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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2016/08/26

リオ五輪特集(2)…その名も「ヒーロー・デ・ジャネイロ」!ドイツを感動の渦に包んだアンディは「リオの花」?

ブラジルのリオデジャネイロで開催されていた第31回夏季オリンピックは、全106ヶ国から参加した約1万人のアスリートが2週間に渡り306の種目で大熱戦を繰り広げてきましたが、先日ようやく全日程を終了しました。最終的にドイツのメダルランキングは5位(ロンドン五輪よりも1ランクアップ!ちなみに日本は6位)、メダル総数は先週紹介したドイツのビルト紙の「メダル皮算用」の記事では「ズバリ、70枚!」とブチあげていましたが、結局は日本よりも1枚多い42枚(金17・銀10・銅15)で確定、これはロンドン五輪でのメダル獲得総数44よりも2枚少ないものとなりました。もっとも、ロンドンでの44枚のメダルの内訳は金11・銀19・銅14だったので、金メダルだけでみると11→17で、何と5割もアップしています!

中でも特筆すべきはメダル獲得人数です。ドイツの場合、リオ五輪に派遣された全449選手の実に4割弱を占める169名ものメダリストが誕生したのです!(末尾参考サイトA)これはひとえに、個人競技よりも団体競技でのメダルが圧倒的に多いことに尽きます。ドイツはサッカー(男子銀・女子金)、ホッケー(男女とも銅)、ハンドボール(男子銅)といった球技やボート(8人乗り男子銀、4人乗り男女とも金)でかなり人数を稼いでいることと、これは我らが日本も大きく絡んでいるのですが、ドイツ国内の誰一人としてメダルを期待も想像もしていなかった女子卓球の”まさかの”銀メダル獲得という歴史的快挙に代表される男女卓球のアベック・メダル(男子は銅)が大きく効いています。

参考までに、メダル総数はドイツとほとんど変わらない日本ですが、メダリストの人数となるとドイツの1/3程度という58人にとどまります。理由としては、日本のメダルが柔道やレスリングなどの個人競技しかないカテゴリーで量産されたこと、その反面、球技系の団体スポーツが健闘はしたもののあと一歩だったこと、また、水泳の萩野公介選手一人で3枚、体操の内村航平・白井健三や卓球の水谷隼にシンクロの乾友紀子・三井梨紗子の各選手で2枚ずつといった具合に、特定の個人が複数メダルを獲得するケースが多かったことが挙げられます。これを一言で総括すると「団体の力が強いドイツ、個人の力が強い日本」ということになり、20世紀までの世界の常識とは真逆パターンとも呼ぶべき意外な結果でした。果たして、21世紀に入って日本やドイツで何が変化が起きているということなのでしょうか?それとも偶然?これについては色々と要因が思い浮かぶのですが、当サイトのリオ五輪シリーズの最終回であらためて考察する予定です。

さて、「金メダル5割増」だけでも十分羨ましい限りですが、ドイツオリンピックスポーツ連盟(DOSB)は不満タラタラのようです。連盟会長が「金こそ増えたが、今のままでは全然ダメだ!」「東京五輪どころかその先も怪しい」と厳しい口調で表情も冴えないのは、1992年バルセロナ五輪でのドイツのメダル数が82、それも金メダルが33だったという往年の栄華がまるで別の国の話かと思うほどの、今の凋落ぶりもあるのでしょう(バルセロナ五輪の種目数は今よりも49少ない257だった)。リオ大会前にDOSBが目標として掲げていたのは「メダル総数42から71」だったそうで(末尾参考サイトB)、今回は辛うじて下限をかすって範囲内に滑り込んだ形です。なお、先週のコラムにおいてビルト紙の「メダル70個!」という皮算用は一体何をどう計算したらそうなるのかと述べましたが、どうやらこのDOSBの試算のうちの最楽観シナリオがその根拠だったみたいです(→リオデジャネイロ五輪特集(1)…毎度ながらのスロースターター?ドイツのメダル皮算用)。

しかし、そんな外野の喧噪など耳に入れる気もない…という達観した人物が登場しました。凱旋帰国のドイツチームをフランクフルト市役所で迎えたドイツ大統領のヨアヒム・ガウク氏です。そこで披露したスピーチの中でも、最後に述べたこの一節は感動的でした:

"Ich möchte nicht Präsident eines Landes sein, das Medaillen um jeden Preis will. Das hatten wir schon einmal in Deutschland"
(私は、どんな手段を取ってでもメダルを獲る、というような国の大統領ではありたくない。私たちのドイツにはかつて、そのような国だった時代があった)

