Nagoya Talents' Network - タレコラ

Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2017/03/24

バルセロナ生まれの東京育ち!スペイン系ドイツ人歌手が語る思い出のニッポン

ご存じのように、日本の安倍晋三首相は3月19日(日)からドイツを訪問しています。初日はドイツ北部のハノーファーで開催される情報技術見本市として名高い「CeBIT」(シービット、ドイツ語読みではツェービット)の開幕式典にアンゲラ・メルケル首相と一緒に参加、その後も欧州との自由貿易協定に向けての話し合いなどを予定しているようです。

そんな安倍首相のドイツ訪問を見越して…という訳では決してなかったのでしょうが、先日ZDFを漫然と見ていたら、当連載でもおなじみのドイツの朝の情報番組「Volle Kanne」(ZDF)のゲストとして登場したヒットシンガーが、何と日本育ちだと公言するではありませんか!あまりのタイムリーさに、こちらはビックリして椅子から落ちそうになってしまいました!とても偶然とは思えない粋なキャスティングです↓。

ZDF Volle Kanne(2017年3月17日):Zu Gast Janek Rieke und Álvaro Soler(俳優ヤネック・リーケと歌手アルヴァロ・ソレールがゲスト)
https://www.zdf.de/verbraucher/volle-kanne/volle-kanne---service-taeglich-vom-17-maerz-2017-100.html
(公開期限2017年4月16日、日本からも視聴可能。以下、当稿で使用の画像は全てこのサイトからのスクリーンショット)

日本ではあまり(全然?)知られていないかもしれない、このイケメン歌手の名はアルヴァロ・ソレール(Álvaro Soler)。1991年1月9日生まれの御年26歳という彼は、父がドイツ人で母がスペイン人というハーフです。生まれはバルセロナですが、父の仕事の都合で10歳から17歳までの多感な時期を我らが東京で過ごしたそうです!音楽との出逢いも東京移住を機に親に買ってもらった電子ピアノだそうで、日本のピアノ教室に通い、2歳年下の弟と一緒にアマチュアバンド結成などしながら日本生活を堪能したそうです(ちなみにバルセロナでも東京でも通っていたのはドイツ人学校とのこと)。

スペインに帰国してからは、自動車が大好きだったこともあり、バルセロナの大学で工業デザインを専攻。しかし、いざ大学卒業となると、当時のスペインは就職氷河期の真っ只中にあり、ほとんどの若者がマトモな就職口にありつけなかったそうです。そんなご時世だからこそ、「2年で芽が出なかったら辞める」という条件付きで音楽の道に専念すると決断した彼を、両親も止めなかったといいます。そういう意味では、母国が不況というのも、国民の才能を開花させるには悪くないのかもしれません(笑)。

かくして「2年限定」の約束でスタートした歌手活動ですが、2015年4月にリリースしたファーストシングル『El mismo sol』がいきなりイタリアのチャートで1位に駆け上ったのを皮切りにユーチューブでも再生回数ミリオン突破、翌年4月リリースのセカンドシングル『Sofia』も欧州各国で大ヒット。そんなスペイン系ドイツ人のライジング・スターに目をつけたジェニフアー・ロペスからのオファーで二人のジョイントも実現。さらに2015年には住まいをベルリンに移し、ファーストアルバム「Eterno Agosto」(永遠の八月)をリリース。そして今年、第3弾シングル『Animal』を発表したばかりです。

彼は毎年夏にヒットを飛ばすことから、日本でいうTUBEのような存在…といえばイメージしやすいでしょうか?TUBEといえば、『シーズン・イン・ザ・サン』(1986)→『SUMMER DREAM』(1987)→『Beach Time』(1988)といった具合に、毎年夏になるとチャートインしていた(夏にならないとチャートインしない?)ことから、往年のザ・ベストテン(TBS)で口の悪い司会者に「季節労働者」などと揶揄されていたことを懐かしく思い出します(笑)。また、彼らが最初の一年は全く売れなかったこと、代表曲『シーズン・イン・ザ・サン』が「次が売れなければ辞めろ」と通告されていた中でのヒットとなったことなども、多少ニュアンスこそ違えどもアルヴァロ君の「2年限定の歌手活動」の話を彷彿とさせます。

