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Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2011/10/14

わたしたちにできること(4)…立正大学の四十九日法要に思う

東日本大震災から一ヶ月半ほど経過した頃、立正大学大崎校舎(東京都品川区)を訪問する機会がありました。立正大学は日蓮宗僧侶の教育研究機関として1580年に設立された飯高檀林を前身とする大学で、名称は日蓮の著書『立正安国論』に由来、来年(2012年)には開校140周年・創設432周年を迎えるという伝統校です。そう言われてみれば、私が訪問したこの大崎キャンパス、敷地内のいたるところに仏教独特のスタイルを持つ建築物や大きな柱などが青空に向かって聳え立ち、大都会の真ん中にユニークかつ壮観な空間を形成していました。

 

この立正大学大崎キャンパス、足を踏み入れた途端に「東日本大震災 四十九日忌慰霊法要」という看板が目に入ってきました。この日は実際は全く別件での訪問だったにもかかわらず、それが偶然にも4月28日、つまり震災発生後ちょうど49日目にあたり、日本各地で四十九日(七七日忌)法要が執り行なわれた日であったこと、そして、たまたま訪問先が仏教系学校だったことが重なり、この日という一日がそれまでの日々から一転し、震災の被害に思いを馳せつつ死者の冥福を祈るという別の意味を持った…そんな一日となりました。

このような法要の動きは、仏教宗派の違いを越えて全国に広がっているようです。さまざまな宗派の寺院が、被害の少なかった地域では避難所となり、被害の大きかった地区では火葬場の読経奉仕などを行っていたようです。ちなみに、あのチベットからはダライ・ラマ法王が来日し、4月29日に東京の護国寺にて法要を執り行なったのだそうです。宗教の世界においてもまた、あらゆる人たちが「わたしたちにできること」「わたしだからこそできること」「わたしにしかできないこと」を自分たちなりに悩みぬきながら模索している姿が見えてきます。そして、震災の被害が甚大だからこそ、日本のみならず世界中の人々がそれぞれの立場で、「わたしたちにできること」を心深く追い求め、今日も小さなことから実行に移しているのかもしれません。


<参考サイト>

建学の精神・沿革 - 立正大学

最新情報 – 立正大学 震災犠牲者追悼の東日本大震災四十九日忌慰霊法要

4/28に東北大震災中陰法要が各地で開催。(彼岸寺)

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所:ダライ・ラマ法王による東に本題震災犠牲者四十九日(七七日忌)特別慰霊法要

「祈りと希望の鐘」を撞きましょう 河野太通会長呼びかけ (財団法人 全日本仏教会)

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