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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2016/06/10

EURO2016開幕直前のフランスの雑誌が特集した中国のサッカー事情と内なる野望

この原稿が掲載される日といえば、まさにサッカーの欧州選手権こと『UEFA EURO 2016』の開幕日です。パリにおける昨年11月13日の同時多発テロ以降、欧州選手権開催地のフランスを中心として欧州では治安への警戒が強まっています。しかし、最近欧州で続いた落雷や大雨による洪水被害が各地で報じられたり、フランスのストライキが治まらなかったりと、なかなか世の中が安定してくれません。特に洪水被害の方は深刻で、まるで「日本の津波のよう」と評される黒い濁流が一気に町に溢れていく動画が繰り返し報じられ、死者も出ています。これも欧州の最近の温暖化(ひいては地球温暖化)との関係を指摘されています(→海外報道で読み解く熊本地震(3)…地球温暖化と火山活動との関連性を指摘し続けるターゲスシュピーゲル紙)。それでも最近はようやく天候も落ち着いてきたので、サッカーの祭典が無事に開幕でき、洪水被害に遭われた人々の心の痛みを少しでも和らげてくれることを祈るばかりです。

さて、先日の伊勢志摩サミットをも蹴散らしてしまったほどに(→「サミット」も「オバマ広島訪問」もスルーさせた「ボアテング騒動2連発」の異様な盛り上がり)、ドイツはテレビもラジオも新聞も雑誌もサッカーで盛り上がっています。下の写真のように、缶ビールまでもが「EURO2016仕様」のスペシャルデザインとなって好評バカ売れ中、雑誌も欧州選手権(ドイツ語ではEuropameisterschaft:略してEMと呼ぶ)の特集が増えてきています。


 
そんな”ユーロ狂想曲”のまっただ中、現在発売中のフランスの雑誌ル・ポワンがなかなか異彩を放つ興味深い記事を掲載しています。ル・ポワンといえば以前も当サイトでお魚の話題と神風特攻隊の記事が出た際に紹介したことがありましたが(→フランスにて腰を抜かす(2)…雑誌ル・ポワンが指摘する「魚は必ずしも体に良くない」の衝撃的理由、→過ぎたるは及ばざるが如し(4)…選ぶべき魚と避けるべき魚リストの図鑑と調理例を一挙公開!、→欧州はまるでジャパンウィーク?!…「最後のカミカゼ」から「ヒロシマ」「ナガサキ」そして「センダイ」まで)、今週のテーマは何と、「経済大国・中国を取り巻くサッカー事情」です↓。
Le Point(2016年5月29日):Chine, le grand rebond en avant(中国:前向きの大きなバウンド)
http://www.lepoint.fr/societe/chine-le-grand-rebond-en-avant-29-05-2016-2042816_23.php

 私の手元には記事の現物がありますが、上記は同じ記事のオンライン版です。例によって例のごとく、リンク先ページからの閲覧は有料で、「1ユーロから購読可能」の黄色いボタンを押していくと、ポッキリ1ユーロ(=120円ちょい)なのは登録初月だけで、翌月からは月々7.9ユーロ(970円程度)も取られてしまいます。ということで、当サイトをご愛読いただいている日本の読者様にだけ特別に、その内容をさらに補強して紹介したいと思います!(青字及び赤字は全てル・ポワンの記事内で述べられているもので、筆者の見解ではない。黒字は本文にはない筆者注釈。強調も筆者)

・最近、中国のサッカーチームは爆買いとも呼べそうな高額な契約で海外の有名選手を獲得してきている。そんな球団の一つ、中国のプロリーグ「スーパーリーグ(中国超級)」に所属する河北華夏幸福足球倶楽部(Hebei China Fortune Football Club=Hebei CFFC、以下・河北CFFC)は、河北省の秦皇島(Qinhuangdao)市に本拠地がある。そこからさらに数キロ離れた北戴河(Beidaihe)という、海の幸と海水浴場で有名な保養地に、アルゼンチンのスター選手であるエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)の新居がある。31歳の彼の通称エル・ポッチョ(El Pocho)。ナポリのドルチェ・ヴィータ、パリ・サンジェルマンを経て、今年から河北CFFCの一員である。

