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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2018/03/02

ドイツで観る平昌五輪(3)…韓国を席巻した「アイリーン旋風」!リュージュ王国ドイツからやって来たプリンセス

平昌五輪も先週無事に終了し、各国の選手たちはそれぞれの国に帰っていきました。結局ドイツは金14個、銀10個、銅7個でメダル総数31個、メダルランキングではノルウェー(金14・銀14・銅11)に次ぐ僅差の2位となりました。メダル総数こそソルトレークシティー五輪(1998年)での最多記録である36個に及ばなかったものの、金メダルの数は1998年長野五輪とソルトレークシティー五輪の12個を一気に抜き去り、東西ドイツ統一以降の最高戦績となりました。

このドイツの「金メダルラッシュ」に大きく貢献したのはフィギュアスケートでしょうか。リュージュ・ボブスレー・バイアスロン・スキージャンプ・ノルディック複合のような伝統的にドイツのお家芸で過去の五輪でも金メダルを量産してきた競技は、最初からメダル勘定に入っていたため、今大会でのゴールドラッシュにも人々はケロッとしたものでした。しかし、フィギュアスケート・ペアのアリオナ・サフチェンコ/ブリューノ・マッソー組に関する限り、大会前から優勝候補の呼び声が高かったとはいえ、ショートプログラムでの手痛い失敗でまさかの4位発進となった時点で国民の誰しも金は無理だろうと諦めていただけに、ノーミスのフリープログラムによる一発逆転の奇跡の優勝はドイツ全土を歓喜に包み、優勝の第一報があらゆる重要な話題を差し置いて異例のトップニュースとなったことは、先週のコラムでも述べた通りです(→ドイツで観る平昌五輪(2)…グローバリゼーションの勝利?!ドイツペアの歴史的優勝で複雑な胸中のフランス)。

さて、ちょうどアリオナさんたちが優勝する2日ほど前、EUROSPORT1の五輪中継を点けっぱなしにしていたら、このようなシーンがデカデカと映し出され、驚きのあまり画面に見入ってしまいました↓。

韓国代表の女子リュージュ選手登場…という紹介で出てきた女性の名前がいきなり「FRISCH Aileen Christina」って?!アイリーン・クリスティーナ・フリッシュ…これまた、何と韓国っぽい名前でしょうか(毒)!しかも、字幕の左上の顔写真は紛れもない金髪、顔はヨーロッパ系です。一体何者なのかと思って解説を聞いたところ、この女性、今大会へのドイツ選手団の出身地ランキングでは堂々4位というザクセン州出身のドイツ人でした(日独で比較した五輪選手の出身地ランキングのコラムについてはコチラを参照:→ドイツで観る平昌五輪(1)…五輪選手の出身地ランキングの日独比較から浮かび上がるウィンタースポーツの真実)。2015年までドイツ所属として2012年には世界ジュニア選手権優勝、2013年ドイツ選手権3位という華々しい実績があったのに、その後の熾烈な国内競争に敗れ、2014年ソチ五輪の代表から漏れたことで将来を悲観し電撃引退。1年半ほど表舞台から忽然と消えていたと思ったら、2017年からいきなり誰もがビックリの韓国所属として復帰してきました。

写真左上は2月13日のリュージュ女子一人乗りにおけるゴールの瞬間のアイリーン選手。ガッツポーズと晴れやかな笑顔が光ります。2日間にまたがるレースで、結局彼女は総合8位への入賞を果しました。このレース、出走した3人のドイツ人代表選手がそれぞれ1位、2位、4位に入っており、アイリーン選手はこちらでは「ドイツ出身としては四番目の成績」と紹介されたりもしました(参考サイトA)。写真右上は、その滑りに大変ご満悦の様子の韓国代表監督ですが、これまた見ての通りのドイツ人!このシュテッフェン・サルトル氏もまたリュージュの元ドイツ代表選手で、旧名シュテッフェン・シュケールとしてリュージュ2人乗りでリレハンメル五輪14位、長野五輪8位、ソルトレークシティー五輪4位という実績があり、2013年からはリュージュの韓国代表監督として今に至っています。