さて、番組中でアルヴァロ君、日本の思い出について色々と語ってくれています。後にスーパースターとなる若き外国人少年が東京生活に対してどのような印象を抱いていたのか、日本人としては大いに気になるところです。実際、彼とインタビュアーたる司会者との会話は弾み、なかなか興味深い指摘も聞かれます。ということで、日本に言及されている該当部分を以下に和訳再現してみたいと思います。(前述したリンク先動画では12:40~15:08あたりに相当。以下、司会者のインゴ・ノムセン氏を”司”、ゲストのアルヴァロ・ソレール氏を”ア”と表記)

司 「家族でバルセロナから東京に引っ越すなんて、一体どういう経緯?10代の時期を東京で過ごすって、なかなかクール(cool)だよね?」
ア 「ま、クールでもあり、異質(anders)でもあったというべきかな。ボクはむしろ、東京に行った時よりも、その後にバルセロナに戻ってきた時の方がカルチャーショックが大きかった。東京に渡ったときはまだ10歳だったし、10歳児なんてのは、どこであっても親のいるところが我が家だから。」
司 「家族で東京に行くことになったのはどうして?」
ア 「父はかつて日本で働いていたことがあり、父自身も子供の頃に日本に住んでいて日本をよく知っていた。父がある日家族に『どうだいキミたち、一緒に日本に行かないか』と言ったら、家族一同『クールじゃん、もちろん!(Cool !Natürlich !)』となって話が決まった。ま、当時10歳のボクに決定権は無かったと思うけど(笑)。東京での生活はとても楽しかった。また、保護されていた時代(geschützte Zeit)とも言える。日本は外界から守られた国だし(in Japan ist man von außen geschützt)、日本文化ってかなり閉ざされた文化なんだ(Japanische Kultur ist sehr geschlossen)。ボクは日本がとても好きだった。世の中には、日本に6年住んでいても片言の日本語もできないヤツもいるし…」
司 「そういうキミは日本語できるの?コンニチワ~、とか?」
ア 「まあ、帰国から10年経つし(苦笑)、ボクの日本語力はかなりヒドイ事になってる。少なくとも、日本に溶け込むことはとても大変だったけど、なかなかクールな(カッコイイ)体験だった。日本文化はなかなか良い文化で、我々は学ぶことが多いと思う。例えば、『よそ者に敬意を払う』(Respekt vor anderen Leute)という側面は、我々の欧州ではあまり多くみられないことだよね(笑)」
司 「キミはいわゆる思春期を東京で過ごしたんだよね?東京の女の子と成長するのはどういう感じかい?(笑)」
ア 「実は、まさにそこが問題だった。ボクの目には、スペインの女の子の方が良かった。となると、夏休みの(スペインへの)帰省時しかチャンスはなくて…(笑)。」
司 「そっかぁ~!」
ア 「それでも(日本での日々は)とても楽しかった。特に気に入って頻繁に足を運んだのがカラオケで…」
司 「そうだ!(日本は)カラオケが凄いんだったね!」
ア 「もちろん!ボクたちにとってのハイライトだったね!カラオケボックスに5時間閉じこもって、最後の方は声が出なくなるまで歌ったもんさ。それこそ、当時15歳とかだったボクにとって最高の喜びで、クールな経験さ!」
司 「そこで舞台に立つ喜びも知って今に至る…ってか?カラオケの日々の延長線に…」
ア 「もちろん、その通りさ。日本のカラオケってのは、我々欧州人が知っているカラオケとは全く違うんだ。言ってみれば、7階建てビルみたいなのが全館カラオケで、小さな個室(ボックス)の集合体だったりするんだ」
司 「そこで、飲めや歌えやの大騒ぎってか?(笑)」
ア 「ボクたちはそれはなかったね。だって未成年だもん!日本もアメリカと同じで、21才になるまでお酒はダメなんだ。15才だとせいぜい、レモンソーダとか、そうそう、メロンソーダなんてのもある。凄く興味深かったし、クールな時代だったね」

