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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2017/12/29

ドイツの五輪放映権トラブルとロシア選手団の派遣禁止が問いかけるオリンピック中継の存在意義

来年2月9日から開催される平昌五輪に向けて、各競技の代表選考が各国で着々と進んでいます。日本で人気のフィギュアスケートも、全日本選手権が先週ついに閉幕、悩ましかった五輪代表の顔ぶれもようやく決定しました。特に紛糾が予想された女子シングルでは、宮原知子選手と坂本花織選手というスケートアメリカでも全日本選手権でもワンツーフィニッシュだった2人の選出という線に落ち着いたものの、つくづく昨年の世界選手権で3枠確保さえできていればと、もったいない気持ちにさせられます。

なお、前回コラム執筆時はまだ決まっていなかったドイツのフィギュアスケート五輪代表も既に決定しています。当コラム頻出の平昌五輪優勝候補筆頭ペア、アリオナ・サフチェンコ/ブリューノ・マッソ組(Aliona Savchenko / Bruno Massot)は、ドイツ・オーバースドルフを起点にアメリカ→名古屋→フランクフルトという目まぐるしい移動による時差ボケの極地に、「今何時なのか、そもそも今どこにいるのか、感覚がマヒしていた」(参考サイトA)などとのたまいつつも、ぶっちぎりのドイツ選手権優勝で文句なしの代表選出となり、エキシビションもそこそこにインコルシュタットのアイスショーに参加するために瞬間移動の如く去っていきました(→欧州選手権inブラチスラバ(4)…出場停止処分解除でついに大舞台へ!ドイツの新生ペア「サフチェンコ/マッソ組」の挑戦が始まる、→グランプリファイナルin名古屋(2)…ついに本気モードに突入!ドイツメディア、異例尽くしの五輪シーズン前哨戦)。

それでも、五輪代表が次々と決定する中、来年2月の本番に向けて国内がどんどん盛り上がってオリンピックモードへ突入…という風に国民が乗って来るかと言うと、そうは問屋が卸さないのがドイツです(笑)。前回コラムでも予告したように、そこにはドイツならではの事情が存在します。それはズバリ、五輪中継の放映権にまつわる二転三転のマネートラブルです。

国際オリンピック委員会(IOC)は2018年平昌五輪から2024年パリ五輪までの4大会のヨーロッパ全土における独占放映権を、欧州全土をカバーする民放のスポーツ専門チャンネル”EUROSPORT”を擁するアメリカのディスカバリー・コミュニケーションズ社に売却しました。ドイツの場合、2年前のリオ五輪や4年前のソチ五輪を見ても分かるように、本来はドイツ第一放送(以下、ARD)とドイツ第二テレビ(以下、ZDF)という公営放送2社が国内における五輪放送を当然のごとく独占してきました(→リオ五輪特集(4)…やたら多かった「日独対決」をドイツメディアの報道で振り返る、→祝・羽生結弦選手金メダル!ソチ五輪(2)…パトリック・チャンの敗因は「カナダの呪い」ならぬ「ZDFの呪い」?!、→ZDF版ソチ五輪フィギュアスケート解説者の驚異的博識(4)…ソトニコワの金は「伊藤みどりの代理戦争」だった!)。それだけに、ドイツ公営放送が五輪放映権を獲得できなかったという昨年11月28日のニュースは、当時のドイツ国内に大きな衝撃とともに様々な議論を巻き起こしました(参考サイトB)。

EUROSPORTといえばEUROSPORT1とEUROSPORT2という2つのチャンネルがあり、後者が有料チャンネル、前者は一応は無料チャンネルとされています。ただし、EUROSPORT自体が元々ケーブルテレビまたは衛星専門チャンネルであること(←しかるべきインフラないし機器を持っていない人はそもそも受信できない)、そして少なくともドイツの場合、地上デジタル放送は民放全局が今年から有料化されたことから、EUROSPORT1も実質は無料放送とは呼べない存在となりました。

これを日本に例えるならば、五輪放送はスカパーの無料チャンネルと有料チャンネルのみでオンエアされ、スカパー加入者でないと視聴自体ができない、そしてNHKなどの公共放送では同じ映像を一切使用できない…というような感じでしょうか。オリンピックが大好きな国民の多い我が国であったなら、きっと暴動が起きるのではないかと思わせるような異常事態です。