さすがは旧東ドイツで牧師さんだったガウク大統領だけのことはある、ズシリと重みのある言葉です!なお、今のドイツは首相も大統領も旧東ドイツ出身者です(ちなみにメルケル首相の実父も牧師)。秘密警察が跋扈し国民同士も監視しあうような国家に、国威発揚のためなら手段を択ばぬドーピングまみれのスポーツエリート育成システム…そんな時代を実体験として知っているからこそ、ガウク大統領はこうも言うのです。「フェアで身の丈に合った成果に対して誇りを持とう。そうして得られる成果には大きな意味がある」と。(参考サイトA、C)

さて、ガウク大統領はスピーチの中で、「特定の個人の名前を挙げることはしたくないのだが、回の五輪を語る上でこの2人だけはどうしても外すことができない」として、2人の人物の名前を挙げました。その中の1人目が、今回紹介するこちらの体操選手です↓。

なかなかのイケメンさんです。アンドレアス・トバ(Andreas Toba)という弱冠25歳のこの青年、日本ではそもそも報道すらされていないのではないかと想像します。ファビアン・ハンビュッヒェン選手(Fabian Hambüchen:鉄棒で2008年北京五輪銅→2012年ロンドン五輪銀→リオ五輪金!)や、以前のコラム(●→ドイツで観戦するロンドン・オリンピック2012 (5)…目の保養特集!日本でも評判のドイツ美男美女アスリート)でも取り上げたベトナム人とのハーフであるマルセル・グエン選手(Marcel Nguyen:ロンドン五輪個人総合および平行棒でともに銀)(末尾註★あり)らと比べると、ドイツ国内でも大会前はそれほど知名度のなかったトバ選手は、8月6日を境に今やドイツでその名を知らない者はいない、押しも押されもせぬリオ五輪の大英雄、名付けて「ヒーロー・デ・ジャネイロ」です!発端はこの日に行われた体操の男子団体総合予選で、トバ選手のゆかの演技中のこちらのアクシデントでした↓。

ゆかの演技の最初の直線で着地に失敗し、右膝の十字靭帯を断裂してしまった瞬間です。元々左ひざを痛めていたとかで、それをかばって裏目に出たのかもしれません。この日は他にも、同じ体操の跳馬でも着地に失敗して明瞭に足がひん曲がってしまったフランスの選手や、昼間の自転車のロードレースで派手に転倒したのち微動だにしないオランダの女子選手など、もはや放送事故レベルと呼べるほどに衝撃的な映像が立て続き、お茶の間を戦慄させていました。トバ選手も、ゆかの演技の続行が不可能になり(点数は結局1点台)、顔を涙でクシャクシャにしながらコーチに担がれるように退場していきました。これはもう戻ってこないだろう、そのまま病院に運ばれるのだろう…と誰もが思っていたところ、お茶の間の予想を見事に裏切り、次の競技であるあん馬の時間になったら彼は何と戻ってきました。そして、右膝の靭帯が切れたままの状態で、あん馬の横に立ったのです↓。

 出てきた瞬間、「ひょぇ~ッ、マジですか?!」とドイツ全土がテレビの前でひっくり返ったはずです。私も息をのむように演技を見守りましたが、右膝の靭帯が切れていてよくまあこれほどの演技ができるものだと、人体の能力を超越するようなその演技に、ただもう感心するばかりでした。あん馬の場合、演技中は腕の力のウェイトが大きく、着地時も他のカテゴリーと比べて足に衝撃がかかりにくいということでしょうか(実際、平行棒と吊り輪は棄権)。しかし、理由は他にもありました。ドイツには、ここでトバ選手に降りられたら困るチーム事情があったのです。

トバ選手は今年のドイツ選手権の個人総合チャンピオンでもあります。そしてあん馬は、得意とするのがトバ選手一人しかいないという、ドイツチームでも最大のネックとなる種目だっただそうです。その彼がもしあん馬を棄権するとなると、ファビアン・ハンビュッヒェン選手が代わりに出場することになるはずでしたが、ハンビュッヒェン選手はつい最近まで冷蔵庫の扉も開けられないほどの肩の怪我からようやく回復してきたばかりで、あん馬はそもそも練習すらしてこなかったと言います。「このまま自分がベッドで寝ていては、チームの決勝進出は無理」という危機感と、控室で実際に足を動かしてみて何とかなりそうという感触から、トバ選手は「痛いとか出来ないとか泣き言を言っている場合ではない。これまで仲間たちが積み重ねてきた努力と涙を、このボクが無にする訳にはいかない!」という超カッチョイイ台詞でチームドクターやコーチを説得し、出場を強行します。そして、このようなコンディションにもかかわらずチーム最高得点(14.233)を叩き出し、チームの団体総合の決勝進出に大きく貢献したのです(参考サイトD)。この美談をDOSBが「これぞリオの英雄、ヒーロー・デ・ジャネイロ」とツイートし、他のメディアも追随したことから、これがすっかりトバ選手の代名詞として定着して現在に至っています。

