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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2017/07/07

まるでプロレス?!「すべての人々に結婚を」という名のドイツ同性婚法案、急転直下で可決の諸事情

2017年7月2日投開票の東京都議会議員選挙では、小池百合子都知事が党首を務める「都民ファーストの会」が大躍進、全国に衝撃を与えました。昨年8月に就任したばかりの新都知事をアイコンとする、本年1月に結成されたばかりの地域政党が、初の選挙でいきなり188万票も獲得して多数の議席を確保したという話は、昨年5月にフランス大統領に選出されたばかりのエマニュエル・マクロン氏が選挙準備のために昨年6月に新設した政党「ラ・レピュブリック・アン・マルシュ(共和国前進)」(「アン・マルシュ」から党名変更)が、本年6月のフランス国民議会選挙でいきなり過半数を獲得して第一党に躍り出たのと全く同じ構図です。これはすなわち、共和党(サルコジ元大統領が所属)や社会党(オランド前大統領が所属)が大きく議席を減らし、既存政党への国民の不信感があらわになったと論評されたフランス国民議会選挙と全く同じ本質が、ここにきて自民党の連続エラーが目に余る我らが日本にも潜在していることに他なりません(→フランス大統領選を振り返る(1)…答えは1年前の雑誌の中に書かれていた!、→フランス大統領選を振り返る(2)…奥様は64才!マクロン氏勝利に学ぶ年上女房の大いなる存在意義、→フランス大統領選(3)…日本ではあり得ない!マクロン大統領の新婚当時の発言にみる「女性活躍社会」の日仏格差、→フランス大統領選(4)…マクロン新大統領にホモ疑惑!恋人と報じられたマシュー・ギャレ氏に対するフランス人の意外な反応)。

日本の自民党が都議選で大きく失速した理由の一つは、国民生活を大きく左右する重要法案を強行採決したことにあったと思われます。しかし、最近のドイツにおいて、とある法案が強行採決にも似た性急さで急転直下のうちに可決したことをご存じでしょうか?それは、コチラです↓(以下、画像は全て末尾参考動画1からのスクリーンショット)。

これはドイツのN24というニュース専門チャンネルからです(参考動画1)。日本で言う衆議院に相当するドイツ連邦議会(Bundestag)が欧州で14ヶ国目となる同性同士の結婚を容認する法案を賛成多数で可決したことを、「歴史的な瞬間」として大きく報じています。ちなみに、ドイツではこれは正確には「同性婚」ではなく、「全ての人の結婚(Ehe für alle)」のための法案、という言い回しが用いられています。

この動画について紹介する前に、まずは日本の毎日新聞(参考サイトA)から要点を抜粋して予習しておきましょう↓。(引用文は全て青字または赤字で表示、強調は筆者)

【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会は6月30日、同性間の結婚を認める法案について審議し、与野党の賛成多数で可決した。法案は連邦参議院でも可決される見通しで、今秋にも施行される。メルケル独首相の保守系与党会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は長年、同性婚に強く反対してきたが、今回の「歴史的決着」は9月の連邦議会総選挙だけでなく、独政界の今後にも影響するとみられている。
(中略)ドイツでは社民党政権時代の2001年、同性カップルを「パートナー」として法的に登録する制度が導入され、社会保障や税制面での優遇が受けられるようになった。同性婚の導入により、今後は同性カップルが第三者を養子にできるなど、男女間の結婚と同じ権利が認められる。
(中略)「最後の保守的価値」とされる同性婚問題の決着で、総選挙の争点の一つが消えることになる。将来的には保守と左派政党が近づき、新たな連立政権の枠組みにもつながる可能性がある。