このアイリーン・クリスティーナ・フリッシュ選手、一体どのような縁があって韓国代表になったのでしょうか?これについて、ドイツメディアの報道(参考サイトA、B)およびニューヨークタイムズの2月9日版(参考サイトC)がかなり詳しく報じており、これらの記事および本人がドイツ版EUROSPORT1に生出演した2月13日のオンエア映像の内容と併せて、その経緯を紹介したいと思います↓。

<アイリーン・クリスティーナ・フリッシュ選手プロフィール>
1992年8月25日生まれ。2012年に世界ジュニアチャンピオン、2013年世界選手権で5位となるなど、ジュニア時代に目覚ましい実績を挙げたことで、本人は2014年ソチ五輪代表入りに自信を持っていた。しかし、原因不明のまさかの落選。2015年の突然の引退の真相について、本人曰く「当時、結果を出していたのになぜかソチ代表から外れ、しかも特別強化指定から外された。二戦級の試合にしか出させてもらえなくなるうちにモチベーションを失い、将来の展望もなくなり、競技生活が楽しくなくなった」とのこと。引退後は就職進路相談室に予約まで入れ、アビトゥア(大学入学資格試験)を受けるかどうか検討中だった。
 すると突然、アイリーンの電話が鳴った。彼女の引退を聞きつけた韓国代表監督の前述のサルトル氏が、「韓国代表としてオリンピックを目指す気はないか?」と声をかけてきたのだ。最初、アイリーンは「冗談かと思った。当時の自分は韓国に縁もゆかりもなく、せいぜいK-POPのファンという程度」として断ったが、サルトル氏の熱意が実り、2度目の勧誘を受け翻意。ドイツで40時間ほど韓国語のレッスンを積んだ後、生まれて初めて韓国の土を踏んだ。
 韓国に渡った当初は、自分がチームメイトに歓迎されていないという感触を受けたという。自分が来ることによって、その分、韓国人選手の誰かが母国開催の五輪出場のチャンスを失うためだ。「私が来れば、ドイツ仕込みのノウハウを周囲に教えることになり、チームメイトも技能向上の機会が増えるし、韓国全体の競技レベルアップにもつながる。しかし、そういう風にプラスに受け止めてもらうまでには、結構時間がかかった」とアイリーン選手は振り返る。
 韓国は2011年に五輪招致に成功したその瞬間から、平昌五輪に向けてそれまでスケート競技以外は全くの不振だったウィンタースポーツの強化に乗り出した。その方策の一つとして電光石火の早業で実現したのが、それまで厳しかった外国人の帰化要件を大幅に緩める法改正だった。従来なら、「5年以上連続して韓国に在住した上で韓国語を流暢に話せること」が帰化の必須条件だったのを、スポーツなど「特定の能力に秀でた人物」に関しては、大臣の推薦状を得たうえで、簡単な筆記試験と口頭試問のみにパスすれば国籍を与えるという内容で、それまで不可能だった二重国籍も容認することになった。この法改正の恩恵にあやかり韓国籍を取得した上で今回の平昌五輪に出場した韓国代表選手は、アイリーン選手を含めて実に19人にも上る。その内訳は、男子アイスホッケー7名(カナダ6/アメリカ1)、女子アイスホッケー5名(アメリカ3/カナダ2)、女子バイアスロン2名(共にロシア)、男子バイアスロン1名(ロシア)、男子スキー・クロスカントリー1名(ノルウェー)、女子リュージュ1名(ドイツ←アイリーン選手のこと)、男子フィギュアスケート・アイスダンス1名(アメリカ)、女子フリースタイルスキー1名(アメリカ)
 韓国籍取得のための口頭試問の内容は、「韓国の歴史についての質疑応答」と「韓国国歌の斉唱」だったという。アイリーン選手はインタビューの中で、「冷戦による東西分断を乗り越え統一した今のドイツと、南北が分かれたままの今の韓国。その歴史を学ぶうちに、オーバーラップする部分に共感できた」「自分は音痴で歌には自信がなかったが、面接での韓国国歌はちゃんと歌えた」「試験には一発で合格した」と胸を張った。EUROSPORT1では、ドイツハウスからの生中継となったオンエアで見事にその韓国国歌をナマ歌で披露。司会者が「ワォ~ッ!ドイツハウスで韓国国歌を聴くなんて、これまでの五輪中継の歴史で初の快挙じゃないでしょうか?!」と興奮する一幕もあった↓

