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Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。

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2008/01/18

大食い海外ロケの意味(1)・・・リスク編

「元祖大食い王決定戦」(テレビ東京)が、2005年の放送開始から2年の時点で海外ロケを敢行したことの意味は、決して小さくありません。制作スタッフや局の上層部にとって、2007年春の女王戦のハワイ(アメリカ)、同年秋の男女混合戦のバリ(インドネシア)という2大会連続の海外撮影は大英断でしょう。海外撮影時における主なリスクは2点「出費の大幅増大」と「選手引率の困難さ」です。
「出費の大幅増大」のリスクとは・・・大食い番組の制作にあたり、スタッフは事前に現地調査の上、番組進行や店・食材の選定を進めていきます。事前調査に要するスタッフの数往復の航空運賃・現地滞在費、ビザの申請、実際の現地ロケ費用などは Read more...
2008/01/11

大食い版・佐賀北カルト旋風?!…女帝の資質(4)

2007年秋の「元祖!大食い王決定戦」を一言で表現するなら、ズバリ『菅原旋風』でしょう。初戦のバナナではおとなしかったものの、二回戦以降の菅原初代はスピード全開で、常に台風の目であり続けました。歯・アゴ・食道・胃を駆使して先を走る彼女に、早食いの苦手な他選手も必死について行かざるを得ませんでした。毎試合、撮影が終了する度に白田信幸・山本卓弥両氏の方角から菅原さんに声が飛んできます:
 「菅原さ〜ん、速すぎっっっっ!」「レベルたけぇよっっっ!」
彼女はそんな声をかいくぐって除けるように撮影セットを離れます。そして、自らの携帯電話に手を、困り顔でどこかにボソボソと電話を始めます。
 
「もしもし Read more...
2008/01/04

お休み。

明けましておめでとうございます。
ただ今タレナビコラムはお正月休みを頂いております。
正式稼働は1月7日から。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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2007/12/28

わんこそばで鍛えた底力?!…女帝の資質(3)

前回は、女帝・菅原初代の武器の一つとして「歯」を取り上げました。そしてそこに更に加わる第二の武器それは、「岩手在住」というプロフィールです。わんこそばで鍛えたのかどうかはともかく、彼女の嚥下力(えんげりょく)の強さも女帝級です。嚥下力とは、平たく言えば飲み込む力つまり、食べ物を口から胃に押し込んでいくノドの筋郡ないし食道の蠕動力の総称と定義できます。そしてこれは、試合終盤に食べ物の逆流に耐える力の強さにも通じています。
今大会の本番撮影中、圧巻だったのがバリ島での最初の勝負となった「豚バラ串45分」でした。元々、前半から飛び出す先行逃げ切り型の試合運びで勝ち進んできた彼女でしたが、この豚バラ串 Read more...
2007/12/21

女帝は歯が命?!…菅原初代・女帝の資質(2)

この頃、「大食いの秘訣って何でしょうか」という問い合わせがマスコミから来ることが非常に多くなりました。しかし、毎回私は悩んでしまいます。なぜなら、質問が「競技としての大食い」に関してなのか、それとも「生活習慣としての大食い」なのか、はっきりしないからです。両者は本来分けて議論すべき概念であり、これらを混ぜて考えるとどうしても話がややこしくなります。
「元祖!大食い王決定戦」(TV東京)のような大食い勝負で勝ち進むための資質とは何か、などといった具合に聞いてくれれば、こちらも答えやすいのです。この場合の回答は以下のようになります。
大食いの資質大項目
(1) 胃全体の容量
(2) 胃に食べ物 Read more...
2007/12/14

菅原初代を大解剖?!…大食い界・女帝の資質(1)


