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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2016/09/09

リオ五輪特集(4)…やたら多かった「日独対決」をドイツメディアの報道で振り返る

広いようで狭いこの世の中、みんながハッピーになれるのであればそれに越したことはありませんが、誰かの笑顔の陰には必ず、悔し涙にくれる顔があったりするのが世界の現実です。それこそオリンピックやワールドカップなどのスポーツの祭典においては、悲喜こもごもの光景が連日連夜展開されるのは当たり前のことです。しかし、各国のスポーツ報道となると、最近はどこもかしこも自分の国のことにしか興味がないような自己中心的内容に終始するのがトレンドのようです。そういう意味では、世界はグローバル化どころか、どんどん狭くなっていっているのかもしれません。

そんな思いを強くしたのは、先月終了したリオデジャネイロ五輪において、直接にしろ間接にしろ、ドイツと日本との対決を目の当りにすることがやたらと多かったことが関係しているかもしれません…などと書いたところで、カタヤマは一体何をグダグダ言っているのかと疑問に思われた方は、きっとコチラの写真を一目ご覧になれば、何のことか即座にピンとくることでしょう↓:

上の写真の場面が一番象徴的でした。これは、卓球女子団体準決勝の”日独直接対決”の試合終了の瞬間を捉えたドイツ公営放送ARD(ドイツ第一放送)の五輪中継画面です。手前がドイツのエース、ハン・イン(Han Ying、韓瑩)選手の歓喜のバンザイ、卓球台の向こう側にはガックリの表情の我らが愛ちゃんこと福原愛選手、さらにその向こうには赤いジャージを着た日本代表の村上恭和監督の姿が見えます。あまりに極端な陰と陽、それも赤い方が陰で黒い方が陽だというのだから、シャレになりません。

この準決勝の最終戦となった第5戦、セットカウント2-2で迎えた第5セット(11点先取で勝利)を10-9でドイツリードという究極の場面、最後にハン選手がカットしたボールが卓球台の長辺の角に当たって横に跳ね返る「エッジボール」でドイツの得点となってゲームセット、その直後には日本チームから、ボールがエッジではなくサイドに当たってアウトなのではないかと抗議があったものの、審判協議の末に訴えは却下され、誰もがビックリのドイツ女子卓球史上初となる五輪でのメダル確定に至った訳です。

試合後のドイツメディアのインタビューも興奮に包まれていました。左下写真の女性の満面の笑みが全てを物語っています。こちらはドイツナショナルチーム女子卓球代表監督のジエ・シェップ(Jie Schöpp、旧名Shi Jie施婕)氏で、誰も期待すらしていなかった大金星をゲットした喜びを、その中国語訛りのドイツ語で一言一言噛みしめるように説明していました(下写真左上):

「今まで敗北と折り合うことには慣れていたが、今回いきなりこんなデカい勝利が舞い込んできて、新しい次元に突入した感じ!ドラマチック過ぎて、信じられない!」

さらにこの団体戦で伊藤美誠選手とのシングルスおよび伊藤/福原組とのダブルスで計2勝を挙げて決勝進出に貢献したペトリッサ・ゾリヤ(Petrissa Solja)選手(上写真右上)も、試合後はフワフワした安堵の表情でこう言いました:

「試合に出ている時はまだマシで、ベンチで仲間を応援している時は自分がプレーではなく叫ぶことでしか貢献できないのが精神的にもキツくて、ベンチで死にそうでした(Man stirbt auf der Bank)