(「口頭試問の再現を」と促され、照れながらドイツハウスで韓国国歌をアカペラ披露中のアイリーン選手は左から2番目。右端でその歌に拍手する男性は、リュージュ韓国代表アシスタントコーチを務めるアンドレ・ランゲ氏。ランゲ氏と言えば、ボブスレーのドイツ代表として過去の五輪で金4つ、銀1つという「ウィンタースポーツ史上最も成功したアスリートの一人」とも評されるレジェンドだが、今大会ではボブスレーではなくリュージュを指導。なお、その間で笑顔で手をたたく男性はEUROSPORTのリュージュ解説担当のユリアン・フォン・シュライニッツ氏で、現在アイリーン選手と交際中の彼氏でもある)
 なお、アイリーン選手は現在はドイツ国籍を返上し、「純粋な韓国女性となった」(Ich bin eine reine Koreanerin)と2月13日の生放送で語った。今後の目標として、「大学に行きたい。すでに韓国の体育大学からオファーが来ている」「韓国語も勉強したい。韓国人はやっぱり、韓国語を喋らなくっちゃ!」と満面の笑みで抱負を語った。

以上、駆け足ですが、彼女の記事および生放送のインタビュー内容を一つにまとめてみました。私が真っ先に注目したのは、「自分は最初はチームメイトに歓迎されていなかった」「自分をプラスに捉えてもらうのに時間がかかった」という発言でした。これは、以前の当コラムで取り上げた高校時代のマー君こと田中将大選手(駒大苫小牧→楽天→現・ニューヨークヤンキーズ)のエピソードを濃厚に思い出させます(→祝「センバツ確定」そして「ヤンキース入団」!大食いロケ後に訪問した駒大苫小牧とマー君の思い出)。2004年夏の甲子園における駒大苫小牧による北海道勢初の全国制覇は「道産子のみによる快挙」などと当時報じられていましたが、実際に現地取材してみて圧倒的に大きかったのは「当時まだ新入生だった田中将大と山口就継という2人の関西人が道産子チームの雰囲気をガラリと変えた」という声でした。高校野球の長い歴史の中で活発な野球留学がもたらした日本全国のレベルアップと、リュージュ先進国ドイツから韓国に降臨してきた「プリンセス・アイリーン」が韓国全体のレベルアップに大きく貢献する話は、全く同じ構図です。これをプラスととらえるのも、ローカルな民族主義に固執して井の中の蛙で終わるのも、全て私たちの気持ち一つということなのでしょう。

(地元の観衆およびテレビの前の韓国国民に向かって手を振るアイリーン選手。今大会きっての韓国アイドルというか、お姫様のお手振りのようだと言うべきか?!)

さらにインパクトがあったのが、「韓国籍取得のための試験には一発で合格できた」とアイリーン選手が誇らしげに胸を張ったシーンでした。というのも、前述のフィギュアスケートの金メダルペアの男性であるブリューノ・マッソー氏が、昨年11月に晴れてドイツ国籍を獲得する直前のスケートカナダの中継映像の中で、「筆記試験に2度落ちた」と紹介されていたことを思い出したからからです(参考動画1)。

マッソー選手の国籍取得が平昌五輪に間に合わなかったら、フィギュアスケート・ペアにおけるドイツとしては66年振りとなる金メダルもなければ、メダルランキングでノルウェーと熾烈な首位争いをする展開にもならなかったでしょう。落とす方も落とす方だと思いますが、シリアやアフリカからの移民は何百万人という単位で受け入れたドイツが、スポーツ振興のためのフランス人たった一人の帰化にここまで慎重だったのは、単にドイツのシステムが硬直的なのか、それとも、韓国がなりふり構わなかったということでしょうか?(笑)

なお、平昌五輪におけるフィギュアスケートのドイツ代表の結果も確認しておきましょう。サフチェンコ/マッソー組の金メダル獲得以外は、女子シングルが18位、男子シングルが22位、アイスダンスが16位、二組目ペアが16位と、誰一人としてトップ15入りを果たせませんでした。五輪後は、アリオナさんは競技生活続行を希望しているようですが、ブリューノ君が腰痛の影響もあって乗り気でないのと、コーチのケーニヒ氏がベルリンに移籍(栄転?)が決まり、ペアの先行きは不透明となっています。ドイツ生まれのドイツ育ちの次世代フィギュアスケーターが全く育っていないお寒い現状に、ARD解説のカタリナ・ヴイット氏も苦言を呈していました。

