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Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。

ブログ:Posts list

2016/07/01

アイスランド旋風を横目にイギリスの”BREXIT”がもたらす欧州サッカーEURO 2016への思わぬ余波

先週のイギリスの国民投票は、BREXIT、つまり欧州連合(EU)からの離脱という衝撃的な結果となりました。その影響は欧州のみならず世界に飛び火し、結構大変なことになっているのはご存じの通りです。6月23日に行われたEU残留の可否を問う国民投票において、「51.9%が離脱、48.1%が残留」という結果が報じられたのはその翌朝でしたが、そこから一気に世界同時株安の様相を呈して日本の日経平均も急落、しかも麻生財務大臣の口先介入もむなしく円高もズンズン進行していきました。ほんの一か月前の伊勢志摩サミットで、安倍首相が現状を「リーマンショック前に近い」と言っても他のG7首脳に鼻で笑われて相手にされなかった Read more...
2016/06/24

決勝トーナメント進出の立役者!チョコのパッケージで学ぶマリオ・ゴメス選手ら移民系ドイツ代表の子供時代

このコラムが掲載される頃といえば、サッカーの欧州選手権こと「UEFA EURO 2016」の決勝トーナメントに進出する顔ぶれが出揃う頃に相当します。第1戦こそウクライナ相手に2-0で完勝のドイツでしたが、第2戦は難敵ポーランドと0-0の引き分け、第3戦も北アイルランドにスカッと勝つはずが1-0のギリギリの勝利、何とかグループ1位での通過となったものの、決勝トーナメントの初戦相手がつい1か月ほど前に親善試合で敗れたばかりのスロバキアとなる可能性が濃厚です。初戦に何とか勝利できたとしても、今大会は番狂わせが多かった関係でドイツの入るグループはスペイン・イタリア・フランス・イングランドがひしめく超強豪 Read more...
2016/06/17

UEFA EURO2016ついに開幕!ドイツのSNSは「隣人ボアテング」&「小さなシュコドラン」で祭り状態!

サッカーの欧州選手権こと「UEFA EURO 2016」がついに始まりました。開幕戦のフランスvsルーマニアは昨年11月13日の同時多発テロがあったパリ・サンドニのスタッド・ド・フランスで開催され、テロ警戒の超厳戒態勢の中、フランスが試合終了間際の勝ち越し点で辛うじて勝利しました。そして、その二日後となる日曜日、現・世界王者であるドイツが満を持して登場、初戦のウクライナ戦で2対0の勝利を収めることができました。今大会をドイツでは、2つある公営放送であるARD(第1放送)とZDF(第2放送)が交互に全試合を生中継しています。街へ出れば、レストランはどこもかしこも巨大画面のプラズマテレビを店内から外 Read more...
2016/06/10

EURO2016開幕直前のフランスの雑誌が特集した中国のサッカー事情と内なる野望

この原稿が掲載される日といえば、まさにサッカーの欧州選手権こと『UEFA EURO 2016』の開幕日です。パリにおける昨年11月13日の同時多発テロ以降、欧州選手権開催地のフランスを中心として欧州では治安への警戒が強まっています。しかし、最近欧州で続いた落雷や大雨による洪水被害が各地で報じられたり、フランスのストライキが治まらなかったりと、なかなか世の中が安定してくれません。特に洪水被害の方は深刻で、まるで「日本の津波のよう」と評される黒い濁流が一気に町に溢れていく動画が繰り返し報じられ、死者も出ています。これも欧州の最近の温暖化(ひいては地球温暖化)との関係を指摘されています(海外報道で読み Read more...
2016/06/03

「サミット」も「オバマ広島訪問」もスルーさせた「ボアテング騒動2連発」の異様な盛り上がり

日本では学校を休校にしてゴミ箱まで封鎖して厳戒態勢で臨んだ今年の伊勢志摩サミットでしたが、ドイツではこちらが拍子抜けするほどに全く話題にならず、むしろ新聞各紙やテレビのトップを飾ったのは「オバマ米大統領が広島訪問」というニュースの方でした。しかし、例によって例のごとく、ドイツは相変わらず日本の地理に弱いようです。早朝のニュース番組ではこのような画面が出てくる有様で、こちらの眠気も一気に吹き飛びました:
(2016年5月27日朝のニュース番組ZDF Morgenmagazinより)
上の写真の字幕をご覧下さい。「伊勢志摩から生中継」となっています。伊勢志摩ってこんなに都会だったっけ?と首をか Read more...
2016/05/27