以上です。彼の話の中で私が最もウンウンと共鳴したのが、「東京に行くときよりも、バルセロナに帰ってきた時の方がカルチャーショックが大きかった」というくだりです。私自身も子供の頃に海外(ドイツ)に暮らしていました。それも、日本でドイツ人学校に通っていたアルヴァロ君とは異なり、私はドイツでは普通のドイツ人と同じ現地校で過ごし、久しぶりの日本帰国の際にはカルチャーショックという以上の生活上のギャップと、何よりも日本語力の低さで悪戦苦闘したものでした。残念ながらこのインタビューでは、アルヴァロ君が17歳で帰国してきた母国で具体的にどのようなカルチャーショックを受けたのか、言及がありませんでした。むしろ日本人たる私たちとしては、多感な時期を長く日本で過ごした彼の目に久しぶりの母国がどう映ったのか、そっちの方が聞きたかった気がします。

アルヴァロ君が褒めるところの『よそ者を尊重する』という日本文化の良い側面も、それは彼が「日本で生活するスペイン系ドイツ人」、それも「イケメン外国人」だったからではないかという気もします。最近の森友学園騒動で出てくる愛国教育を実践する幼稚園において、韓国や中国の人々に対する侮蔑に近い文言を園児たちに叫ばせるビデオが報道されていましたが、日本が寛容さを発揮する「よそ者」とはどこからどこまでの国の人々を指すのか、最近は特に考えさせられます。

これに関しては、一つヒントがあります。アルヴァロ君が日本にいたのが10歳から17歳、つまり2001年から2008年あたりまでということです。つまり、彼がいたのは「リーマンショック前の日本」だったことになります。ひょっとして、ソレール家のスペイン帰国はリーマンショックと何か関係があったのでしょうか?日本文化の美点だったはずの大らかさや寛容性がリーマンショックを境に変質したという可能性、そこにさらに2011年の原発事故も加わった、という側面もあるのでしょうか?折しもついこの間、被災地から避難している方々を帰還させて補助金を打ち切るという報道が相次いだばかりで、そのうち「クール・ジャパン」の「クール」(カッコいい)が海外では文字通りの「冷たい」ひいては「冷酷」という意味にすり替わってしまうのではないかと心配になります。

同様にもう一つ、アルヴァロ君のインタビューには重要な指摘が出てきます。「日本は外界から守られている」「日本文化は閉ざされた文化である」という発言です。インタビューではサラっと言ってのけていますが、平和で他者に寛容だった日本に住んでいた彼の口からそのような感想が出ること自体が衝撃です。彼が連発していたこの”geschützt”という単語を私は「外界から守られている」と訳しましたが、実際のニュアンスとしては「海に囲まれ隔離されている」という地理・地政学的なバリアと同時に、「日本語の世界だけで完結しており、他言語文化からの影響を受けにくい」という言語上のバリアという、二重の意味を含んでいるように聞こえました。そして、彼は決してそのことを非難しているのではなく、それも含めて日本の良さであり、日本文化が他に類を見ない独特の醸成を遂げることができた秘訣がまさにそこにあると指摘しているのです。

それが最近の日本では、学習指導要領の改訂で教科書から「鎖国」の記述を削除するという話が出ていると聞き、さらに仰天してしまいました。自国民の海外渡航も禁止なら船の事故で海外に漂着したような自国民の帰国も死罪という時代に、長崎の出島などを介して海外との貿易自体は細々ながらあったという事実を根拠に、「日本は鎖国などしていなかった」と強弁する人々にとっては、「鎖国」とはよほどカンに障る”不都合な単語”なのでしょう。そんな人々には、「21世紀の現代になっても、日本は世界から閉ざされた国である」とアッケラカンと語るこのアルヴァロ君のインタビューはどのように聞こえるのでしょうか。

