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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2017/02/10

欧州フィギュアスケート選手権のキーワード(2)…「ブレイクスルー」!自己ベスト大幅更新の選手を一挙紹介

アメリカの刑事モノの連続ドラマなどを見ていて、比較的よく耳にする単語のひとつに「ブレイクスルー」というのがあります。迷宮入り必至かという絶望的局面で重要な証拠や思わぬ証人が現れたりして、下っ端デカがボスに、あるいはFBIが検事に、「捜査に大進展がありました!」と報告する際、”we have a breakthrough in this case”という表現がどのドラマにも出てきます。「ブレイクスルー」を辞書で調べると、「《軍》突破作戦、《科学・技術の》飛躍的な前進[進歩]、画期的成功、《行き詰った交渉の》進展、現状打破[打開]」などとあります(リーダース英和辞典)。

この「ブレイクスルー」、どうやらフィギュアスケートの世界にもあるようです。先月末の欧州フィギュアスケート選手権(2017年1月25~29日、チェコ・オストラヴァ)では、それまでなかなか破ることのできなかった大きな壁を突き破って新しい次元に突入した選手が目につきました。そんな「ブレイクスルー」を果たした選手は、来月に控える世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)、ひいては来年の平昌オリンピックでも思わぬ波乱を起こす可能性があります。ということで、来季の予習も兼ねて(笑)、今回の欧州選手権で総合得点の自己最高記録(いわゆる「キャリアベスト」)を20点以上更新した選手(またはペア)を3例ほど紹介したいと思います。

その1) 女子シングル7位…ルーナ・ヘンドリックス選手(Loena Hendrickx)(ベルギー、17歳)
  旧・キャリアベスト 148.16→新・キャリアベスト 172.71 (24.55ポイント更新)

<YouTube>Loena HENDRICKX - 2017 European Championships - FS (B.ESP)
https://www.youtube.com/watch?v=5P5OpIaT-Ns

 アメリカのテレビドラマの例ばかりで恐縮ですが、『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(2003年~現在シーズン14放送中)に登場するブッ飛んだ科学捜査官のアビゲイル・シュート役でレギュラー出演中の女優さん(ポーリー・ペレット)に似ているような気が…。映画『スーサイド・スクワット』のイカレた主人公にもちょっと似ている?何だか、パンクの香りを感じてしまうのは私だけでしょうか?いずれにしても、独特の雰囲気を持つ17才です。

彼女の得意技は、腕を挙げてのトリプルジャンプ。冒頭のトリプルルッツでは両腕を高く上へ挙げながら飛び(左上)、続くトリプルフリップ(右上)では腕を頭の上下に折るカンフー映画のような(笑)姿勢で飛びます(右上)。腕を挙げながら飛ぶトリプルジャンプといえば、女子シングル世界女王のエフゲニア・メドヴェージェワ選手のイメージが強く、GOE(技の出来栄え)の加点を狙ってロシア勢が多用している印象もありますが、ベルギーの新星だって負けてはいません!

そして、感情豊かな表現力も彼女の真骨頂。何せパンクの香りがするのですから(笑)、持っている表現の引き出しは多そうです。(以前掲載のイギリスパンク40周年に関するコラム内に登場の女性パンクロックシンガーの草分け的存在、スージー・スーの写真と是非見比べてみて下さい:→40周年の節目に指摘が相次ぐ?「パンク音楽」と「ブレグジット」「トランプ」との共通点の数々

キスアンドクライで得点を待つ間にベロベロと舌を出す姿も、これまたパンク(左上)!そして得点が出た瞬間、驚きとともにこのポーズです(右上)。ルーナ・ヘンドリクス選手、今度の「ブレイクスルー」を飛躍につなげることができれば、18才で迎える来年のオリンピックでも台風の目になるかもしれません!