熊本地震に海外から貢献する…サッカー欧州組とユーロ2016、そして伊勢志摩サミットの関係

先週は、「ドイツにいながら熊本に貢献する方法はないか」という観点でコラムを掲載しました(海外報道で読み解く熊本地震(4)助け合いの輪、ドイツ発ハイデルベルク経由熊本へ!)。それがつい最近、いつものように漫然と日本のネットニュースをチェックしていたところ、まるで私のコラムを先読みするかのようなタイミングで(?!)このようなニュースが流れてきたものだから、そのあまりのタイムリーさにビックリしてしまったのでした:
スポニチアネックス(2016年5月24日):笑顔咲かせた!長友ら欧州組13選手が熊本をサプライズ訪問
(以下、青字および赤字は全て記事からの抜粋。強調は筆者)
http://www.spo Read more...
2016/05/20

海外報道で読み解く熊本地震(4)…助け合いの輪、ドイツ発→ハイデルベルク経由→熊本へ!

熊本地震から早一ヶ月が経ち、九州地区では新幹線や高速道路の再開やライフラインの復旧も進み、停止していた工場の再開なども報じられるようになりました。しかし、現在も多くの人々が自宅損壊に苦しみ、一万人以上が避難所生活を強いられています。この状況に対し、いち早くボランティアとして現地入りして活躍中の方もいることでしょうし、そこまでできない人の場合は、街角での募金活動に協力したり、はたまたスーパーに並ぶ熊本県産の野菜や果物などを見たら積極的に買うようにしたりと、みんながそれぞれの方法で少しでも被災地に貢献しようと考えていることでしょう。
そして、そのような気持ちは遠く離れたドイツ国民も同じ特にお城で有 Read more...
2016/05/13

海外報道で読み解く熊本地震(3)…地球温暖化と火山活動との関連性を指摘し続けるターゲスシュピーゲル紙

先月の熊本地震以降、今も九州地区では余震が続いているようです。5月7日の時点の気象庁の発表によると、4月14日以降の熊本・阿蘇地方と大分県中・西部における震度1以上の地震は計1300回を超えました。また、熊本地震の本震(4月16日午前1時25分)があった日は、同日午前8時半に阿蘇山の小規模噴火もみられました。ここから想像するに、前回および前々回の記事でも取り上げた、フランスでは「火のベルト(ceinture de feu)」、ドイツでは「火の輪(Feuerring)」と呼ばれる環太平洋火山帯の活動は、いまだに予断を許さない状況にあるとみるべきでしょう。(海外報道で読み解く熊本地震(1)今回の地震 Read more...
2016/04/29

海外報道で読み解く熊本地震(2)…ドイツでのキーワードは「火の輪」から「ファスナー効果」へ?

4月14日夜の前震と4月16日未明の本震に代表され、数百回に及ぶ余震が今も続く熊本地震においては、震災そのものによる死亡と避難生活における震災関連死を合わせた人数が既に60人近くに及ぼうとしています。身近な存在を亡くされた方、今も自宅に入れない避難中の方、自宅が無事でも断水や物資不足などあらゆる不便を強いられている方など、多くの人々に多大な苦痛・苦悩をもたらした大震災でありながら、激甚災害指定は4月25日という遅さでした。そんな中でも、在来線や九州新幹線は部分的再開に始まり少しずつ復旧しつつあり、高速道路の復旧も目途が立ちつつあります。断水も少しずつ解消に向かっているようで、一日も早く復興に必要 Read more...
2016/04/22

海外報道で読み解く熊本地震(1)…今回の地震が異例とされる理由とキーワード「火のベルト」

皆様もご存じの通り、4月14日夜を皮切りに熊本・大分を中心に地震が続いています。最初のマグニチュード6.2(※末尾註)の地震も十分に大きな規模のものでしたが、余震がひっきりなしに続く中で4月16日の未明に南阿蘇村等で起きたマグニチュード7.0(※末尾註)の地震は、本震に引き続くより小さめの余震というこれまでの先入観を大きく裏切る、誰も予想できなかったものでした。前者の余震と考えられていた後者が「本震」へ、前者が「前震」へと後日呼び変えられるようになったこと自体、今まであまり経験したことのない異例の事態ではないでしょうか。当稿作成時点での報道によれば、すでに42名の尊い命が奪われ、現地では住民のみ Read more...
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