上記記事には、日本にも通用するであろうキーワードがちりばめられています(毎日新聞の記者も昨今の日本を意識してこれらの表現を用いたのかもしれません)。ドイツでは同性婚はとっくの昔から国民の大多数が容認しており、民意と法制度がかけ離れている三大事案の一つとされてきました(参考動画1のHP内の記載より…ちなみに残りの2つは「脱原発」と「徴兵制廃止」で、いずれも一足先に決定ないし達成済み)。以前のコラムでも取り上げたことがありますが、アイルランドの国民投票で同性婚容認が多数を占めた2015年にもその機運が高まり、いつ法案がドイツでも提出されてもおかしくなかったのですが、結局今年になってやっと実現したという話です(→ドイツの同性婚法制化をめぐる報道で飛び出したアイルランドの国民投票の裏話)。この時のコラムでインタビュー内容を紹介したフォルカー・ベック(Volker Beck)という緑の党所属の連邦議会議員は、今回の報道でもその中心におり、なかなかの名ゼリフを披露しました↓。

「(今回の法案は)『団結と正義と自由』(Einigkeit und Recht und Freiheit)というドイツ国歌の歌詞に寄与する内容だ。これにより、ドイツ憲法とドイツ国歌の中で謳われている世界が、同性愛者にとってもようやく現実のものとなる!」

(左:アイルランド国民投票のコラムで紹介した2015年5月26日の朝のニュースに登場のベック氏。右:2年後となった今回、連邦議会で上記のセリフを熱く語るベック氏)

それにしても、ベック氏が2年前に強く主張しても提出されなかった法案が、なぜこのタイミングでかくもあっさりと通ったのでしょうか?それには、アンゲラ・メルケル首相の一個人としての判断が大きく影響したといいます。以下のBBC日本語版の記事(参考サイトB)にまとまった説明があるので、該当部分を引用します↓。

メルケル首相は2013年総選挙で、「子供の福祉」を理由に同性婚に反対し、自分としては「受け入れにくい」問題だと認めていた。しかし、26日に女性誌「ブリギッテ」主催のイベントに出席した首相は、他党が合法化を支持しているのを認識し、今後は自由投票を認めると表明。独メディアを驚かせた。普段は何事にも慎重姿勢を見せる首相は、イベントの壇上で、地元の選挙区で養子8人と暮らすレズビアンのカップルと夕食を共にし、「人生観が変わる」経験をしたと話した。首相の姿勢転換の情報がツイッターで広まると、合法化を支持する人たちは「#EheFuerAlle(すべての人の結婚)」というハッシュタグで、できるだけ早く採択するよう呼びかけた。
(中略)政府調査によると、国民の83%が結婚の平等(同性婚の合法化)を支持していた。(中略)緑の党のカトリン・ゲーリング=エクハート党首は当時、「もうそういう時期です、メルケルさん。全員のための結婚の議論に、メルケル一派だけ参加しないのではすみません」と呼びかけていた。


この記事に書いてある「今後は自由投票を認める」とは、ズバリ、党議拘束を外すということです。今回の同性婚法案に関しては、党の方針よりも何よりも各個人の「良心に基づく判断」(Gewissensentscheidung)を支持すると、メルケル首相は6月26日(月)の女性誌「ブリギッテ」主催のイベント(下写真)で発言したのです。

(ブリギッテ誌主催のトークショー。中央に座る赤いスーツの女性がメルケル首相)

メルケル首相が党首であるキリスト教民主同盟(CDU)とそれよりもさらに保守寄りでホルスト・ゼーホーファー氏(バイエルン州首相)を党首とするキリスト教社会同盟(CSU)は元々姉妹政党であるため、両党は連邦議会では統一会派「キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)」を組んでおり、これをドイツでは通称ユニオン(同盟)と呼びます。このユニオンこそ、社会の意識の変革もどこ吹く風で、今まで同性婚に頑として反対してきた勢力でした。他方で、ユニオンと連立与党を組む中道左派の社会民主党(SPD)は元々同性婚容認の立場であり、野党で左派の緑の党(Die Grüne)や左翼党も同様です。しかし、上記記事にもある通り、今は「国民の83%が結婚の平等(同性婚の合法化)を支持」という時代です。与党の方針が民意と大きく「かけ」離れている現状は、残り3カ月を切った本年9月24日のドイツ連邦議会選挙での勝利と首相としての四選を目指すメルケル陣営にとってよろしくないと判断したのでしょう。先週の月曜日にメルケル首相が「党議拘束は外して、自由投票でいいよ~ん」と言った瞬間、それ行けチャーンス!とばかりにSPD&緑の党&左翼党という同性婚容認三羽ガラスとも呼ぶべき三党がその4日後となる金曜日に突然法案を提出、という電光石火の早業でした。そして、日本における強行採決を連想させるような同日中の強行軍的な採決において、これまた驚くことに賛成393、反対226、棄権4という圧勝で、長年の懸案事項だった同法案は拍子抜けするほどあっけなく、スムーズに可決されたのでした。