それでは、昨年11月当時のドイツの公営放送は五輪放映権を落札できなかったのか、それとも自ら進んでマネーゲームに背を向けたのか?その背景には、近年における五輪放映権の高騰があると言われています。ドイツ人の多くは、EUROSPORTがアメリカのディスカバリーの傘下に入っていることすら、この放映権の報道が出るまで知らなかったことでしょう。そんなマイナーな民間ケーブル専門スポーツチャンネルであり、ドイツ国内での視聴者数が公営放送と比べて一桁ないし二桁は少ないに違いないEUROSPORTが、受信料収入が年間80億ユーロ(≒1.1兆円弱!)という「金満」度では世界でもピカ一と揶揄されるドイツの公営放送を差し置いて放映権をかっさらっていったものだから、国民の間で「ハナから転売目的じゃないの?」という声が当初から大きかったことも事実です。実際、ディスカバリー/EUROSPORTによる落札額は4大会合わせて13億ユーロ(≒約1750億円)、そして今年に入ってから彼らはARDとZDFに対して、平昌&東京五輪の2大会の放映権をそれぞれ1.5億ユーロ(≒200億円)ずつを(独占契約ではなくサブライセンス契約の)売却価格として要求していたことが後から判明します(参考サイトD)。

ちなみに日本の場合、五輪放送は放送局ごとの個別契約ではなく、NHKと民放でつくるジャパン・コンソーシアムという会社が一括して扱うことになっており、落札額については日本民間放送連盟のサイトに以下のような記載があります(参考サイトE):

4大会合わせて1100億円平昌・東京の2大会が660億円2022年冬季大会・2024年夏季大会が440億円)で、テレビ・ラジオ放送のほか、インターネットやモバイル端末など、日本国内における全てのメディアの権利が含まれます」

ディスカバリー社が「4大会で1750億円」、日本が「4大会で1100億円」と聞けば、「ん?ディスカバリー、吹っ掛けられたネ!」と思われるかもしれません。ただ、EUROSPORTの放送エリアは欧州全土をカバーしているため、各国の国営放送ないし公営放送からサブライセンス契約を取ることに成功すれば、十分回収できる価格と考えたのでしょう。例えば、日本の独占契約料が平昌&東京では「2大会で合計660億円」とありますが、ドイツ公営放送にディスカバリーが持ちかけたサブライセンス契約料が各大会200億円ずつの「2大会合計400億円」なので、この調子でイギリスやフランスにスペインにと順々に吹っ掛けていけば、黒字すら出せそうです。

しかし、この2大会400億円のオファーを、年間一兆円超もの潤沢な予算が濡れ手に粟で右から左に入って来るはずのドイツ公営放送は支払い拒否したのです!だからこそ、昨年11月末に全国に衝撃を与えた「ARD/ZDFが五輪放送から撤退!」「今後少なくとも4大会連続で、五輪は民放EUROSPORTでしか見られなくなる!」という第一報は、結果的にそれまでドイツ国民の意識の底に深く眠っていた「いつから五輪はそんなカネの亡者の道具になったの?」「そんな五輪なら要らない!」という五輪自体に対する懐疑的意見を一気に表面に噴出させる事になりました。ディスカバリー/EUROSPORTに対しては「どうせ金目でしょ?」というどこかで聞いたような批判が殺到、公営放送のARD/ZDFに対しては「五輪放映権レースからの撤退は素晴らしき英断!」「その浮いたお金を年金生活者やドイツのスポーツ振興財団に回せば社会が良くなる!」といった称賛や提案がネットニュースのコメント欄に次々と溢れていくのを目の当りにした時ほど、ドイツと日本の国民性の違いを痛感したことはありませんでした(笑)。中でも特に傑作だったのが、昨年11月28日のZEIT紙の記事(参考サイトB)に2016年11月29日書き込まれたGladiolaさんという方のこのようなコメントでした(参考サイトC)↓:

「これで公共放送は今後、(他局の)五輪中継の裏番組として一日8時間、ハーヨ・ゼッペルト氏の独演会を流し続けることができる。演題は、『オリンピック・スポーツはどうして、見る価値もないドーピングに汚れきった世界となったのか?』で、かつての『黒いチャンネル』のスタジオセットを流用するとよいかも。そのどちらを見たいと思うかは、テレビの前の視聴者がリモコン一つで判断したらよい」(Da können die öffentlich-rechtlichen nun künftig parallel zur Olympia-Übertragung 8 Stunden am Stück hajo seppelt erklären lassen, wieso der ganze olympische Sport ohnehin nur ein einziger riesiger dopingsumpf ist, den man auf gar keinen Fall angucken sollte. Vielleicht kann man dazu noch die alte Studiodeko vom "schwarzen Kanal verwenden". Und dann können die Zuschauer per Fernbedienung entscheiden was sie interessanter finden.)

