2008/12/26
徹底検証?! 大食いの資質(12)・・・のどヂカラ・「首筋美人?」
当連載では、大食い選手の三大ヂカラ「あごヂカラ・のどヂカラ・忍耐ヂカラ」についてこれまで検証を続けてきました。今回はその「のどヂカラ」の中の更なる小項目にあたる「嚥下力の強さ(咽喉筋群)」について、ある1人の女性を例に考えてみたいと思います。
これまでに「元祖!大食い王決定戦」(TV東京)に登場した選手の中でも、短期間のうちに最も急成長を遂げた選手といえば、文句なく梅村鈴さんではないかと思います。2008年春に最終代表決定戦(いわゆる敗者復活戦)を経て女王戦本選に登場した彼女が、半年後となる2008年9月30日オンエアの「元祖!大食い王決定戦in Thai」では、男女混合戦でありながら、あわや決勝進出かという劇的な快進撃を演じました。大会終了の頃には、「ミラクル梅ちゃん」なるニックネームが、スタッフの間ですっかり定着しておりました。
実は、この秋の大会前に梅村鈴さんと半年ぶりの再会を果たした際、私が大変驚いたことがあります。
春の大会で見た彼女は、色白でスレンダーな京都(滋賀?)美人ではありましたが、あまり勝利に欲がある風でも無く、大食い選手としての特長や強みがどの辺りにあるのかもよく見えない、大変分かりにくい選手でした。しかし半年後、大会の予選会場に現れた彼女に明らかに変化が見えたのは、その首筋でした。
彼女のアゴから首筋にかけて、明らかに筋肉量が増えているのです。それも、いわゆる「マッチョの首」のように太くなったのではなく、首自体は細いままなのですが、細かい筋肉の1つ1つがさらに発達したようでした。さらに大会前の健康診断の時期になると、彼女のその首筋美人ぶりには、さらに磨きがかかっていました。繊細ながらも筋肉質な首、とでもいうべきでしょうか。これは嚥下の訓練を相当積んだな・・・と思いました。普段のままの食生活の延長線上の変化と考えるには、あまりに前大会とのギャップが激しすぎるような気がします。
今にして思えば、梅村さんの首筋の変化の行く先は、大食い女帝・菅原初代さんの首筋なのかもしれません。岩手が誇る大食いスターでもある菅原さんは、全日本わんこそば大会の覇者でもあります(今年もタイトル防衛されたようです)。彼女いわく「わんこそばは普段は食べない」そうですが、彼女の歯の強さや咬筋の力のみならず、その筋肉質な首筋が醸し出す嚥下筋群の力強さもまた、彼女をわんこそばクイーンたらしめてきたのでしょうし、これまでの「元祖!大食い王決定戦」での活躍の原動力でもあったのでしょう。
一般に、人が嚥下筋群を鍛える機会があるとすれば、それは脳梗塞後後遺症における嚥下訓練くらいでしょうか。何の疾患も無い人間が嚥下筋群に特化したトレーニングを行うことは、世間的に見れば非常に珍しいことです。梅村さんもまた最近、出石の蕎麦の大食い大会で優勝されたようです。そのような実戦経験を数多く蓄積していくうちに、彼女の首筋がそれに反応するように改造・改良(リモデリング)を重ね、個々の嚥下筋が折り重なるように複雑な発達を遂げながら、今に至っているのでしょう。今の彼女の首筋だって、まだ発展途上形に過ぎないのかもしれません。そして、こういう緩徐な変化はどうしても、毎日会っている人よりも、半年に一度しか会わない人の方が、気がつきやすいものです。
嚥下筋群のパワーが上がると、文字通り、食物を飲み込んで胃に送り込む力が強くなります。そして、ここがキモなのですが、逆流してきた胃内容物を再び胃に押し戻す力もまた、この嚥下力です。この「押し戻し」については、往年の女王・赤阪尊子さんのエピソードが有名なようで、制作スタッフの間でも毎回のロケの度に語り草となっています。この赤阪さんのケースでは、嚥下力の強さもさることながら、その驚異の精神力も重要なポイントでした。
この半年の間に驚異の急成長と奇跡の快進撃を続け、プロデューサーも太鼓判を押した、今回のロケの救世主かつ立て役者・・・それが2008年秋の梅村鈴さんでした。それまで欲も執着も無かった梅村さんに、往年の現役時代の赤阪尊子さん並の捨て身の負けん気が備わるようになれば、今ようやく獲得しつつある人並はずれた嚥下力とも併せて、今後の彼女のさらなる飛躍を約束する武器となることでしょう。そして、今後の方向性を模索する重要な転機を迎えた当番組そのものにとっても、「ミラクル梅ちゃん」は「首筋美人」以上の不可欠かつ無二の存在となるのでしょう。