その点、韓国のボブスポーツ(そり系競技:リュージュ・ボブスレー・スケルトンのこと)にとって、今回の五輪は大成功と呼べるでしょう。何と言っても圧巻は男子スケルトンの金メダルで、これは韓国にとっては「スケート競技以外では冬季五輪史上初の金メダル」という快挙となりました。金メダリストのユン・ソンビン(尹誠彬)選手は競技歴が7年弱にして、あのドゥクルス兄弟にも勝ってしまうのだから大したものです(ラトビアのドゥクルス兄弟についてはコチラ:→五輪直前のドーピング問題に急展開!ラトビア選手の苦悩からドーピング検体ボトルの欠陥まで)。

なお、韓国勢はスケルトンで二人目の男子が6位入賞。さらにボブスレーは男子4人乗りで銀メダル、男子2人乗りで6位入賞。リュージュはアイリーン選手の8位入賞を筆頭に、男子2人乗り9位、団体リレー9位と、軒並み一桁の順位なのは称賛に値します。これなら誰が見ても、ドイツのフィギュアスケートよりも韓国のボブスポーツの将来の方がはるかに明るいということに異論はないでしょう。

上写真右端は、リュージュ団体リレーで9位となった直後にドイツメディアのインタビューにドイツ語で答えるアイリーン選手です。左手背後に写る男性3人は団体リレーで一緒だった韓国のチームメイトですが、いずれもアイリーン選手とあまり背丈が変わらないこと(アイリーン選手は175cmで靴のサイズが26.5cm!後方男子は左から右にLim Namkyu選手が178cm、Cho Jung Myung選手が175cm、Park Jinyong選手が183cm)、そして3人とも揃って鼻の下が伸びているのがほほえましい限りです(笑)。韓国選手がアイリーン選手に敬意を持っていることがよくわかります。これで彼女が韓国語をマスターしようものなら、キムヨナ選手にも負けず劣らずのアイドルとして引っ張りだこになりそうです!

最後にアイリーン選手、韓国で大学に行くと言っています。ドイツでは高校を卒業しただけでは大学入学資格は得られず、アビトゥアという大学入学資格を別に取得する必要がありますが、そのハードルはかなり高いので、高い競技レベルでのスポーツと両立することは至難の業です(→リオ五輪特集(11)…日本と比較すると分かる!メダルゼロのドイツ競泳界の敗因「構造上の理由」の正体)。つまり、彼女にとって、ドイツに残っていたら大学生活など夢のまた夢だったに違いありません。

一度は捨てたリュージュ選手としての夢の実現といい、大学進学といい、彼女にとっての韓国とはズバリ、「母国で叶えられなかったはずの夢をことごとく叶えてくれる国」ということになるでしょう。一個人としての人間の幸せとは何か、そして国家という枠組みとは一体誰を幸せにするためのものなのか、アイリーン選手のケースは私たちに一考を促しているようにも思えてなりません。


<参考サイト>
A) n-tv(2018年2月14日):Einbürgerungswahn gegen Blamage - Südkorea internationalisiert das Olympiateam
https://www.n-tv.de/sport/olympia/Suedkorea-internationalisiert-das-Olympiateam-article20284972.html

B) Die Welt(2018年2月13日):Wie aus Aileen Frisch die Koreanerin Lim Il Wi wurde
https://www.welt.de/sport/olympia/article172855114/Olympische-Winterspiele-2018-Wie-aus-Aileen-Frisch-die-Koreanerin-Lim-Il-Wi-wurde.html

C) New York Times(2018年2月9日):South Korea Got the Winter Games. Then It Needed More Olympians
https://www.nytimes.com/2018/02/09/sports/olympics/south-korea-naturalized-citizens.html


<参考動画>
1) ARD Sportschau (2017年10月28日):Savchenko/Massot siegreich beim Kurzprogramm in Kanada
http://www.daserste.de/sport/sportschau/videosextern/savchenko-massot-siegreich-beim-kurzprogramm-in-kanada-100.html
(3分48秒頃のダニエル・ワイス氏の実況コメントより)

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