他にも辛辣なコメントは山ほど付いていましたが、このコメントが最も大爆笑させてくれました(笑)。日本ではロシアのドーピング疑惑自体は報道されても、ハーヨ・ゼッペルトという名前は知られていないのではないでしょうか。このハーヨ・ゼッペルト氏といえば、今大きく揺れているロシアのスポーツ界における組織的ドーピングという疑惑を世界に最初に告発したことで知られるジャーナリストです。元々はARDのスポーツリポーターの一人として実況などを担当していましたが、90年代に自ら制作指揮しARDでオンエアされた”Staatsgeheimnis Kinderdoping”(『子供に対するドーピングという国家機密』)という旧東ドイツを扱ったドキュメンタリー映画が反響を呼び、以降はフリーとなりドーピング問題専門のジャーナリストへと軸足を移すことになります。そしてついに2014年末、”Geheimsache Doping - Wie Russland seine Sieger macht”(『ドーピングという秘め事・ロシアによる勝者の作り方』)というロシアの国家ぐるみのドーピング疑惑をスクープする番組を世に送り出します。今季のロシア選手団の五輪への派遣禁止という話も、全てはここから始まったのです↓。

(2014年12月3日放送の同番組からのスクリーンショット。参考動画1で視聴可能。以下の写真も同様)

番組全てが独自取材、ネタ元のロシアのアスリートやコーチの多くが顔出し実名で証言、90年代の日本の人気番組「進め!電波少年」(日本テレビ)も顔負けのアポなし取材の連続、データによる実証を積み重ねて真実を浮かび上がらせる丹念な論理展開…かくして反骨ジャーナリストたる地位を獲得したゼッペルト氏は、「アンチ・ドーピングの旗手」としてその名が世界に知れ渡ることになったのでした↓。

(左上:突撃取材中のゼッペルト氏。カメラアングル及び周囲の無関心な様子から、隠し撮りであることも分かる。右上:自らのオフィスでデータ整理中のゼッペルト氏。左下:この番組に登場する告発者中心人物であるヴィタリー・ステパノフ氏とユリア・ステパノワという夫妻。夫が反ドーピング機関RUSADAの元職員、妻が旧名ユリア・ルサノワで元陸上中距離のトップアスリートという関係。そもそも、妻が夫にドーピングの実態を告白したことが疑惑発覚の端緒。これが巡り巡ってゼッペルト氏との出逢い、そしてテレビ出演による告発へとつながっていった。番組オンエアによりロシアに住み続けることが困難となり、今はアメリカ在住。右下:郵便受けをチェックするゼッペルト氏。ステパノフ夫妻のケースのような内部告発は、メールや電話のみならず郵便で情報提供されるという)

思えばパナマ文書をスクープしたのもドイツの南ドイツ新聞、ロシアのドーピング疑惑をすっぱ抜いたのもこのゼッペルト氏(ひいてはARD)であることを振り返ると、最近のドイツは特にジャーナリズム部門が冴えに冴え渡っているようです。なお、先述のコメント中の『黒いチャンネル』(Der Schwarze Kanal)とは、冷戦真っ只中の60~80年代に旧東ドイツで人気を博した、東側が西側諸国を批判するプロパガンダ番組です。それにしても、オリンピックのお祭り騒ぎの裏で、「ミスター・ドーピング・オン・ステージ!」とばかりにスポーツのドス黒い裏話を延々と流された日には、それは果たしてディスカバリーにとって営業妨害になるのやら、それとも相乗効果でかえって視聴率がアップするのか、一度試験的にやってみたら面白いのではないかという気もしてきました(笑)。

しかし、今年の8月9日、事態は急展開します。ARD/ZDFの公営放送2局が2018年平昌五輪から2024年パリ五輪までのサブライセンス契約をディスカバリー/EUROSPORTと締結するという、急転直下の合意を果したのです(参考サイトD、F、G、参考動画2)。これにより、ARD/ZDFはEUROSPORTと並行して五輪中継の一部を生放送ないし録画放送する権利を確保することになりました。交渉でまとまった具体的な金額については、契約上の黙秘事項とのことで双方の関係者はいずれも口を閉ざしていますが、五輪まであと半年を切るという切羽詰まったこのタイミングでの決着は、「このままでは1750億円の負担を丸抱えさせられて大損必至!」とばかりに焦ったディスカバリー/EUROSPORT側が金額面で大きく譲歩したとしか考えられません。巷では「どうやら、各大会1億ユーロ(≒135億円)ずつで手を打ったらしい」という噂レベルの数字が飛び交っており、確証はないものの、これがもし正しいとしたら、ARD/ZDFは「鳴くまで待とう時鳥」の精神で持久戦を展開し、価格交渉上の立場を逆転させたのかもしれません。