(写真はル・ポワン記事内から引用。右端がエル・ポッチョことエセキエル・ラベッシ選手)
河北CFFCのYe Jun(叶珺)会長は、パリとの間を何往復もしながらエル・ポッチョを説得したという。「来てもらうのは大変だったが、我々のオファーは世界で5本の指に入る高給(←年俸1500万ユーロ≒19億円弱+1勝毎に6万ユーロのボーナス)で、魅力的だったはず」という。叶氏本人は上海出身でマンチェスターユナイテッドのファン。スポンサーである中国屈指の不動産開発業者China Fortune Land Developmentの経理担当から、消滅の危機にあったこのチームの会長に大抜擢されて来た。補強予算総額5000万ユーロ(63億円程度)を駆使し、コートジボワール代表だったジェルヴィーニョ(Gervinho)選手も獲得(年俸1000万ユーロ≒12.5億円程度+1ゴール毎に15万ユーロのボーナス)。

 
(このYe Jun(叶珺)氏の映像は末尾参考サイトAからのスクリーンショット。会長というからどんなオッサンが出てくるのかと思ったら、以外と若い人でビックリ。しかも、チームカラーの真っ赤なユニフォームにマフラーという、ファンと全く同じ恰好で気持ちも若そう!)
習近平(Xi Jinping)氏が2013年に国家主席になってから、中国のスポーツにおいてサッカー強化は最優先課題となった。他ならぬ習氏本人がサッカー経験者で、サッカーの大ファンでもあり、その野望はズバリ「中国でW杯を!」である。ちなみに、中国がW杯本大会に出場できたのは日韓共催となった2002年のただ一度のみである(←この時は1勝はおろか1得点も挙げていない)。それでも習近平氏は、「W杯招致成功」のみならず「W杯での勝利」という野望に燃えているのだ。

(2012年アイルランドにてボールと戯れる、まだ副主席だった頃の習近平氏。習氏は50年代から60年代にかけての学生時代、サッカーに夢中だったという筋金入りのサッカーファン)
・実は歴史家の間では中国がサッカー発祥の地であることは確定とされており、その原型は唐(618~907)の時代の貴族が竹製の玉を蹴って遊んだことに遡るという。その割には、今の中国はFIFA世界ランク96位で、世界に大きく遅れを取っていることは否めない。従って現在、中国では『2020年までにスポーツ大国になる』という目標のもと、「サッカー強化5か年計画」が発動中。小学校ではサッカーが必修科目となった他、中国政府は2020年までにサッカー・アカデミーを4倍に、サッカー場の数も7万箇所に増やし、サッカー人口を5000万人にするという。現時点でプロのサッカー選手が100人前後しかいないことを考えれば、まさに”無謀なる挑戦”(un sacré défi)である。
・しかし、今の中国には何と言っても財力がある。それも、世界各地から有名選手を獲得するのみではなく、中国内外にいる億万長者を駆使して世界中のサッカークラブや関連企業に対して出資・買収を仕掛けることができる。
・先述の河北CFFCのYe Jun(叶珺)会長は、「中国ではサッカーが強くないのは、選手の練習に厳しさが足りないことと、インフラ不足の両方」と指摘。こういう場合の中国は、まず国のトップに情報が伝わり、次に高官が従い、さらに実業家がドドッと殺到するという典型的トップダウン方式で解決に持っていく。
・その実業家の一例を挙げると、不動産デベロッパーで映画館やホテルなども所有するWandaグループ(万达集团)の王健林(Wang Jialin、61歳)は、(奇しくも同じマドリード対決となった先月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリードに敗れて惜しくも準優勝の)アトレチコ・マドリード及びその下部のサッカーアカデミーに20%出資しオーナーとなった他、サッカーの放映権などを管理するスイスのスポーツマネージメント会社Infrontも買収しWanda Sportsに改名、そのトップに(汚職でFIFAを追われたばかりの!)ゼップ・ブラッター(Sepp Blatter)前FIFA会長の甥(Philippe Blatter)を据えた。

 

 
(末尾参考サイトBから引用。アトレチコ・マドリードのオーナーの1人になった王健林氏についての解説記事。ちなみにこの人物、参考サイトCのフォーブス紙によると世界18位、中国1位の大金持ち。ワンダグループは中国版ディズニーを狙っているとも言われる)
また、39才の若きミリオネアトニー・シャーTony Xia=本名・夏建統Xia Jiantong)もまた、イングランドのアストン・ヴィラ(Aston Villa FC)に再出資した上、ベルルスコーニの持つイタリアのACミランにも触手を伸ばそうかという勢いである。

