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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2012/08/03

ドイツで観戦するロンドン・オリンピック2012 (1)…吹き起こした作新の風!!

待望のロンドンオリンピックがついに開幕しました。ちょうどこの原稿が掲載される頃は、開幕から一週間ほど経過しているため、われらが日本勢が実力を最大限に発揮し、メダル獲得に沸いていることと期待したいと思います。

私はというと、帰国日程の関係で、今回のオリンピックはほぼ全日程をドイツでテレビ観戦することになりました。ということで、来週からはドイツでテレビ観戦するロンドン五輪の様子、日本選手についてのドイツメディアでの報道など、述べていきたいと思います。

さて、今回は、大食いロケも含めた日本での仕事を終えて出国した日のエピソードをご紹介します。7月初旬、成田空港にてボーディングタイムのため搭乗口に向かった私は、下の写真のような光景に出くわすことになりました。ちょうど、成田発フランクフルト行きの全日空便の搭乗ゲート付近が騒がしく、テレビの取材陣が撮影を行っていました↓。

 

まるで『元祖!大食い王決定戦』(テレビ東京)のロケ隊かと思うような(?)テレビ局の取材班です。しかし、カメラの先にいるのは当然ながら大食い選手ではありません。ちなみに、カメラの先にはこのような搭乗客の列がありました↓。

 

ブルーのシャツに白のズボンというお揃いの服装の方が多いようで、彼らは団体客のようです。では、一体テレビクルーは誰を狙っているのでしょうか。それとも、彼らとは別にどこかに有名人がいるのでしょうか?疑問に思った私は、この光景をスマホで撮っている周囲の人たち数名に話しかけてみました。

私 「これって何の取材でしょうか?芸能人とかですか?」
客A 「いや、僕は全然知らない(笑)」
私 「あれ、写真撮っていらっしゃるのは、有名人とかじゃないんですか?」
客B 「いや、誰か知らんが有名人かもしれんから、とりあえず撮っとこか!って感じ(笑)」
客C 「ま、ありがちな話やな(一同爆笑)」

この時点では、カメラを向けられているのがどういう人々なのか、周囲はまるで知らないようでした。それが、思わぬ形で詳細が判明します。それは、こちらの方が遅れて登場した瞬間のことでした↓。

お分かりになりましたか?右から3番目、ブルーのシャツの上にジャケットを着ている痩せ型の男性が登場した瞬間、周囲にいた人々のテンションが一気に上がったのでした。

「あれって、水泳の入江選手じゃない?」
「ちょっとちょっと、入江君よ!見て!キャ~、カッコいいー!」
「顔ちっちゃ~い!」
「ってことは、これは競泳のオリンピック選手団なのか!」
「そういわれて見れば、あの先頭の人、バタフライの松田さんだね…」

さすがは抜群の知名度とルックスと実力を兼ね備える入江陵介さん、騒ぎにならないようにボーディングタイム直前までどこかで時間をつぶしてから登場したようです。この入江選手の登場によって、ようやく他の選手の存在やその名前も周囲に伝わりはじめたということに、彼の国民的人気の一端がうかがわれます。ここに北島康介さんもいたならば、もっと凄いことになっていたかもしれませんが、北島さんはこの便には搭乗されていないようでした。それにしても、日本の水泳界のことをよく知らない私でもすぐに分かった入江さんの顔でしたが、慌てて撮ったこの写真はピントも構図も甘く、ちょっと残念でした。

なお、逆光で顔が見にくいのですが、こちらは堀畑裕也選手(400m個人メドレー、800mリレー)と思われます↓。

 

この堀畑選手について興味深く拝見したのは、彼が搭乗を待つ間、乗客の列の最後尾でずっと携帯をいじりながら並んでいた際の独特のマイペースな待ちっぷりと、取材のカメラクルーに話しかけられた際の人懐っこい応対でしょうか。独特の話しかけられやすい天然の親しみやすさが彼には備わっているようです。携帯いじりの最中は誰の声も耳に入らず、人との間に高い垣根がある感じでありながら、携帯を仕舞って人と目が合うと瞬時にその垣根が瓦解する、そんな人物像が見えてきます。

さて、オリンピックの先陣を切るように登場した日本競泳陣ですが、早速のメダル第一号は、先述の堀畑選手と同じ400メートル個人メドレーに出場した17歳の高校生でした。銅メダリストとなった萩野公介選手は作新学院高等部(栃木)の三年生です。初出場のオリンピックでいきなり高校生メダリストというのは、あの北島康介選手にもできなかった偉業であり、日本水泳界では実に56年ぶりという快挙だができそうです。今後、彼が北島康介選手が手中に収めたような栄光を彼もまた手にすることになるのかどうか、注目していきたいと思います。

なお、作新学院高等部は硬式野球部が栃木県大会2連覇、3季連続となる甲子園出場を達成しました。この母校の優勝に勢いを得て、200m個人メドレーおよび800mリレーを残す萩野選手にはさらなる五輪での活躍をと願っています。そして、今後の競技人生におけるさらなる飛躍、すなわち「作新の風」を吹き起こし続けてくれることを期待しています。

 

(2011年8月16日撮影、第93回全国高等学校野球選手権大会に登場した作新学院高等部のアルプススタンドにおける「吹き起こせ作新の風!!」の横断幕。同校は今年も甲子園出場。同校硬式野球部にもまた、在校生である萩野選手のメダル効果に続く「作新の風」を甲子園でも見事に吹き起こしてくれることを心から期待したい)

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