余談ながら、「十字靭帯を切ったまま競技続行」というストーリーに対して真っ先に私が連想したのが、1941年の高校野球(第18回選抜中等学校野球大会)に出場した旧制滝川中学(兵庫)のエースだった別所毅彦氏(元・南海→巨人)でした。準々決勝で骨折した左肘を三角巾で吊りながら投げ続けたものの、惜しくも敗退した別所投手に対し、当時の新聞が「泣くな別所、センバツの花」と評したことでも知られます。今回のリオ五輪も、「泣くなアンディ、リオの花」というフレーズが反射的に浮かんでくるような光景であるのみならず、ドイツ人に日本男児顔負けのサムライ魂が備わっているのかという意味でも強く心に残りました。となると、トバ(Toba)という、「鳥羽」とも読めるその苗字と、ちょっぴり東洋っぽさも漂うその顔立ちに、ひょっとして日系選手?との期待も一瞬膨らみましたが、調べてみたら彼は両親ともルーマニア人で(参考サイトF)、父マリウス・トバ(Marius Toba)は体操の元ルーマニア代表選手でもあったそうです。父マリウスについては下記参考サイトEの日本語ブログがとても詳しく話も面白いので、興味ある方は是非ご一読いただきたいと思います。

話は戻り、そのあん馬の演技の終了直後ですが、これまた美しい光景でした。何せ本人は独りでは歩くことすらできません。このため、チームメイトがサッと駆け寄り肩を貸して二人三脚ならぬ「三人五脚」で引き揚げてきたのです(上写真左がハンビュッヒェン、右がグエン)。このシーンに、ドイツのお茶の間はもう涙・涙・涙!私も、この記事に掲載するために写真を編集しているこの瞬間にもウルウル…(笑)。それにしても、開会式からまだ24時間すら経過していないという大会の初っ端の段階でいきなりこれでは、今後2週間もこちらの体や精神が持つのだろうかと大いに心配したものでした(笑)。

そして、感動物語はこれで終わりではありませんでした。無事に進出できた翌日の団体総合決勝で、トバ選手は背中にリュック、両腕に松葉杖、という出で立ちで、再び私たちお茶の間の視聴者の前に現れたのです↓。

さすがにもう演技はできません。ということでトバ選手、一転してこの日は裏方としてサポートに回りました。ベンチの仲間を激励したり、飲み物を渡したりするその姿は、まるで高校野球の女子マネージャーを見ているような甲斐甲斐しさです(笑)。そしてドイツメディアはウチムラもシライもそっちのけで、この日もトバ選手一色です!

最終的に男子団体総合でドイツは7位になり、記念撮影ではジャージに松葉杖のトバ選手を残りの4名の選手が囲んでパチリ…という微笑ましさです(上写真)。さすがにいくら何でも、これでトバ選手はリオでは見納めだろうと思いきや、甘かった!今度はトバ選手、このような出で立ちでスタジオ出演です↓:

左端がアンドレアス・トバ選手、真ん中が同僚のマルセル・グエン選手、右がARDアナウンサーのアレクサンダー・ボンメス氏です。これは大会9日目(8月14日)の体操男子種目別ゆか決勝の開始前の中継画面ですが、トバ選手、まだリオにいました!「まだおったんかぃ!」と画面にツッコミを入れたドイツ人も一人や二人ではなかったことでしょう。彼はどうして早めに帰国しなかったのでしょうか?そもそも靭帯って、切れたままそんなに長い時間ほっぽらかしていて支障はないの?など、疑問がフツフツと湧いてきます。アナウンサーも心得たもので、全国民の疑問をしっかり本人にぶつけており、本人はこう返答したのでした:

「(8月6日に)靭帯断裂と半月板損傷の診断が確定して、チームドクターはすぐに帰国して手術すべきだと言ったんだけれど、リオからドイツに向かう飛行機のビジネスクラスがことごとく満席で、こちらに残らざるを得なかった。それならばと、以降は同僚選手の応援役に徹することにした」

なるほど、確かにこの膝では、エコノミークラスでの帰国などとんでもない感じです。それに、よほど生命に支障があるとかでない限り、現地で手術というのも医療態勢やレベルが未知数です。それなら、腫脹が引くまでじっくり待機してからの手術の方が良いと判断されたのでしょう。実際、トバ選手は8月16日に自宅のあるハノーファーに戻り、8月18日にはブレーメンの病院での手術も成功したようです(参考サイトD、F)。今後は、6週間のシーネ固定ののち練習開始、全治は一年と見込まれています。しかし、本人は両親の母国ルーマニアで来年4月に開催される欧州選手権(ブカレスト)は微妙だとしても、2020年の東京五輪では今度こそベンチで応援するマスコット役ではなく、何が何でもメダルを獲ると心に誓っているようです(参考サイトF)。