 
(参考サイトDから引用したトニー・シャー氏の写真。14歳で北京大学入学という天才で、19歳からハーバード大→MIT→オックスフォード大という華麗な学歴。手がける仕事はITから食品、代替エネルギーまで多岐にわたる)
・中国でのサッカー強化の障壁として、「サッカーだけでは就職できない」ことがある。プロになるかならないかを問わず、サッカーが子供の進路に直接繋がっていない現状では、「路上に出てサッカーなんてとんでもない、家で勉強していなさい」となり、例えマラドーナ級の才能のある子でも河北を一歩も出ないだろう!親の不安を解消するためにも、「サッカーのハーバード」に相当するようなアカデミーの存在が必要になってくる。
・河北CFFCの叶会長曰く、「今まで中国サッカーが弱かった一因は汚職にあった。しかし、今は(中国人の富豪実業家がスポンサーについたことで)スーパーリーグに潤沢な予算が流れ、世界屈指のリーグに変わった。まさに今が中国サッカーの黄金時代である」とのこと。
・このサッカーをめぐる投資熱は、世界第2位の工業国として最近息切れ気味となっている中国が、サービスと消費を中心とする国に生まれ変わろうとしていることに他ならず、参戦する実業家たちから見ても、不動産業から娯楽産業へというビジネスモデルのシフトを伴っている。叶会長はこう言う:「中国国民はこれまで30年間、一生懸命働いてきた。そして今、手に出来たお金で人生を楽しむことが可能になった。私たちには巨大な市場と人口がある…カタールとは違って!」と。(←ちなみにカタールは2022年W杯開催予定地)
・ここのところ大枚はたいて欧州の名選手を次々と移籍させている中国だが、元コートジボワール代表のディディエ・ドログバは7ヶ月で中国を去り、元フランス代表のニコラ・アネルカも3ゴールのみで帰国、同じく元フランス代表で監督として契約のジャン・ティガナも4ヶ月で解任(以上3名はいずれも上海申花)と、うまくいかないケースが続いていた。今年から河北でプレーしているジェルヴィーニョはうまくいっている方で、彼は「まだまだ仕事が山ほどある。(地元中国の選手を育てるために自分たちはここにいるのだから」と言う。エル・ポッチョもまた、ボーナス加算の6万ユーロの小切手を受け取ることで、パリの夜の楽しさを恋しがらずに済んでいるのだろう。

 
(これも参考サイトAからのスクリーンショット。河北CFFCの応援席がビチビチの満員で圧倒されます。しかも、お揃いの真っ赤っかな姿は、日本でいう「カープ女子」の広島カープのような存在でしょうか?)

今回のこの記事は非常に内容が濃厚で、惹きこまれて一気に読んでしまいました。中でもナルホドと思わされたのは、ビリオネア主導の「不動産業から娯楽産業へのシフト」が、実は中国の土地バブル崩壊を見越して先手を打つ動きなのではないかということです。日本がバブル崩壊から思考停止をはさんで長い停滞期に移行していった頃を思えば、今の中国は単なるサッカー熱のように見えて、実は第三次産業強化という名の「国の構造改造」を着実に行っているのだとすれば、過去の日本の教訓に学んでいるのかもしれません。

また、本文中に印象的な表現が2つほどありました。一つは、”Tonton Xi”という表現です。これは「習おじいちゃん」という意味で、何だか「中国版・サッカーの国父」(?)と言う感じです。個人的にもサッカー大好きという習近平氏が国家主席になった瞬間から、中国にとってのサッカー振興は国家プロジェクトに変わったのだそうです。姚明選手で世界的に有名なバスケットボールと比べれば周回どころではない遅れをとっている中国サッカーに対し、これまた中国だからこそ可能なのであろう「典型的トップダウン方式」で徹底的にテコを入れている様子が、記事にはありありと描写されています。