余談ながら、以前当サイトで取り上げた男子シングルのヨリック・ヘンドリックス選手(Jorik Hendrickx、24才)はルーナ選手の実のお兄さん。チェコ開催でありながらチェコのブレジナ兄妹はアベック出場を果たせませんでしたが(兄のみ出場で総合12位に終わる)、代わりに今大会はベルギーのヘンドリックス兄妹がセンセーションを巻き起こしています!この兄も今回自己ベストを9点ほど更新、男子シングルで何と4位に入る大健闘です(それまでの欧州選手権での最高位は9位)。

<YouTube> B.ESP. Jorik HENDRICKX FS - 2017 European Championships
https://www.youtube.com/watch?v=SGP_-ZUXnQE

(左上:会心の演技の終了直後のガッツポーズ。右上:得点発表に満足の表情。なお、隣に座る金髪女性は兄妹共通のコーチであるカリーヌ・ヘリガース氏で、1985年世界ジュニア女子シングル23位、1986年同大会26位などの記録あり)

お兄さんの演技構成はショート・フリーを含めて4回転ジャンプが一つもありません。トリプルアクセル止まりでも上位入賞を果たせた理由として、ユーロスポート解説者は「スケーティング・スキル(特にトランジション)が格段に向上したこと」「感情表現が豊かなこと」を挙げていました。映像をみると確かに、昨年11月のフランス杯で見た時にも増してスケートの”ひと掻き”がよく伸びるようになり、身体を大きく滑らかに使えるようになり、ジャンプもよく流れ、エッジワークも深くなったように見えます。これだけスケーティング自体が良くなれば、4回転だって本当は飛べるのではないかという気がします。振り返れば、以前のコラムで指摘したように、ヨリック君は昨年のフランス杯において、あのネイサン・チェン選手(アメリカ)が4回転ルッツや4回転フリップを軽々と飛ぶのをキスアンドクライに居残ったままガン見(!)していました(→フィギュアスケートGPフランス大会観戦記(1)…グランプリ・ファイナル出場選手を一挙紹介!男女シングル編)。あの調子なら、オリンピックを見据えた来季以降、4回転にも挑戦して来る可能性は十分ありそうです。

その2) 男子シングル10位…パウル・フェンツ選手(Paul Fentz)(ドイツ、24才)
  旧・キャリアベスト 199.20→新・キャリアベスト 225.85 (26.65ポイント更新)

日本ではさほど知られていないと思われるパウル・フェンツ選手は1992年ベルリン生まれの24才。ドイツ選手権の男子シングルでは2012年から6年連続で表彰台に乗り続けていますが、まだドイツチャンピオンになったことはありません。それにもかかわらず今回欧州選手権に出場できたのは、2014年ソチ五輪8位でドイツ選手権優勝6回を誇る現役王者のペーター・リーバース選手(Peter Liebers、28才)の怪我に伴うものでした。リーバース選手とフェンツ選手は所属リンクが同じ(SCベルリン)でしかもドイツ軍所属という共通点があり、フェンツ選手の現コーチがリーバース選手の元コーチ(ロミー・エースターライヒ Romy Österreich:旧東ドイツ出身の元ペアスケーター、1976年インスブルック五輪銀メダル)という関係です。なお、今回の欧州選手権でフェンツ選手がトップテン入りを逃した場合、ドイツ選手権1位のリーバース選手と2位のフェンツ選手と3位フランツ・シュトロイベル選手(オーバースドルフ所属、2016年世界フィギュア28位)の3名で選考競技会を開き、世界選手権の代表選手を決めることになっていました。つまり、本年3月末の世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)において1枠しかない男子に誰を派遣するか、このオストラヴァの欧州選手権でのフェンツ選手の成績にかかっていたのです。(末尾参考サイトA)

<YouTube> B.ESP. Paul FENTZ FS - 2017 European Championships
https://www.youtube.com/watch?v=Yi6bm-RZPIs 

(2度の4回転トーループはいずれも着地が乱れたが、冒頭のトリプルアクセルを含めた他のジャンプは成功。ピンクフロイドの曲調に振付も衣装もよく合っており、全体としてクリーンなスケーティングができたと満足な様子) 

(得点が出た瞬間、信じられないというような放心した表情となるフェンツ選手と、隣からのぞき込む女コーチのエースターライヒ氏)