なお、ドイツ生まれのドイツ人はゾリヤ選手だけで、他は監督ともども全員中国生まれの帰化組というドイツ女子卓球代表チームを見て、一体どこがドイツなのかとクラクラきた方も多いのではないかと思いますが、今回のこの快挙はそもそもシェップ監督なくしてあり得なかったと考えられています。というのも、ペトリッサ・ゾリヤ選手は両親も姉二人も卓球選手であり、小さいころから卓球一筋の人生を過ごしてきたという、それこそ福原愛さんも顔負けの卓球一家の末娘です。そして、姉のアリシアさんは2012年ロンドン五輪に卓球のオーストリア代表として出場しているのですが、ドイツ代表ではなくオーストリア代表だった理由は、祖母がオーストリア人ということと、当時のドイツ代表監督とゾリヤ姉妹との間の確執と報道されていました。このため、ペトリッサ選手自身も姉のいるオーストリアでプレーしていたのですが、2012年のロンドン五輪に際して先述のジエ・シェップ氏がドイツ代表監督に就任したのを機にドイツに戻ってきたそうです。これは、シェップ監督の手腕や人柄に求心力があったということに他なりません。また、以前のロンドン五輪のコラムでも紹介したように(→ドイツで観戦するロンドン・オリンピック2012 (7)…五輪は国を映す鏡?移民系ドイツ人選手の活躍)、シェップ監督自身が1989年に21才で渡独、翌年にはドイツ人コーチと結婚しドイツ国籍取得、そしてドイツ代表選手として欧州選手権団体優勝および個人銅メダル獲得、世界選手権団体銅メダル獲得、さらには3度の五輪出場(1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネ)を経て、今やドイツ代表監督に収まっているというこれまでの生き方そのものが、今のドイツ女子卓球界で活躍する中国出身の女性たちにとっても究極の理想を体現するロールモデルとして受け入れられているのではないかとも考えます。

 (左から韓瑩Han Ying選手、單曉娜Shan Xiaona選手、ペトリッサ・ゾリヤ選手。銀メダル獲得の表彰台にて)

他方で、男子は逆の結果となりました。ドイツ女子の奇跡の準決勝突破から一日明けた8月15日、これまた日本を相手に行われた卓球男子団体の準決勝の結末は、勝利の瞬間に床に寝転ぶ水谷圭選手(下写真右下に腰から下だけ写っている)と、対照的にガックリと肩を落として放心状態のバスティアン・シュテーガー(Bastian Steger)選手(下写真左上)という、女子の時とは逆の「陰と陽」となりました。

こちらの”日独直接対決”はドイツではゴールデンタイム真っ只中の夜19時から中継されたものの、初戦でエースの通称ディーマことディミトリー・オフチャロフ(Dimitrij Ovtcharov)選手がストレート勝ちした試合だけがドイツ的ハイライト(笑)という感じで(下写真)、以降の試合は特に水谷選手があまりにも強すぎることがシロート目にも一目瞭然でした。そして、視聴率を気にするテレビ局もそのあたりは百も承知だったと見えて、オフチャロフ選手の試合は濃厚な解説付きでフル中継した割には、次の試合になるとやたらと別の競技に映像が何度も差し替わるようになり、そこに先週ご紹介したカヌーのコーチの訃報まで飛び込んでくるわで、最後の瞬間だけ何とか間に合わせたような尻切れトンボな中継に終わってしまったのでした。(→リオ五輪特集(3)…ドイツ・カヌー界の悲劇!コーチ事故死の報道が物語るブラジルの医療事情

(ガッツポーズのディーマ君、ロンドン五輪の時よりも随分お兄さんの雰囲気になりました。手前は日本の吉村真晴選手。なお、ディーマ君は旧ソ連時代のウクライナ出身で、両親共にソ連の卓球選手でした。そのあたりの説明とロンドンでの勇姿はコチラのコラムを参照:→ドイツで観戦するロンドン・オリンピック2012 (7)…五輪は国を映す鏡?移民系ドイツ人選手の活躍

(男子が銅、女子が銀というアベックでのメダル獲得となったドイツ卓球代表選手と代表監督の総勢8名がスタジオに大集合。手前のスーツ姿のインタビュアーは、元フィギュアスケート男子シングルチャンピオンでZDFの看板キャスターとして人気の高いルディ・ツェルネ氏。ツェルネ氏についてはコチラのコラムも参照:→ZDF版ソチ五輪フィギュアスケート解説者の驚異的博識(4)…ソトニコワの金は「伊藤みどりの代理戦争」だった!