返す刀で「日本の女の子はイマイチ」などとこれまた言いにくいことを生放送でハッキリ言ってくれちゃったアルヴァロ君ですが、それでも日本のカラオケはいたくお気に入りだったようです。ビル一棟が全室カラオケボックスというのは確かに欧州にはないスタイルであり、今をときめく新進の世界的シンガーがそんな日本のカラオケボックスでメロンソーダを片手にノドを鍛えていたなんて、想像するだけでもワクワクです!もっとも、皆様も気づかれたと思いますが、「日本もアメリカと同じで、お酒は21歳にならないと飲めない」というのは明らかな事実誤認であり、今までそのことを指摘してくれる人が誰もいなかったのであれば、それはそれで彼の東京生活の何らかの一面を象徴しているのでしょう。なお、ドイツでは酒もタバコも16歳からOKであり(ウィスキーなどのアルコール濃度の高いお酒は18歳から可)、司会者がそのような話を振った一因と思われます。

さて、アルヴァロ・ソレールの新曲「アニマル」のミュージックビデオは、前作「ソフィア」と同様、キューバの首都ハバナで撮影されたそうです↓。

キューバの現役女性ボクサーがひたすら走って走りまくるシーン(左上)が印象的なこのビデオで、アルヴァロ君はハバナの景色をバックに歌い踊っております(右上)。前作と本作のビデオクリップはこのハバナロケで同時に撮影され、それも4日間で2本という強行スケジュールだったそうです。

他方で彼は、未来のドイツを担うべき若きソングライターの発掘・指導にも携わっています(下写真)。ちょうどこのインタビューの行われた3月17日といえば、他局で行われた「Dein Song」(キミの歌)という、若きソングライターの登竜門のためのオーディション番組の決戦大会のオンエア日であり、そもそもアルヴァロ君がこの朝の番組に招待されたのも、(日本の話をするためではなく)この番組の宣伝のためだったようです↓。

日本でいう「スター誕生」(通称スタ誕)や「ホリプロタレントスカウトキャラバン」などは未来の歌手を夢見る若者を対象にしたオーディション番組ですが、これを作曲者バージョンにして10代の若者に限定したのが「Dein Song(キミの歌)」です。そういう意味では日本でいうヤマハの「ポピュラーソングコンテスト」(ポプコン:1969-86)や後継の「TEENS’ MUSIC FESTIVAL」(1987-2006)、「Music Revolution」(ミューレボ:2007-)の方が近いかもしれませんが、日本の場合と異なるのは「本人が作曲していること」が条件ということです。2008年に始まった同番組はドイツのKIKAという子供番組専用チャンネル(公営放送ARD/ZDFが出資)の制作で、グランプリ「今年のソングライター」が毎年選出されます。

日本では見慣れないこの番組ならではの特徴として、10代の若いソングライターが予選を経て決勝進出が決まると、それぞれに「音楽版ゴッドファーザー(Musikpate)」と呼ばれる既に名のあるスターが1人ずつ割り当てられてチームを結成することが挙げられます。そして、決戦大会前に各候補者がゴッドファーザーから「プロの特訓」を受けつつ本選に臨む様子も番組内で紹介されます(左上)。つまりこれは、「スタ誕」に「テラスハウス」をドッキングしたような、オーディション型リアリティーショーなのです。今回アルヴァロ君が担当するのは2年余り前にイランから避難してきたという19歳の青年であるファースィン・ジャヴァディ君(Farzin Javadi)(右上)。彼が住んでいる人口1万人の小さな町リードリンゲン(バーデン・ヴュルテンベルグ州)では、地元紙がこのチーム・アルヴァロの記事を逐一詳しく教えてくれます↓。