ネットニュースのコメント欄にも、「公営放送でオリンヒック中継をすることにはやっぱり反対」という根強い意見に紛れて、「よう値切った!」「ARD/ZDF、グッジョブ!」といった声がかなり混じっています(笑)。そして、前回のリオ五輪での競泳陣惨敗の一因ともされた、近隣諸国に比べてはるかに少ないとされるドイツのスポーツ振興予算(→リオ五輪特集(11)…日本と比較すると分かる!メダルゼロのドイツ競泳界の敗因「構造上の理由」の正体)に、その浮いたお金を回してはどうかという意見も多いようです。

最後に、この参考サイトFに埋め込まれている動画、および参考動画2には、大変興味深い指摘が2つありました。一つ目は、ドイツ公営放送における来年2月の冬季五輪の放送は、その大部分が現地である韓国・平昌ではなく、ドイツ・ライプチヒの特設スタジオから中継されるという話です。これは、先の2016年リオ五輪でARD/ZDFがキャスターやスタッフを大人数送り込み、オールスター体制で現地特設スタジオから連日生中継していたことを思うと、そのスタンスの後退があまりに大きいことに驚かされます。この「平昌に派遣するリポーターは最小限とし、あくまでもヘッドクォーターはライプチヒ」というスタイル、今後の五輪中継におけるマスメディアのコストカット手法として世界中に定着していくかもしれず、今回の平昌五輪におけるドイツが一つの試金石になることでしょう。そして、商業主義化がどんどん進んだ現代の五輪に対し、その存在意義を問う声もますます大きくなっていくことでしょう。

二つ目は、参考動画2の中に出てくる「五輪中継に必要な準備期間は2年半」というARDスポーツコーディネーターの発言でした。「デカくて重い編集用機材を五輪開催地に運び込むのに、通常は船便を使用する。このことだけ見ても、平昌五輪まで残り半年などというタイミングでの突然の放映権獲得では、明らかに準備不足となることを避けられない」という話から、私はハッと気づかされました。先の名古屋でのグランプリファイナルにおいて、いつもならペアしか中継しないARDが今回は前代未聞の「ほぼフル生中継」を遥か異国の名古屋から敢行したのは、この「遅すぎた放映権獲得」に伴う準備不足をリカバーするための平昌五輪直前の特訓講座に他ならないということです。日本で例えるならば、受験生の最後の冬期講習や直前模試のようなものでしょうか?

こんな調子では、果たして来年がどんな年になるのか、心配になってしまいます。今年のコラムはこれで終わりとなり、来年は1月12日からコラムを再開します。来たる冬季五輪のみならず、今後の世界がどうなっていくのか…来年以降も当コラムでは、あらゆる角度から気になる話題を取り上げていきたいと思います。


<参考サイト>
A) TAZ(2017年12月17日):Dreifacher Axel auf schwarzem Eis
http://www.taz.de/!5468099/

B) ZEIT ONLINE(2016年11月28日):Eurosport - Kein Olympia bei ARD und ZDF
http://www.zeit.de/sport/2016-11/eurosport-olympia-ard-zdf-sendelizenz

C) 上記サイトBのコメント欄
http://www.zeit.de/sport/2016-11/eurosport-olympia-ard-zdf-sendelizenz?page=37#comments

D) ZEIT ONLINE(2017年8月11日):Olympische Spiele - ARD und ZDF dürfen live von Olympia berichten
http://www.zeit.de/sport/2017-08/olympische-spiele-live-uebertragungsrecht-einigung-discovery

E) 日本民間放送連盟(2014年6月19日):(報道発表)2018年~2024年のオリンピック放送権の獲得について
https://www.j-ba.or.jp/category/topics/jba101364

F) ARD Sportschau(2017年8月9日):Einigung mit dem Rechteinhaber - Olympische Spiele bis 2024 live bei ARD und ZDF
http://www.sportschau.de/weitere/allgemein/olympische-spiele-live-ard-100.html

G) ZDF公式ホームページ(2017年8月11日):ARD und ZDF berichten weiter live von den Olympischen Spielen
Vereinbarung mit Eurosport/Discovery für die Spiele bis 2024
https://www.zdf.de/sport/olympia-live-bei-ard-und-zdf-100.html


<参考動画>
1) YouTube - Geheimsache Doping: "Wie Russland seine Sieger macht" - Doku Sportschau ARD 2014
https://www.youtube.com/watch?v=FKaiY9y7Gxg

2) ARD Mittagsmagazin(2017年8月11日):Olympia im Ersten - ARD-Sportkoordinator Balkausky über die Übertragungsrechte für Olympia
http://www.sportschau.de/weitere/allgemein/video-ard-sportkoordinator-balkausky-ueber-die-uebertragungsrechte-fuer-olympia-102.html

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