もう一つは、中国のことを描写する”Dans cette société aux racines confucéennes devenue ultracompétitive après trente ans de capitalis,e à outrance”という表現です。そのまま訳すと「儒教の元祖だったのが三十年に渡る徹底した資本主義で超競争社会となったこの社会」となります。中国といえば日本ではすぐ「社会主義国」「一党独裁」というレッテルを貼りたがりますが、この三十年の中国は、フランスメディアに言わせると「徹底した資本主義」の末の「超競争社会」なのだそうです。そう言われてみて、先ほど引用したForbesのサイトで世界のビリオネア一覧を覗いたところ、2016年の世界のビリオネアは全1810人、そのうちアメリカ人が540人、中国人が251人、香港64人、台湾25人だそうです(中・香・台の合計だと340人)。我らが日本は27人、お隣の韓国は31人でした。参考までに、324位(45億ドル)にアメリカ大統領選に立候補中のドナルド・トランプ氏の名前があります。それにしても、中国人の富裕層の豊かさが日本のおカネモチとは全く比較にならないというのは、日本での爆買い姿を見るまでもなく、ドイツやフランスのデパートなどで見ると特に一目瞭然なのですが、このビリオネアの絶対数を見ればさらにイメージが変わってきます。香港はともかく、台湾・韓国にすら日本は負けている方がビックリかつショックです(笑)。しかし、この日本のデータも裏返してみれば、これでよく世界3位なんかでいられるものだということでもあり、貧富の差がまださほどではない(庶民がまだおカネを持っている)、つまり「どっちが社会主義なんだ?」という解釈になります。生活必需品の価格が異様に高いという日本独自の事情を知ってか知らずか、諸外国が日本に対してやたらと消費増税せよと騒ぎたてるのも、この手のデータを論拠にしているのかなぁ…などと漠然と思った次第です。(ちなみにドイツはビリオネア数は日本の4倍以上となる120名ですが、野菜や果物は日本の半値程度)

さて、このように「資本主義」と書かれた中国ですが、国内外のビリオネアのカネを動員してサッカー場やアカデミーなどのインフラ整備や欧州の有力選手の招聘にぬかりがないそうです。しかも、フロントの人間が「中国選手には練習の厳しさが足りない」などとビシっと指摘したりと、頼もしい限りです。この調子でいけば、確かに2020年の中国サッカーはだいぶ飛躍しそうですし、中国が招致を目指すと公言している2026年ないし2030年のFIFAワールドカップ招致や、中国史上初となるW杯の1勝もすぐそこかもしれません。

ここに加えるべきものがあるとしたら、若い世代の海外サッカー留学と、成人選手の海外クラブへの積極的な移籍でしょうか。例えば日本のフィギュアスケートなども、国内リンクというインフラが充実することでかえって選手が国外に出たがらなくなってしまい、競技が停滞する可能性があります。羽生結弦選手があそこまで伸びたのは、国外に出たことが大きくプラスに働いたと私は考えています(余談ですが、世界フィギュアで銅メダル獲得の中国の金博洋選手など、元々表現力にも素質が感じられるので、海外のコーチの指導を受ければ一気に化けそうな予感があり、今のままでは凄くもったいないです)。サッカーでも、どんなにヨーロッパの有名選手をたくさんかき集めてきたとしても、ヨーロッパのクラブで切磋琢磨するのと同じ環境をつくることにはなりません。日本のJリーグも大切だけれども、海外組も大切だというのと同じです。そして、人的交流を双方向に活発化させるためには、やはり平和が大切です。かつての冷戦時代のような鉄のカーテンが人々の往来を阻むようなことがあれば、「スポーツ大国5か年計画」にもヒビが入ってしまうからです。

来たるEURO2016は、日本でもテレビ朝日とWOWWOWで放送があるようです。なお、現世界王者のドイツはC組に入っており、初戦は6/12(日)に対ウクライナ(リール・Stade Pierre-Mauroy)、第2戦が6/16(木)で対ポーランド(サンドニ・Stade de France←昨年11月13日にテロがあったところ)、第3戦が6/21(火)で対北アイルランド(パリ・Parc des Princes)の予定です。もし贔屓のチームが決まっていないようでしたら、話題独占だったボアテング選手ともども、是非ドイツへの熱い応援をよろしくお願いいたします(笑)。


<参考サイト>
A) 腾讯体育(2015年11月6日):叶珺:幸福奇迹信手拈来 决心在中超翻江倒海
http://sports.qq.com/a/20151106/015107.htm

B) Goal.com(2015年1月21日):He now owns 20% of Atletico, but who is Wang Jianlin?(アトレチコに20%出資の王健林って誰?)
PROFILE: As a Chinese billionaire pays €45 million for a large stake in the Spanish champions, Goal takes a closer look at the man behind the lucrative deal(56億円を払いスペインチャンピオンのオーナーの1人となった中国の億万長者にスポットを当てる)
http://www.goal.com/en/news/1717/editorial/2015/01/21/8162922/he-now-owns-20-of-atletico-but-who-is-wang-jianlin

C) Forbes.com - Wang Jianlin
http://www.forbes.com/profile/wang-jianlin/

D) Aston Villa Football Club公式ホームページ:Introducing Tony Xia - Meet our new Owner. (新オーナー、夏建統Tony Xiaを紹介)
http://www.avfc.co.uk/page/NewsDetail/0,,10265~5580405,00.html

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