さて、この卓球の男女以外にも、日独対決ってあったのでしょうか?もちろん、例えば男子柔道90キロ級でベイカー茉秋選手の初戦の相手がドイツ人選手だったり、女子柔道70キロ級で田知本遥選手が準決勝で破った相手がドイツのラウラ・ヴァルガス・コッホ選手(←最終的に銅メダル獲得)だったり、レスリングのグレコローマン66キロ級の敗者復活一回戦で井上智裕選手がドイツ選手に勝利したりという具合に、細かく見て行けば直接対決はたくさんあるはずです。しかし、私の心の深くに強く刻み込まれたのは、どちらかといえば直接対決ではなく「間接対決」の方でした。中でもとびきり印象的だった”日独間接対決”が、以下に示す2つのケースでした。

一つ目は、カヌー・スラロームの悲劇です。といっても、例のカヌーのコーチの訃報の話ではありません。カヌー・スラロームはスキーのスラロームと同様、あくまでも一人ずつがコースに出てタイムとテクニックを競うものですが、複数名が同じコースで並んでスタートして順位を競うものではないため、「どうして日独対決となるの?」と思われることでしょう。実はこのカヌー・スラロームの男子カナディアンシングル、日本では羽根田卓也選手の銅メダル獲得でさぞかしお祭りのような祝福モードだったことと推測しますが、同じ瞬間のドイツはそれこそお通夜か告別式のような葬送モードに支配されたのでした。そして、その中心にいたのが、以前のコラムで「移民系選手」の1人(両親がギリシャからの移民)として紹介したことのある、シデリス・タシアディス(Sideris Tasiadis)選手です。

上の写真は、出走直前のタシアディス選手です。その何だか尋常でないような悲壮感の漂う表情は、4年前のロンドン五輪で銀メダルを獲得した時のいかにもギリシャ系らしい底抜けの朗らかさと比べると、まるで別人です。リオでのタシアディス選手はこのレースの最終走者であり、この時点で日本の羽根田選手は3位に着けていました。つまり、タシアディス選手が3位以内に入れば、羽根田選手はメダル圏外に落ちてしまうのです。そして、タシアディス選手は前回の銀メダリストであるのみならず、今回のリオ五輪でも優勝候補の一角でした。それを証拠に、以前のコラムで紹介したドイツ・ビルト紙の大会前のメダル予想の記事でも、彼は「前回ロンドンで銀メダル獲得。今回は間違いなく金」と、まるで優勝が既定路線であるかの如くコメントされていたほどです。(→リオデジャネイロ五輪特集(1)…毎度ながらのスロースターター?ドイツのメダル皮算用

そんな彼の悲壮感溢れる表情には、ある事情がありました。その事情とは、コチラの記事に説明があります↓。

これは、『カヌーのスターが死んだ彼女のために金メダルを狙う』というタイトルの2016年6月28日のビルト紙の記事で、その内容をかいつまんで紹介すると、

「シデリス・タシアディス選手には、5年前から同棲していたクラウディア・ベア(Claudia Bär)という恋人がいた。彼女も世界クラスのカヌー選手だったが、彼女は2013年のプラハでのW杯で足の痛みを訴え(それでもW杯では銀メダル獲得)、同年10月に白血病と判明。以後は化学療法、2014年に幹細胞移植と、経過は順調に見えたが、翌年再発、2015年9月28日に帰らぬ人となった。それからのタシアディス選手はよりいっそう自分に厳しくトレーニングに励むかたわら、毎週日曜日には彼女への墓参りを欠かさない。そして、リオ五輪後には、墓前に金メダルを供えることを望んでいる」

というものです。ビルト紙以外に一般紙でも五輪大会前に彼の悲恋物語は大々的に報じられていたので、リオ五輪での彼のレースは、実況中継のアナウンサーがいささか声を上ずらせる感情的なものになりました。しかし、「死んだ彼女のためにも、何が何でも金メダル!」というタシアディス選手の意気込みは、その想いがあまりに強すぎたせいなのかは分かりませんが、残念ながらどんどん空回りしていくのが明らかでした。途中でゲート通過ミスを連発し、タイムも伸びず、最後は5位でのフィニッシュに終わったのでした↓。

左に前回のロンドン五輪、右に今回のリオ五輪のフィニッシュの瞬間の映像を並べてみました。4年間という長くも短くもあったであろう時の流れの中で起きた出来事の重みが、あまりにも対照的です。