ショートプログラム12位(72.68)から大きく盛り返してフリー8位(153.17)、総合得点も悲願だった200点を超え(225.85)、ギリギリの総合10位に滑り込みました。これで、フェンツ選手は晴れてヘルシンキ行きのチケットを手に入れ、しかもドイツは来年の欧州選手権(ロシア・モスクワ)における男子シングルで2枠を獲得することになりました。代表選考会の必要がなくなったことで気楽に臨むことのできる2月のチロルカップ(インスブルック)では、フェンツ選手は4回転サルコーにも挑むようです。あとは、今回の「ブレイクスルー」をヘルシンキや来年のオリンピックシーズンでも再現できるかどうか、今後が注目されます。

その3) ペア3位…ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ組(Vanessa James/Morgan Cipres)(フランス、29才/25才)
  旧・キャリアベスト 198.90→新・キャリアベスト 220.02 (21.12ポイント更新)

今大会のハイライトは、このペアで決まりではないでしょうか。今大会の彼らの演技は間違いなく歴史に残るものでした。下記はユーロスポートのフリー演技の動画ですが、解説者の興奮っぷりが半端ありません(笑)。フィギュアスケートに興味がある方も無い方も、是非とも以下の動画サイトをご覧になることをお勧めします。

その前に、このジェームス/シプレ組のフリー登場までの状況をおさらいしておきましょう。前日のショートプログラムにて、エフゲニア・タラソワ/ウラジミール・モロゾフ組(ロシア)が安定した演技で首位(80.82)、アリオナ・サフチェンコ/ブリューノ・マッソ組(ドイツ)がジャンプ失敗もあってまさかの3位(73.76)、そして彼らは自己ベストを8点近く更新して堂々の2位(74.18)につけました。そしてフリー当日、サフチェンコ/マッソ組が一世一代の素晴らしい演技で高得点をマーク(148.95)、会場がその余韻に包まれる中、さらに一組おいて登場したタラソワ/モロゾフ組は冒険を避けて多少抑え気味のプログラム構成ながらクリーンな出来でフリー2位(146.76)、ショートでのリードが効いて総合首位(227.58)に躍り出ます。この首位攻防に会場が大きく沸いた直後、最終滑走として氷上に登場してきたのが彼らでした。

<YouTube> European Championships 2017 FS Vanessa JAMES & Morgan CIPRES
https://www.youtube.com/watch?v=NHT4Xt3Jupg

(左上:スロー4回転サルコーを何とか着地。投げられる女性の高さにビックリ。右上:彼らの代名詞とも言われる、大変難しい入り方のデススパイラル。左下:片手でのリフトがこれまた圧巻の一言。右下:演技終了後に雄叫びを上げるコーチ)

ただでさえプレッシャーがかかると言われる最終滑走ですが、今大会での彼らは何と、ショートもフリーも最終滑走でした。しかもフリーでは、失敗すればメダル圏外に大きく転落しかねないという超大技のスロー4回転サルコーに果敢にも挑戦という、「攻め」のプログラムを選択しました。上の写真で見せた難しいデススパイラルにしても、公式戦で失敗したのを私はこの目で見たこともありました。2012年以降、欧州選手権で6位→4位→5位→5位→4位と、あと一歩のところで表彰台を逃し続けてきた彼らとしては、これだけリスクの高い内容を最終滑走で披露するのは大いに勇気のいることだったはずです。この「攻め」の姿勢こそが、フリーの技術点が全ペア中最も高かったこと、そして、結果的に銅メダルに踏みとどまることができた最大の要因となりました。

彼らの「攻め」の姿勢は、実は今大会だけのものではありません。彼らは昨年夏、思い切ってコーチを変更し、生活拠点をアメリカのフロリダに移しているのです。元々カナダ人であるヴァネッサさんはともかく、モルガン君にとっては相当な決断だったのではないでしょうか(→エリック・ボンパール杯観戦記(3)…移民国家フランスのロールモデル?シャフィック・ベセギエが体現する世界)。新しいお師匠さんとなったジョン・ジマーマン氏(John Zimmermann)と言えば、かつて伊奈恭子さんとペアを組んで2002年ソルトレークシティー五輪5位、同年世界選手権で銅メダルという実績があります。この”神プログラム”の振り付けを担当した一人、シルヴィア・フォンタナ氏はジマーマン氏の奥様で元イタリアの女子シングル選手、個人的には2006年トリノ五輪で荒川静香さんと同じ曲「トゥーランドット」で演技した感動的なプログラムが今も強い印象として残っています。

