2008/02/08
アーチストのはらわた・・・泉拓人(2)
「元祖大食い王決定戦」(テレビ東京)に出場する大食い選手の中でも、際立って細身なのが「アーチスト泉」こと泉拓人(169センチ/42キロ)。あの体の一体どこにあれだけの食べ物を納めるスペースがあるのだろうかと、疑問に思いながら見てきた大食いファンも多いことでしょう。
泉拓人という選手の最大の解剖学的特徴は、板のように硬い腹筋と、異様に細いウェストです。そもそも大食い競技とは、何キロもの食べ物を一定時間内に胃腸に詰め込む競技ですから、腹腔の容積が大きい方が有利と考えるのが普通です。食べ物が胃から勝手に蒸発していくなどということは無いので、食べ物を文字通り「ハラに納める」必要があるからです。その収納場所「ハラ」が大きいかどうかは、大食いを考える上のチェックポイントの1つです。
たとえばジャイアント白田こと白田信幸さん(196センチ/102キロ)のケースでは、体格のみならず、腹腔の容積もまた誰よりも大きく、そこにさらに食べ物が入り膨張するというベーシックなモデルを当てはめることができます。ただし、このモデルのみなら、大食い番組は崔洪万(チェ・ホンマン)やアントニオ猪木のような2メートル級の選手の巣窟になってしまうはずです。現実にはもっとたくさんの要因が複雑に絡み合っているということです。ただ、大食いの実力の高さを誇るギャル曽根こと曽根菜津子さん(162センチ/43キロ)もまた、女性としては比較的背が高い方です。しかも、女性は一般に妊娠・出産の可能性があるためか、腹壁も通常は男性より柔らかくできています。一般に女性大食い選手の場合、大食い後にハラは妊婦のように膨らみ、背中までもがせり出しています。すなわち、妊婦級の「ハラの膨張力」は、男性選手に対抗する女性の有力な武器の1つなのです。
この「ハラの膨張力」が硬い筋肉によって制限を受けている上に、元々の腹腔のサイズが小さいということが、泉拓人の大食い選手としての特異性を際立たせています(腹筋が硬いというのは、山本卓弥さんの特徴でもありますが、これについては後日)。大食い後の泉さんの「ハラの膨張」は、女性選手がまるで臨月なのとは対照的に、まるで酒樽のようです。彼の大食い前後の姿から、肝臓や膵臓・腎臓といった腹部臓器が比較的コンパクトであること(しかも大食いに伴い上手に移動してスペースを作ることができる)、そして、腹腔内に内臓脂肪が極めて少ないこと(彼の体脂肪率は5%程度)、という2点が推察されます。つまり、腹腔の容積と拡張率のハンデを、腹腔内の整理整頓(?)で挽回しているとも言えましょう。「はらわたの整理整頓」って言うのも変な表現ですが・・・。
ただ、この解剖学的特徴からは、別の解釈も浮上してくるのです。それについては来週考察します。
泉拓人という選手の最大の解剖学的特徴は、板のように硬い腹筋と、異様に細いウェストです。そもそも大食い競技とは、何キロもの食べ物を一定時間内に胃腸に詰め込む競技ですから、腹腔の容積が大きい方が有利と考えるのが普通です。食べ物が胃から勝手に蒸発していくなどということは無いので、食べ物を文字通り「ハラに納める」必要があるからです。その収納場所「ハラ」が大きいかどうかは、大食いを考える上のチェックポイントの1つです。
たとえばジャイアント白田こと白田信幸さん(196センチ/102キロ)のケースでは、体格のみならず、腹腔の容積もまた誰よりも大きく、そこにさらに食べ物が入り膨張するというベーシックなモデルを当てはめることができます。ただし、このモデルのみなら、大食い番組は崔洪万(チェ・ホンマン)やアントニオ猪木のような2メートル級の選手の巣窟になってしまうはずです。現実にはもっとたくさんの要因が複雑に絡み合っているということです。ただ、大食いの実力の高さを誇るギャル曽根こと曽根菜津子さん(162センチ/43キロ)もまた、女性としては比較的背が高い方です。しかも、女性は一般に妊娠・出産の可能性があるためか、腹壁も通常は男性より柔らかくできています。一般に女性大食い選手の場合、大食い後にハラは妊婦のように膨らみ、背中までもがせり出しています。すなわち、妊婦級の「ハラの膨張力」は、男性選手に対抗する女性の有力な武器の1つなのです。
この「ハラの膨張力」が硬い筋肉によって制限を受けている上に、元々の腹腔のサイズが小さいということが、泉拓人の大食い選手としての特異性を際立たせています(腹筋が硬いというのは、山本卓弥さんの特徴でもありますが、これについては後日)。大食い後の泉さんの「ハラの膨張」は、女性選手がまるで臨月なのとは対照的に、まるで酒樽のようです。彼の大食い前後の姿から、肝臓や膵臓・腎臓といった腹部臓器が比較的コンパクトであること(しかも大食いに伴い上手に移動してスペースを作ることができる)、そして、腹腔内に内臓脂肪が極めて少ないこと(彼の体脂肪率は5%程度)、という2点が推察されます。つまり、腹腔の容積と拡張率のハンデを、腹腔内の整理整頓(?)で挽回しているとも言えましょう。「はらわたの整理整頓」って言うのも変な表現ですが・・・。
ただ、この解剖学的特徴からは、別の解釈も浮上してくるのです。それについては来週考察します。