この採決で何よりも驚かされたのは、三羽ガラスが賛成するのは当然のこととして、ゴリゴリ保守のはずのユニオンのうち実に75名もの議員が賛成に回ったことでした。CDU党首のメルケル首相自身、金曜日に法案が三羽ガラスから提議された当初は、下写真のごとき苦虫を噛み潰したような表情を見せていました↓。

にらむような目線が凄い迫力ですが(笑)、これも元をただせば4日前の自らの発言が導火線となったものです。そして、「党議拘束を外し自由投票で」「良心に基づいて判断を」と他人には言っておきながら、自分は反対票を投じるとは、”言行不一致”そのものです。そして法案可決後、取り巻く取材陣に対して「私の中では、結婚とは男と女の間のもの。しかし、この法案可決によって社会が落ち着くのなら、それは良いことだと思う」と語りました。これぞ田舎プロレス同然であり(笑)、わざと自滅したというべきか、こうなることを見越したミエミエのお芝居と見るべきか、いずれにしても台本に忠実に立ちまわった一週間だったのだろうと受け止めたのは、おそらく私だけではなかったことでしょう。

折角ですから、ここで田舎プロレスに登場するその他の役者さんも紹介しておきましょう(笑)。

上写真左はヨハネス・カールス(SPD)連邦議会議員。53才のオッサンがまるで駄々をこねる赤ちゃんのように机をバンバン叩きながら、「(この法案を)この会期中に採決できないとしたら、それは貧弱で情けない話でちゅ~!」という赤ちゃん言葉こそ使ってはおりませんが(日本の某女性代議士とは異なる!)、採決に気乗りしないメルケル首相に激しい口調でダメ出しをしているところです。打って変わって上写真右は先ほどのBBCの記事にも登場の51才、カトリン・ゲーリング=エッカート緑の党議員団団長(←BBC記事では緑の党党首となっているが誤り)。こちらは「結婚とはそもそも保守的な行為で、その保守性は同性間だろうが異性間だろうが変わらないはず。なのに、(同性間というだけで)保守的行為に反対する保守の理屈が理解できない。同性間の結婚とは、誰かから何かを奪う行為ではない」と、先ほどの机バンバンの議員とは異なる(笑)もの静かな口調で、切々と訴えかけます。

なお、動画には反対派も登場します。以下に二人ほど、ユニオンの役者たち(笑)を紹介しましょう↓。

上写真左はユニオンの連邦議会議員団長であるフォルカー・カウダー氏(CDU)で、「私個人は、同性間の結婚は異性間の結婚とは異質のものとしか考えられない」と、これまた大きな身振り手振りで毅然と語ります。さらに上写真右はCSU州選出議員団団長のゲルダ・ハッセルフェルト氏(当コラム掲載日が67才の誕生日!)で、彼女が「結婚とは家族の基本単位であり、今までもこれからも、私にとっては男と女とその間に生まれる子供で構成されるもので、それが我が国の未来を担うのです」と語ると、会場から拍手が沸き起こります。しかし、参考動画1内の記事によれば、二人とも「それでも、自分たちと違う考え方を尊重する」と述べたと言います。動画にそのくだりは出てきませんが、本文中のこの記載が正しいとすれば、彼らは「口では反対を唱えながら賛成票を投じた人々」となります。おそらくメルケル首相と同様、自らの支持層のガス抜きに必死ゆえの”言行不一致”だったのでしょうが、動画を見ているこちらとしては、彼らもまたメルケル首相発案の田舎プロレスの役者にしか見えてこないのでした(笑)。