なお、やっと取れたビジネスクラスの帰国便には、思わぬ御褒美が待ち受けていました。トバ選手と同じ便に、あのドイツが誇る世界的ロックバンド、スコーピオンズのメンバーが乗っていたのだそうです!スコーピオンズといえば、地元がトバ選手と同じハノーファーです。トバ選手は、スコーピオンズのメンバーから「一緒に写メ撮ってください」と頼まれ、自分の身に起きた立場の激変を強く実感したのだそうです。あのアクシデントがなければ、トバ選手はその便にも搭乗していなければ、同郷とはいえども雲の上の存在と思っていたスコーピオンズのメンバーに直々に写メをねだられるような存在になることもなかったはずです。災い転じて福となす…サムライ魂のあるアンドレアス・トバ選手には、是非とも4年後の東京五輪で日本の皆様を虜にするような活躍を、そして「サムライ・オブ・トーキョー」の称号をその手に掴んで欲しいと、今からさっそく期待しています!

さて、先述のガウク大統領の演説の中で、2人の名前が挙がったと言いました。1人目はトバ選手でしたが、2人目は誰でしょうか?この2人目について、来週説明したいと思います。


<註★>ドイツの体操選手Marcel Nguyenの苗字の日本語表記について
ロンドン五輪時は日本語サイトの多くで「ニューエン」と表記されていたが、正しい発音はむしろ「ヌ・イェン」が近い。これについては、以前のコラム(→ドイツで観戦するロンドン・オリンピック2012 (5)…目の保養特集!日本でも評判のドイツ美男美女アスリート)で詳細に検討したことがあるので、気になる方は参照していただきたい。なお、ロンドンの時と異なり、今年のヤフー日本語版のリオ五輪特集では名前の表記が「マルセル・グエン」で統一されているのが確認されたため、当稿でもこの表記に統一することにした。

<参考サイト>
A) Frankfurter Allgemeine Zeitung(2016年8月23日):Rückkehr von Olympia in Rio - Willkommen zu Hause (リオ五輪からの帰国…故郷へようこそ)
http://www.faz.net/aktuell/sport/olympia/deutsches-team/olympia-feier-nach-rio-2016-in-frankfurt-im-roemer-14402178.html

B) Spiegel Online(2016年8月19日):Die deutsche Olympia-Bilanz: Nur drei Sportarten haben Erwartungen übertroffen(ドイツの五輪成績:期待を上回ったのは3競技のみ)
http://www.focus.de/sport/olympia-2016/knallharter-medaillenplan-die-deutsche-olympia-abrechnung-nur-drei-sportarten-haben-erwartungen-uebertroffen_id_5841016.html

C)Die Welt(2016年8月23日):Gaucks bewegende Ansprache an die Olympia-Helden (五輪のヒーローたちに対するガウク大統領の感動的なスピーチ)
http://www.welt.de/sport/olympia/article157823311/Gaucks-bewegende-Ansprache-an-die-Olympia-Helden.html

D) Weser Kurier(2016年8月20日):Olympia-Held - Andreas Toba im Diako operiert(五輪の英雄 - アンドレアス・トバがブレーメンのディアコ病院で手術)
http://www.weser-kurier.de/bremen/bremen-stadtreport_artikel,-Andreas-Toba-im-Diako-operiert-_arid,1440544.html

E) TEAM GERMANY BLOG!(2009年7月2日):マリウス・トバ~Marius Toba
http://teamgermany-blog.kat-2.com/?eid=969387
(日本語サイトとしては珍しい、ドイツ体操界に詳しいブログ。父マリウス・トバの渡独を手引きしたアンドレアス・アギラーの話は、これが息子・アンドレアスの名前の由来ではと推測させる点でも興味深い。なお、今回のリオ五輪にハンビュッヒェンの父ヴォルフガングはコーチとして帯同しているが、マリウス・トバは同行しておらず、ハノーファーの自宅テレビで息子のアクシデントを知ったとのこと)

F) Hannoversche Allgemeine (2016年8月16日):Toba zurück in Hannover „So will ich mich nicht verabschieden“(ハノーファーに返ってきたトバ:「こんな形じゃ終われない」)
http://www.haz.de/Nachrichten/Sport/Olympia-2016/Top-Nachrichten/Olympia-Held-Andreas-Toba-ist-zurueck-in-Hannover

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