の漢字」のドイツ版に相当?「今年の単語」に選ばれた「フリュヒトリンゲ」が巻き起こした論争の意味

先週のコラムで紹介した通り、ドイツ版「今年の言葉」(Wort des Jahres)は12月11日に正式に発表され、栄えある1位に「Flchtlinge (フリュヒトリンゲ)」(「難民たち」という意味)、2位に「Je suis Charlie」(私はシャルリー)、3位に「Grexit」(グレグジット=ギリシャのEUからの脱退論)がそれぞれ選ばれました(ドイツ語圏の流行語大賞ならぬ「今年の言葉」が如実に物語るドイツ・スイス・オーストリアのそれぞれの事情)。本年1月のフランスの雑誌社襲撃で12名が命を落としたテロ事件や欧州経済危機におけるギリシャ問題も大きく影を落としたものの、やっぱり今年のドイツの Read more...
2015/12/11

ドイツ語圏の流行語大賞ならぬ「今年の言葉」が如実に物語るドイツ・スイス・オーストリアのそれぞれの事情

今月1日、日本で流行語大賞が決定したとのニュースがありました。正式名称を「現代用語の基礎知識選 2015ユーキャン新語・流行語大賞」と呼ぶ年末恒例のイベントで、2015年の年間大賞に選ばれたのは「爆買い」と「トリプルスリー」、さらにトップテン入りしたのが「アベ政治を許さない」「安心して下さい、穿いてますよ。」「一億総活躍社会」「エンブレム」「五郎丸(ポーズ)」「SEALDs」「ドローン」「まいにち、修造!」でした。
この中で、海外での認知度が多少なりともあるものといえば、コチラと、
(今年の7月18日に行われたという「アベ政治を許さない」のポスターを掲げたデモのニュースを、私はフランス滞在中 Read more...
Pages: 12345678910111213141516171819202122232425262728293031323334353637383940414243444546474849