しかし、この田舎プロレスの最大の見せ場は、最後の最後にちゃんと用意されていました!この白スーツの女性はエリカ・シュタインバッハ氏(下写真左)で、元々CDU所属ながら今年の始めに離党し、今は無所属の議員さんです。彼女の発言の直後にノルバート・ランマート連邦議会議長(CDU所属、68才、下写真右)が噛みついたという、いかにもデキデキでミエミエながら、内容そのものは正論そのものであり、よく聞くと感動的ですらある…という会話を以下に紹介しましょう!(以下、シュタインバッハ氏を「シュ」、ランバート連邦議会議長を「議長」と記載)

シュ「(今回の法案可決を可能にしたのは)SPD会派でも誰でもなく、首相だった。首相自ら『良心に従って投票を』と寛大な呼びかけを行わなかったら、この法案はこのように性急なまでの早さで通過することはなかっただろう。(中略)私たちの国は”議会制民主主義”を採用しているのであって、”首相民主主義”ではない(Wir haben keine Kanzlerdemokratie, wir haben eine parlamentarische Demokratie)。そして、我が国の議会制民主主義に対して、目を覚ませ、と私は切に訴えたい(Und unsere parlamentarische Demokratie bedarf dringend der Wachsamkeit)!以上」
議長「同僚議員よ、私はあなたの演説に対して、どうしても一言反論せねばなりません。我が国の憲法によれば、いかなる議員も、いかなる議題に対しても…ココが大事なところだから聞き逃さないでね、ボク、あなたにケンカ吹っ掛けてるんだからネ(笑)…自らの判断を行うに際して誰からの干渉も受けない。この判断に際しては、いかなる党からであろうが会派からであろうが、(自由投票の)許可など一切必要としない!」(会場一同が大拍手)

(ココ大事なところだからネ…と言った瞬間にギョッとした表情で振り返り、連邦議会議長の方を見上げる白スーツのシュタインバッハ氏。会場は大受け!)
議長「そして、聞き古された質問だが、『良心に基づく判断(Gewissensentscheidung)』ってそもそも何ですか?その答えとなる唯一の決定機関がある。それは、一人ひとりの議員(の胸の内)である。以上、今話した内容が将来にわたっても誤解の余地のない明白な事項であることを、皆さんが確認してくだされば幸いです」(会場からさらなる大きな拍手が鳴り響く)

日本でも、誰の目にもどうしようもないダメ大臣が味方の党にいたとしても、野党から提出された問責決議案に内心は拍手喝采の大賛成なのに党議拘束ないし後々のイジメに遭わないためにも反対票を投じるほかになすすべがないケースは多いのではないかと想像します。しかし、ドイツのこの連邦議会議長は、そういうのは間違いであって、すべての判断は党や会派に拘束されることは一切あってはならない…そう断言しているのです。徳の高いお奉行様のありがたい御裁きにハハーッと平伏すのではなく、議員一人ひとりがたとえ党の方針に逆らうことになろうとも、自らの良心の声に従って判断し行動することこそが、憲法が保障するところの議会制民主主義の根幹であると、この議長さんは全議員の前で、いや、全国民の前で高らかに宣言しているのです。CDU所属ながらCDUが長年反対してきた法案が成立した瞬間に、これだけのセリフを強くキッパリと言い切ることができるとは、ドイツの民主主義は力強いものだと感心させられます。

最後に、今回のプロレス的な法案通過をわざと(?)誘導する契機となった、メルケル首相が同性婚反対というそれまでの揺るぎなかったはずの価値観を大きく転換した出来事とは、何だったのでしょうか?参考動画1によれば、それは以下の二つのケースだったそうです:

ケース1) 自らの連れ子のみならず養子も合わせて8人の子供を養育しているレズビアンの女性カップル

この二人は、それぞれが以前の結婚で生んだ実子3人と養子縁組した孤児5人を同じ屋根の下で育てています。二人はパートナーシップ(市民婚)契約を結んでいますが、結婚であれば相手の子を自らの養子として縁組を行うことが可能ですが、この市民婚契約の場合はできません。このことを問題視したこのカップルは、4年前に選挙活動中だったメルケル首相に電撃直訴!「とにかく一度、うちの家に来て下さい。私たちがどういう家族生活をしているのか、その目で確かめていただきたい!」と伝えると、メルケル首相は「是非伺います」と返答。もっとも現時点ではお宅訪問はまだ実現していないものの、この二人のケースは、メルケル首相の頑なな心を溶かす最初のキッカケとなりました。そして、今度は自分たちの結婚式の招待状をメルケル首相に送ると、この二人は以前にも増して張り切っているそうです。

ケース2) 「いつまで待てば、愛するひとを夫と呼ぶことができるのか?」とトークショーで質問した28才イケメン君

先程のレズビアンのカップルが最初のきっかけだとしたら、こちらの男性は最終的に首相の背中を押した人物で間違いないでしょう。他ならぬ6月26日の月曜日、あの「自由投票容認」発言をする直前、例の女性誌「ブリギッテ」のトークショーにおいてメルケル首相は、会場のフロアからこのような質問を直接ぶつけてきた若いイケメン君(下写真左上)のあまりの真剣さに、暫し言葉を失っていました(下写真右上)。

「ボクは一体いつまで待てば、愛する人を夫と呼ぶことができるのでしょうか?」

この28才男性の名はウリ・ケッペ氏。彼はパートナーの男性とともに4日後の連邦議会に招待され、今回の議決の瞬間を傍聴席から見守ることになりました(上写真左上:国会議事堂内をスマホで撮影中のケッペ氏。左側の白シャツの男性が恋人と思われる)。そして、法案可決後はマスコミ各社からのインタビュー攻勢にもひるむことなく、ハキハキと喜びのコメントを披露していました(上写真左下・右下)。

「このような歴史的瞬間に立ち会うことができたのは素晴らしいこと!過去に先人たちがこの権利のために闘争してきた。ボクが果たした役割なんて、その中でもごくごく小さなもの」
「ボクは、他の人と同じ権利が欲しい。『この人がボクの登録したパートナーです』なんて言い回しではなく、『ボクの名はウリ。そしてこちらがボクの夫です』と言いたい、ただそれだけなんだ」


そう語るウリ君の表情は実に爽やかです。今回通過した法案をこのような会心の笑顔で歓迎する人が少なからずいるということを、同性愛者でない人間であっても決して他人事と考えてはいけないのだと、今回の報道は教えてくれます。今回の法案を日本に置き換えて考えるとしたら、同性婚よりはむしろ選択的男女別姓法案をイメージしていただいた方が、おそらくその本質を理解しやすいことでしょう。そして、この手の法案を通すためにドイツではユニオンの議員さんたちが党議拘束も返上して一肌も二肌も脱ぐプロレスまがいのコントまで披露したのを見るにつけ、(アメリカとイギリスを除く)大陸欧州の「西側先進諸国」と呼ばれる国々の民主主義が重視する価値は、赤の他人を束縛することに対して無邪気かつ無頓着な傾向が元々存在するわが国に根付くのは厳しそうだということにも気付かされてしまった一週間でした。


<参考動画>
1) N24 (2017年6月30日):N24 Nachrichten - Geschichte wird gemacht: Bundestag sagt Ja zur Ehe für alle
https://news.google.com/news/video/iP28RJhzja4/dmcVq9q426KK1JM0bY5bJAr14uv-M?hl=de&ned=de

<参考サイト>
A) 毎日新聞(2017年6月30日):同性婚法可決…賛成多数で 今秋にも施行
https://mainichi.jp/articles/20170701/k00/00m/030/071000c

B) BBC News日本語版(2017年6月30日):ドイツ連邦議会、同性婚の合法化を可決
http://www.bbc.com/japanese/40455100

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