ここで唐突にクイズです。
Q1. ドイツで『皇帝(カイザー)』といえば、誰のこと?
A1. Kaiser Franzこと、フランツ・ベッケンバウアーです。
往年のサッカーの大スターですが、サッカーを知らない人でも結構正解できたのではないでしょうか?それでは次です。
Q2. ドイツで『王子(プリンツ)』といえば、誰のこと?
A2. Prinz Poldiこと、ルーカス・ポドルスキーです。
日本ならハンカチ王子こと斎藤佑樹選手か、ハニカミ王子こと石川遼選手など各方面に王子がおりますが、ドイツなら答えは「ポルディ!」で決まりです。ちなみにポルディ王子はFCバイエルン所属の現役サッカー選手で、 Read more...
2007/12/07

海外大食い事情(2)・ドイツ外食編

ドイツの人の外食は基本的にワリカンで、他人へのオゴりとか宴会用コースメニューといったものが乏しいお国柄です。研究所の招待講演などで来たゲストをもてなすためにレストランへ食事に行く場合も、教授はゲストの分と自分の分だけ払ったら、逃げるように店から消えてしまいます。そのためか、財布に余裕の少ない下っ端研究員は、結局メイン一皿とドリンク一杯だけで延々と粘ることに。さすがはケチで有名なドイツ人。体は大きくても、気が大きくなることはあまりないようです。
もっとも、これはドイツに限らずイタリアやアメリカ等でもそうですが、「メイン一皿」といってもその皿がやたらデカい。肉もポテトも溢れんばかりに盛ってあります Read more...
2007/11/30

大食い海外事情(1)…ドイツの研究者の昼食編

今回は、大食い選手の紹介は一旦お休みして、番外編コラムをはさみます。というのも、私は今ドイツの研究所に勤めていて、ドイツ人の食べ方を連日目の当たりにしているからです。
私の直属の上司は、身長が2メートルあり、横幅もそれなりにある大男です。しかし、そんな体格をしていながら、昼食は半径15cmもない小さな黒パンにチーズを一枚はさんだだけという、粗食中の粗食。他の同僚のお弁当も似たようなものです。パンにはさむ具がチーズでなくトマトかキュウリになる程度の差しかなく、それにバナナが一本加われば相当なご馳走だと言います。また、朝寝坊した人は小型カップ麺一個。
それに引き換え、私はでっかいタッパーにサラダ Read more...
2007/11/23

2007年9月30日放送「元祖大食い王決定戦in Bali」を振り返る(3)

最後の口頭試問?!ジャイアント白田-
ついに迎えたバリでの頂上決戦。
オンエア映像でちょこちょこ映っていたように、私は灼熱の舞台上で、選手の熱中症防止のため、彼らの後ろで濡れタオル(中に氷が仕込んである)を持って忙しく動き回っていました。そして残り時間も少なくなり、どうやら何とか無事故で試合を終えることができそうだと、ひと息ついたその瞬間。
「幽門が開いた!」
白田君の叫び声は、一種の唐突感をもってバリの空に響き渡りました。
一瞬のスキを突かれたように、その一言で司会者やスタッフの動きは一気に忙しさを増し、私はカメラの前に引っ張り出されたのでした。
この「幽門が開く」という表現は、白田君と Read more...
2007/11/16

2007年9月30日放送「元祖大食い王決定戦in Bali」を振り返る(2)

舌戦上手?!ジャイアント白田-
南半球のリゾート地、31度という気温、ほとんど真上から暴力的な強さで射す太陽光。バリ島での大食い決勝戦が、それまでの大食いの歴史上で有数の過酷さともいえるコンディションの中で行われると聞かされた時のこと。参加選手3名(白田信幸、山本卓弥、泉拓人)は揃って不安そうな表情を隠しもせず、弱気な発言を連発するのでした。
「ドクター権限で試合中止!そして全員優勝」
「こんな条件でやって病人が出たら番組がどうなるか」
冗談とも本気ともつかない発言を彼らがぶつけてきます。
このケース、もし私が大食い番組初登板医師だったとしたら、彼らのブラフ(bluff: ハッタリ・こけお Read more...
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