これまでに「元祖!大食い王決定戦」(TV東京)に登場した選手の中でも、短期間のうちに最も急成長を遂げた選手といえば、文句なく梅村鈴さんではないかと思います。2008年春に最終代表決定戦(いわゆる敗者復活戦)を経て女王戦本選に登場した彼女が、半年後となる2008年9月30日オンエアの「元祖!大食い王決定戦in Thai」では、男女混合戦でありながら、あわや決勝進出かという劇的な快進撃を演じました。大会終了の頃には、「ミラクル梅ちゃん」なるニックネームが、スタッフの間ですっかり定着しておりました。
実は、この秋の大会前に梅村鈴さんと半年ぶりの再会を果たした際、私が大変驚いたことがあります。
春の大会で見た彼女は、色白でスレンダーな京都(滋賀?)美人ではありましたが、あまり勝利に欲がある風でも無く、大食い選手としての特長や強みがどの辺りにあるのかもよく見えない、大変分かりにくい選手でした。しかし半年後、大会の予選会場に現れた彼女に明らかに変化が見えたのは、その首筋でした。
彼女のアゴから首筋にかけて、明らかに筋肉量が増えているのです。それも、いわゆる「マッチョの首」のように太くなったのではなく、首自体は細いままなのですが、細かい筋肉の1つ1つがさらに発達したようでした。さらに大会前の健康診断の時期になると、彼女のその首筋美人ぶりには、さらに磨きがかかっていました。繊細ながらも筋肉質な首、とでもいうべきでしょうか。これは嚥下の訓練を相当積んだな・・・と思いました。普段のままの食生活の延長線上の変化と考えるには、あまりに前大会とのギャップが激しすぎるような気がします。
今にして思えば、梅村さんの首筋の変化の行く先は、大食い女帝・菅原初代さんの首筋なのかもしれません。岩手が誇る大食いスターでもある菅原さんは、全日本わんこそば大会の覇者でもあります(今年もタイトル防衛されたようです)。彼女いわく「わんこそばは普段は食べない」そうですが、彼女の歯の強さや咬筋の力のみならず、その筋肉質な首筋が醸し出す嚥下筋群の力強さもまた、彼女をわんこそばクイーンたらしめてきたのでしょうし、これまでの「元祖!大食い王決定戦」での活躍の原動力でもあったのでしょう。
一般に、人が嚥下筋群を鍛える機会があるとすれば、それは脳梗塞後後遺症における嚥下訓練くらいでしょうか。何の疾患も無い人間が嚥下筋群に特化したトレーニングを行うことは、世間的に見れば非常に珍しいことです。梅村さんもまた最近、出石の蕎麦の大食い大会で優勝されたようです。そのような実戦経験を数多く蓄積していくうちに、彼女の首筋がそれに反応するように改造・改良(リモデリング)を重ね、個々の嚥下筋が折り重なるように複雑な発達を遂げながら、今に至っているのでしょう。今の彼女の首筋だって、まだ発展途上形に過ぎないのかもしれません。そして、こういう緩徐な変化はどうしても、毎日会っている人よりも、半年に一度しか会わない人の方が、気がつきやすいものです。
嚥下筋群のパワーが上がると、文字通り、食物を飲み込んで胃に送り込む力が強くなります。そして、ここがキモなのですが、逆流してきた胃内容物を再び胃に押し戻す力もまた、この嚥下力です。この「押し戻し」については、往年の女王・赤阪尊子さんのエピソードが有名なようで、制作スタッフの間でも毎回のロケの度に語り草となっています。この赤阪さんのケースでは、嚥下力の強さもさることながら、その驚異の精神力も重要なポイントでした。
この半年の間に驚異の急成長と奇跡の快進撃を続け、プロデューサーも太鼓判を押した、今回のロケの救世主かつ立て役者・・・それが2008年秋の梅村鈴さんでした。それまで欲も執着も無かった梅村さんに、往年の現役時代の赤阪尊子さん並の捨て身の負けん気が備わるようになれば、今ようやく獲得しつつある人並はずれた嚥下力とも併せて、今後の彼女のさらなる飛躍を約束する武器となることでしょう。そして、今後の方向性を模索する重要な転機を迎えた当番組そのものにとっても、「ミラクル梅ちゃん」は「首筋美人」以上の不可欠かつ無二の存在となるのでしょう。





