大食い珍道中(1)~イントロ
ちょうどこのコラムが掲載される頃、私は「元祖!大食い王決定戦」(テレビ東京)の撮影準備に入っております。そこで今回は、大食い番組の撮影現場の雰囲気を皆様に少し体験していただこうかと思います。題して「大食い珍道中」、最初のテーマは「業界用語」です。
テレビ界の専門用語、芸能人の会話・・・これらをお茶の間に広めた立役者は「とんねるず」のお二人ではないかと思います。「飯(メシ)」を「シーメ」だの、「美味い(うまい)」を「まいう~」だの、当時のトンネルズの番組に出てきた単語は、翌朝には学校で普通に使われ、クラスにはエセ業界人があふれておりました。「ワイハ」などは今や共通語に匹敵する知名度と使用頻度を誇り、その後のインターネットの普及も、この傾向を後押ししているように思います。
普通の勤務医からいきなり大食い番組の健康管理医師となった私にとって、初めて参加するロケ現場は、不思議な用語のオンパレードでした。ついこの間まで「サブドラ(※1)」だの「エピドラ(※2)」だのと言っていた人間が、いきなり「5秒前、4、3・・・」などという世界に放り出されたのですから。その後、テレビやラジオ等の経験を経て少しは慣れましたが、未だにロケに入ると最初の数十分、これらの業界用語が「ぷぷっ」と笑いのツボを刺激してくれます。
来週はいよいよロケ入りです。次回以降、その「ぷぷっ」を何点かご紹介しつつ、大食いロケの雰囲気をお伝えしたいと思います。
(※1) 急性硬膜下血腫(acute subdural hematoma):主に頭部外傷が原因で、脳の表面の静脈が切れて血が溜まり、脳を圧迫する。
(※2) 急性硬膜外血腫 (acute epidural hematoma):主に頭部外傷が原因で、頭蓋骨直下の動脈が切れて血が溜まり、脳を圧迫する。