 そして、死んだ彼女の墓前に金メダル報告という夢が破れた瞬間、うなだれたタシアディス選手がテレビにド・アップで映りました(上写真)。ついこの間はアンドレアス・トバ選手(→リオ五輪特集(2)…その名も「ヒーロー・デ・ジャネイロ」!ドイツを感動の渦に包んだアンディは「リオの花」?)のために涙したドイツ国民が、またもや涙・涙…!その横で日本の羽根田選手がトレーニング仲間でもあるスロバキアの選手や金メダルのフランス選手と一緒に嬉し涙を流している映像も、このタシアディス選手の痛々しい姿の前に吹っ飛んでしまったのでした。そして、この頃からでしょうか、ドイツにおける今回の五輪報道が妙に純国産メロドラマ仕立てになっているのではないかと、私自身が日本人としていささか鼻につくような感覚を覚えるようになっていくのは…。

もっとも、少しチャンネルを変えたら、今度はフランスの放送局から超ノーテンキなお祭りのような映像が飛び込んでくる始末で(笑)、どこの国も似たようなものなのかもしれません↓。

まあ、チャンネルを少し変えるだけでフランスの放送局が入るという時点で、電波事情の”日独対決”なら圧倒的にドイツに軍配が上がるでしょう。他にもBBC(英国)やアルジャジーラ(カタール)にロシアトゥデイ(ロシア)、CCTV(中国)、アリランTV(韓国)、NHKワールド、キューバビジョン(キューバ)といった各国の国際放送が無料で視聴できる(さらに国境沿いの町なら隣接国の一般放送も普通に受信できる)ことを考えると、この点での日本は大きく立ち遅れて鎖国同然としか言いようがありません(→新春上海見聞録(2)…六か国語放送の中国中央電視台(CCTV)の驚異的な発信力)。なお、上写真左はカヌーの”日独間接対決”を横目に堂々の金メダルをさらっていったフランスのドニ・ギャルゴー(Denis Gargaud)選手のレースをかつての恩師が手に汗握りながら絶叫テレビ観戦→ゴール直後に大号泣!という地元マルセイユのカヌークラブからの生中継、右は同日夜のフランス・クラブでのメダリスト・インタビュー(なかなか落ち着いた語り口が印象的!)で、この日のフランスがメダルラッシュだったこともあり、祝勝会は大盛況だったようでした。

さて、最後にもう一つの”日独間接対決”を紹介して終わりにします。それは、コチラの青年です↓。

 どことなくダルビッシュ有投手を連想させるような美形ドイツ青年の登場ですが…ン?これのどこが日独対決?と思われた方、これは大会6日目の200m背泳ぎ決勝で7位に入ったクリスチャン・ディーナー(Christian Diener)選手で、実はこの決勝レースの8位が日本の入江陵介選手だったのです。この試合直後のインタビューで、まだまだ荒い息を切らしながら、ディーナー選手は「イケてる」とか「スゲえ」という意味の若者用語”Geil(ガイル)!”を連発しつつ、興奮気味にこうレースを振り返ったのでした:

最後の50mなんかもうアップアップだった(die letzte 50 war aua, aua)。でも、戦略なんてクソ喰らえ(Scheiß auf die Taktik)の心意気で開き直った。とにかく、ビリにだけはなりたくなかったから!(Ich wollte nicht Letzter werden)…そして、それが達成されたという意味では、自分は大いに満足している”

これは後日別稿を用意する予定ですが、リオ五輪でのドイツ競泳陣はメダルがゼロという文字通りの大惨敗に終わり、旧東ドイツ時代の水泳王国が別の国かと思うような凋落ぶりに、ドイツ水泳連盟に対して責任を問う声が噴出して最近ちょっとした話題になっています。五輪のレース直後から翌日の記者会見に至るまで連日、選手や役員の泣き言から言い訳に号泣といった姿ばかり見せられ続けたドイツのお茶の間にとって、ドイツ競泳陣の中でクリスチャン・ディーナー選手ただ一人が爽快な笑顔でその幸せを炸裂させる姿は、それこそドイツ競泳界唯一の救いとも呼べるものでした。これをあえて日本風に例えるなら、北島康介選手の「チョー気持ちイイ!」というあの発言にも通じる無邪気さがあります。もっとも、「シャイス・タクティック」(戦略なんてクソ喰らえ)の「シャイス(Scheiß)」とはドイツ語でウンチ(!)の意味ですので、以前取り上げたミュンヘンの連続銃撃事件の記事での近隣住民の罵詈雑言ビデオを彷彿とさせる品の無さではあります(→暗黒の夏の正体を探る(2)…ミュンヘン連続銃撃事件の意外な犯人像が示す日独共通の教育問題)。それが、本国に生中継されるオリンピック選手のインタビューで堂々と飛び出したのですから、お茶の間の善良な老若男女もひっくり返るインパクトです(笑)!