得点及び順位発表の瞬間、キャーと叫びながらバンザイするヴァネッサ選手の隣に、コーチのジマーマン氏もいます。欧州選手権におけるフランスのペアのメダル獲得は、実に14年振りだそうです。

最後に番外編として、以前当コラムで紹介したライッチ家の人々の続報をお届けしましょう(→フィギュアスケート欧州選手権inブラチスラバ(2)…家族愛対決!スロバキアのライッチ家VSチェコのブレジナ家)。ニコル・ライチョワ選手(Nicole Rajičová)(スロバキア、21才)です。

ライチョワ選手といえば、スロバキアの首都ブラチスラバで開催された昨年の欧州選手権が「ライチョワ祭り」と呼んでも過言ではないほどの盛り上がりでしたが、あの時はフリーの失敗が響き、残念ながらトップテン入りは果たせませんでした。

<YouTube> B.ESP. Nicole RAJICOVA FS - 2017 European Championships
https://www.youtube.com/watch?v=O6NkLUJfPa0

(左上: 冒頭のトリプルルッツ踏切直前。右上: ニコル選手が最も得意とすると公言(参考サイトB)、プログラムにも多用しているループジャンプの踏切直前。左下: スピン中の表情が真剣そのもの。右下: フィニッシュの瞬間)

そして今年はスロバキアの隣国チェコでの開催。元々ひとつの国(チェコスロバキア)だったのと、互いの言葉も通じるという関係もあり、母国並の声援に恵まれたライチョワ選手、今年はショート7位(60.98)、フリー6位(118.72)、そして総合でも6位(179.70)と、ついに念願のトップテン入りを果たしました。

左がステージパパ(?)の通称トムこと、トミスラフ・ライッチ氏(Tomislav Rajič)。右には、父トムが娘のために肝いりで探してきたスロバキア人コーチのイゴール・クロカベッツ氏(Igor Krokavec)。両者に挟まれたニコル選手、フリーの得点が出た瞬間、父と共にこのポーズです。この成績により、来年のモスクワの欧州選手権にスロバキアは女子シングル代表を2名派遣できることになりました。

思えば前回のソチ五輪を含む2013/2014シーズン、アメリカから割り込んできた形となったライチョワ選手とそれまでのスロバキア1位の選手との間で、一枠しかなかったソチ五輪の代表枠争いがもつれ、最後の最後にライチョワ選手の代表派遣が決まったという経緯がありました。もしライチョワ選手がこの「ブレイクスルー」を契機に演技が安定し、あわよくば世界選手権や五輪でも2枠をもたらすような上位進出をコンスタントに重ねる選手になろうものなら、それまで不満で悶々としてきた人々も救われるのではないでしょうか。そういう意味で、この「ブレイクスルー」に誰よりも胸を撫でおろしているのは、実はスロバキアのスケート連盟幹部の人々かもしれません。

とはいっても、昨年の世界選手権(ボストン)では16位に終わったライチョワ選手にとって、まずは本人自身の平昌五輪切符を確定させることが先決だと、コーチのクロカベッツ氏は語ります(参考サイトC)。各国の五輪代表枠が決まる重要な大会であるヘルシンキの世界選手権はいよいよ来月末の開催、その前哨戦として四大陸選手権(2月15-19日、韓国・江陵市)が来週に控えています。日本も含め、各国それぞれの事情や思惑にも注目して見守りたいところです。


<参考サイト>
A) Handelsblatt(2017年1月29日):Eis-Sprungkünstler Fernandez verletzt zum fünften Titel
http://www.handelsblatt.com/sport-eis-sprungkuenstler-fernandez-verletzt-zum-fuenften-titel/19318090.html

B) Šport.sk(2017年1月31日):Nicole Rajičová: Byť s Ruskami na ľade je motivácia
http://sport.aktuality.sk/c/259063/nicole-rajicova-byt-s-ruskami-na-lade-je-motivacia/

C) TERAZ Šport(2017年1月29日):ME v krasokorčuľovaní: Krokavec s Rajičovou zaostrili na ZOH 2018
http://www.teraz.sk/sport/krasokorculovanie-me-krokavec-zaostri/240727-clanok.html

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