Schwäbische.de(2017年3月16日):Farzin Javadi steht im Finale von „Dein Song“(ファースィン・ジャヴァディ、「キミの歌」の決戦大会に進出)
http://www.schwaebische.de/region_artikel,-Farzin-Javadi-steht-im-Finale-von-%E2%80%9EDein-Song%E2%80%9C-_arid,10633027_toid,581.html
Schwäbische.de(2017年3月20日):Mitschüler feiern Farzin Javadi - „Dein Song“: Riedlinger verliert im Finale des Kika-Wettbewerbs – „Bin nicht traurig“(同級生がファースィン・ジャヴァディを祝福-KIKA「キミの歌」決戦大会で敗れるも「悲しくない」)
http://www.schwaebische.de/region_artikel,-Mitschueler-feiern-Farzin-Javadi-_arid,10635192_toid,581.html

このファースィン君、今やリードリンゲンで最も有名な人物で間違いないでしょう(笑)。そもそもこのオーディションの予選はスペインのイビサ島で行われていたそうですが、イラン国籍でドイツにて難民申請中の彼だけがスペインへのビザが下りず、彼だけのために開かれたドイツ国内予選で決戦進出が決まったというのだから、なかなか凄い期待のされようです。

さらに記事によれば、彼が本選で歌う予定の曲「Sie lässt mich allein(彼女は去っていった)」は元々はペルシャ語歌詞の悲しいバラードだったそうです。それを、さすがはプロフェッショナルでゴッドファーザーたるアルヴァロ・ソレール、いきなりフラメンコのリズムを組み入れ、さらにスペイン語のリフレインとドイツ語のバックコーラスも付け足したというから、果たして原型をどの程度留めているやら…(笑)。

この決戦大会、グランプリは結局12歳の女の子にさらわれました。しかし、松田聖子しかり、渡辺美里しかり、日本でもオーディションの優勝者が売れずに消えていく傍らで次点や落選者がビッグスターになるケースは枚挙にいとまがありません。ファースィン君の元には地元から家族と学友が大挙して大型バスで応援に駆けつけ、当日は300枚以上のTシャツにサインを求められたというから、今から既にスターになる予感は十分です。それでも記事によれば、ファースィン君は音楽も続けるかたわら、目標は「医師になること」だとあります。つまり、未来の私の後輩ってことでしょうか?!ゴッドファーザーたるアルヴァロ君は大卒後そのまま音楽の道に進みましたが、当時のスペインと今のドイツとの違いもあるのでしょうが、避難民としてドイツに来ているという不安定な立場で、彼がドイツで足場を築き損ねたら一家が路頭に迷うというだけあって、若きファースィン君が堅実なのも無理はありません。

最後に、今回のファースィン君の曲のビデオクリップを以下に紹介して終わります。当稿冒頭のZDFインタビュー動画の7:11頃にも彼の歌唱シーンがワンフレーズ出てきますが、この時の映像と下記リンク先のYouTube動画とではかなり印象が異なり、”サマーヒット連発男”ことアルヴァロ・ソレールの面目躍如で、ペルシャ民謡風の曲がすっかりラテンのリズムに生まれ変わっていることに驚かされます!極端なまでにワイドレンジの多文化融合から成る不思議な曲調には、異次元のクオリティを感じます。もっとも、アルヴァロ・ソレールの言葉を借りれば、「スペインの音楽はアラブからの影響を受けている。ペルシャはアラブの隣だけど、彼の演奏するペルシャ音楽の和音はスペイン音楽そのものだったするし、相通じるものがある」のだそうで、かなり強引な弁明に聞こえなくもありませんが(笑)、とどのつまり彼が言いたいことは、ペルシャ調の音楽にフラメンコが違和感なく乗るのは、イランとスペインとの間に歴史的にも文化的にもそれなりの接点があればこそ…ということのようです。

YouTube - Dein Song 2017 - Farzin - Sie lässt mich allein | Mehr auf KiKA.de
https://www.youtube.com/watch?v=HHMwNo9FE0s

歌手・兼・医師、それとも医師・兼・歌手?イランからやってきた若者の未来もさることながら、この動画を見て真っ先に思ったのが、「ドイツもスペインも結構よそ者に寛容やんけ!」ということでした。日本の方こそ彼らからたくさん学ばねばならないと思わずにはいられなかった、先週末の安倍首相来独前後の一連のエピソードでありました。

バックナンバー>>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486