ただ、以下のように決勝レースの写真を並べ、ディーナー選手の目線で振り返ってみれば、彼の言っていることに全くウソがないこともまた明白でした↓。

 左上写真はスタート前で、一番奥の1コースが入江選手、手前の8コースがディーナー選手です。右上写真が最初の50mを折り返した瞬間で、何とディーナー選手は2番手で折り返しています!いかに後先考えず前半飛ばしまくったかが分かるというものです。しかし、その次の100mのラップは3番手、150mのラップでは表示圏外と、徐々に遅れが目立ち始めます。そして、本人が「もうアップアップだった」と振り返った左下写真の最後の直線ですが、この時点での最下位争いは7コースの中国人選手と1コースの入江選手とで横一線のように見えます。そして、右下写真は上位陣がゴールインして順位が出た瞬間ですが、ドイツ国民の目をくぎ付けにした1コースと8コースの対決はほとんど同時に見え、いかにも微妙な感じでした。

水泳選手に多いのかどうかは知りませんが、ディーナー選手はどうやら近視のようです(上写真左)。睨みつけるように目を細めて凝らした先には、きっと掲示板の一番下ではない位置に自分の名前が燦然と輝いているように見えたに違いありません。入江選手との差はたったの0.09秒(!)という薄氷の7位でしたが(上写真右)、最下位から辛うじて脱出しただけだというのに、プールから上がった直後の彼はまるで金メダルでも勝ち取ったかのような興奮と歓喜を隠そうともせず、先程の「ディーナー語録炸裂!」とも呼ぶべき今どきの若者風のインタビューにつながっていくのです。

さて、今後も五輪や各スポーツの世界選手権ないしW杯などで、日本とドイツが直接対決する機会は多々あることでしょう。下写真のように、ドイツ国旗と日本国旗が並んだようなテレビ画面を見ることも、これからまだまだありそうです。

しかし、少なくとも私の場合、今後どの国で五輪やW杯などの大きな国際大会をテレビ観戦することになったとしても、対戦相手の国のメディアならこれをどう報じるだろうか…という視点を常に意識して試合を見ることになるのは間違いないだろうと確信しています。それだけ、今回の一連の直接・間接の「日独対決」をドイツのメディアで見届けた経験は衝撃的かつ教訓的だったのです。ということで、次回コラムでは、私にとってはもうひとつのカルチャーショックとも呼ぶべき目ウロコだった某競技についてのエピソードを紹介したいと思います。


<参考サイト>
Deutscher Tischtennis Bund(DTTB)ドイツ卓球連盟公式ホームページ(2016年8月14日):Historisch: DTTB-Damen im Olympia-Finale! / 3:2-Sieg im Vier-Stunden-Drama gegen Japan(歴史的快挙:ドイツ卓球女子団体が決勝進出!/四時間の熱戦で日本を3-2で下す)
http://www.tischtennis.de/aktuelles/meldung/18608

Sport1(2016年8月15日):Tischtennis bei Olympia: DTTB-Team scheitert an Japan(五輪男子卓球:ドイツが日本に敗れる)
http://www.sport1.de/olympia/2016/08/tischtennis-bei-olympia-dttb-team-scheitert-an-japan

ARD - Sportschau - Olympia - Zeitplan Olympische Sommerspiele 2016
http://rio.sportschau.de/rio2016/zeitplan/index.html
(ドイツ公営放送スポルトシャウのホームページ。ここから各競技と日付を選んでいくことで、大会の全日程における全競技の対戦成績を閲覧、一部は動画を視聴することができる、調べものに便利なサイト。ただし動画はドイツ国内からしか視聴できない)

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