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Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。

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2010/12/03

大食いケミストリー(3)…「マヨラー」となる化学的根拠?!

先週は、アメリカの学生用の化学参考書Chemistry for Dummies (John T. Moore著)の中から、私たちの身の回りに存在する物質のpHを列記した興味深い表について述べましたが、今週もどう内容を再掲します。
人間の血液        7.3
牛乳            6.5
ブラックコーヒー     5.5
ソフトドリンク       3.5
酢              2.8
レモンジュース      2.3
(pH数値が少ないほど酸性度が強く、pH7.0が中性)
先週はフルーツジュースの酸性度に着目しました。特に、大食い競技直後(特に連戦時)に必然的に伴う消化不 Read more...
2010/11/26

大食いケミストリー(2)…コーヒーvs. オレンジジュース

2010年秋の本選こと『元祖!大食い王決定戦』において、大食い選手ならではの体力消耗状態として「胃酸の枯渇」とも呼ぶべき一過性の無胃酸症が問題となったのですが、その際に顕著な効果を示したのが「オレンジジュース」であったというのが先週の話題でした。そして、この対処法に至るまでの経緯として、2009年春から本年春までの3大会に登場したアンジェラ佐藤さんの話の中に実は重大な鍵があったというのが、今週のお話です。
アンジェラ佐藤さんは、初出場となった2009年春の本選(シドニー)の頃から、ロケバスの中で大食い競技後(の消化不良)の対処法について色々と話をしてくれる、実に貴重な存在でした。というのは、他 Read more...
2010/11/19

大食いケミストリー(1)…オレンジジュース療法、驚きの効果

先週のコラムでは、『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)のロケがそれまで3年半続いた海外から遂に国内回帰となったことに伴い、思わぬ事態が発生したという話を取り上げました。それは、ロケ日程の密度に比して休養時間が不足していたことに起因すると考えられる『胃酸の枯渇』でした。大会が連戦となると、それが熱戦や接戦続きであればあるほど、胃に充満した食べ物を溶かすのに不可欠な胃酸を分泌する能力(胃酸分泌能)がどんどん低下し、胃から食べ物が出ていかなくなるという状態に突然陥るようです。この状態は、医学で言うところの「無酸症」「胃酸欠乏症」「無胃酸性消化不良」に近いと考えられます。胃酸分泌能は休養をとればとるほど Read more...
2010/11/12

大食い国内ロケの意味(4)…「胃酸の枯渇」

『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)は、2005年春の番組開始から本年秋放送分に至るまで、幾多の日程の変遷を経験してきました。国内ロケのみで構成された2005年春から2006年秋までは「3日間で5試合」のペースだった当番組ですが、海外ロケを採用した2007年春から2010年春までの間は「6~8日間で6試合」となりました。海外ロケとなれば、必然的に伴うことになるのが「飛行機移動」です。そして、フライトそのものの体への負担のみならず、現地到着後の時差や体調の調整という観点からも、当番組に導入されたのが「完全休養日」でした。この完全休養日は、当番組にとっては最高級に重要な存在だったのですが、その意義や Read more...
2010/11/05

大食い国内ロケの意味(3)…完全休養日の消滅

毎年3月末と9月末、番組改編期の特別番組として放送される『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)の本選大会は、1990年代の大食いブームを牽引した数多くの大食いスターを輩出した『TVチャンピオン 大食い選手権』を継承する番組として、2005年にリニューアルスタートしました。そして、関東・北信越・北海道における全編国内ロケによる制作を経て、2007年春からは(番組後半部分のみではありますが)その舞台を海外に移して激戦の模様を撮影してきました。しかし、その海外ロケも、今年の9月26日放送分となった秋の本選をもってついに途絶えたのでした。
それでは、この「国内回帰」という決断は当番組にどのような影響を及 Read more...
2010/10/29

大食い国内ロケの意味(2)…番組輸出への足がかり!?

本年秋の男女混合戦こと『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)は、大食い戦士たちによる熾烈な競技会というよりも、愉快な仲間たちによる楽しい東北・北海道旅行という色彩の濃い大会となった感がありました。2007年春から本年春まで海外ロケを行っていた当番組は、海外での大食い競技の様子を伝えるだけでなく、ご当地の景勝や世界遺産に名産品などを紹介することも忘れてはおらず、その点では旅番組としての要素もふんだんに盛り込んだ内容になっていたものでした。となると、国内ロケに戻った当番組は、日本国内の観光案内および各地の名物料理の大食いを組み合わせた、文字通りの「にっぽんグルメ紀行」と位置づけることになるのでしょうか Read more...
2010/10/22

大食い国内ロケの意味(1)…「新幹線効果」?

2010年9月にオンエアされた秋の男女混合戦こと『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)の撮影の舞台は、東北・北海道でありました。2005年の番組リニューアル当初は国内で行っていた大食いロケが、2007年春の女王戦以降は一貫してその本選を海外で行ってきましたが、ここにきてついに海外ロケでなくなったことの意味を、みなさんならどう考えますか?
当サイトの連載では、過去に2週にわたって「大食い番組を海外で撮ることの意味」について考察したことがあります(大食い海外ロケの意味(1)リスク編、大食い海外ロケの意味(2)メリット編)。となると、大食い番組を国内で撮ることの意味は、この過去の二つの原稿に書かれている Read more...
2010/10/15

大食いベースボール(3)…北の大地のミスマッチ

先週までの連載において、今年の秋の本選こと『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)が近年稀に見る「男臭い」大会となったことと、その背景には、出 演者およびロケ先にこれでもかとついてまわる「ベースボール」の影があるのかもしれないということについて説明してきました。

元・高校球児というプロフィールで名古屋市から出場の「ギャル智」こと堀場智博さんは、本選一回戦は無事クリアできたものの、青森県八戸市で行われた二回 戦で惜しくも敗退してしまいました。このため、八戸フェリーターミナルから苫小牧に出発するフェリーに、彼だけが乗ることが出来ず、そのまま名古屋に戻っ たのでありました。

「北海道行きたかっ Read more...
2010/10/08

大食いベースボール(2)…オレンジ色の成功体験

2010年9月26日オンエアの『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)は、例年の女性上位の大会と比べて「男臭かった」ということを前回述べました。その一因として、今回のロケには野球人が多く関与していた点が考えられます。その中でも、今回のロケが当番組初参加であり、健闘したものの惜しくも二回戦で敗退した堀場智博さんは、つい二年前まで高校球児であったというプロフィールもあり、番組に新鮮な風を巻き起こしてくれました。
その堀場さん、番組初登場は本年8月初旬に行われた男性対象の名古屋予選でした。名古屋港にてあんかけスパゲティを3.5キロも平らげて1位となった有望新人の彼でしたが、実は試合前の健康診断で口内炎が見 Read more...
2010/10/01

大食いベースボール(1)…大食いと野球との意外な接点

2010年秋の『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)は、先週無事にオンエアを終えました。男女混合戦でありながら女性上位の時代が続いた大食い界でしたが、今回はフレッシュな顔ぶれを中心に番組が進行する中、当番組登場二回目となる寺坂卓也さんが初優勝の栄冠に輝きました。決勝戦に男性が2名も残ること自体が2年ぶりなら、男性王者の誕生も2年ぶりでありました。従って、画面からお茶の間に伝わってくる雰囲気も近年とはかなり趣の異なる「男臭い」(?!)仕上がりで、近年の女性上位の大会とはまた違った魅力が備わったように思われました。
ということで、今週からは、今回のロケについての思い出を紹介していきたいと思います。今 Read more...
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