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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2011/09/23

わたしたちにできること(1)…フランスのチャリティーイベント編

あの東日本大震災から、今月の11日でついに半年が経ちました。いまも避難所生活を余儀なくされている方、単身赴任や移住をした方、地元に残られている方、ご病気された方、ご家族を亡くされた方…この震災がもたらす苦難や悲劇を乗り越えるべく、全国各地で頑張っておられる方々がたくさんいることを考えると、私もまたどんなに遠く離れた海外にいても、「何か私にできることはないだろうか?」と、いつも心のどこかで考えずにはいられないものです。

そして、そう考えるのは、どうやら世界中の人たちも同じであったらしい…これが今回の話です。

大震災のあった3月11日、私がフランスにいたというエピソードは、以前のコラムでもご紹介しました(→緊急寄稿…”SEISME DU JAPON”の衝撃)。その後、5月にも再びフランス出張がありました。震災後一ヶ月程度の間のヨーロッパでのニュースが日本一色だったこともあり、若葉の5月を迎えたパリでもまた、日本のためのチャリティー企画があちこちで開催の様子でした。ある日、シャンゼリゼの交差点で信号待ちしていたら、このような看板が目に入りました。

 

日本人も含む15組の有名アーチストが参加する5月31日のチャリティーコンサートの告知です。下の方には”日本赤十字社”の文字も見えます。参加アーチストを見ると、シャルル・アズナヴールにジェーン・バーキンにカトリーヌ・ドヌーブといった大御所の名前がズラズラと並び、あまりの豪華さにめまいがしてきます。これはまともにやったら凄い人件費になりそうですが…。この豪華さは、かつてのアルメニア大地震(1988年)の時のチャリティーコンサート”Rock Aid Armenia”以来かもしれません(注1)。ちなみに私は学生時代、真ん中付近に名前のあるアルトゥール・アッシュさんの曲でフランス語の勉強をしていた時期があります。さらに最近では、下から五番目に名のあるラファエルさんの音楽が大のお気に入りで、アルバムも数枚持っています(注2)。このリストを見て、「是非観に行きたい!日本への貢献にもなる?」と心躍ったのもつかの間、仕事の都合でとても無理とわかり、とても残念な思いをしました。

 

こちらは地下鉄の駅の通路でパチリと撮りました。これも日本のためのチャリティーのようで、同じく5月31日に「26人の世界的スターダンサーが津波の被害者を救うために踊る」という企画のようです。

これらのチャリティーイベントに参加する海外のアーティストやスタッフ一同はきっと、入場券を払って見に来るパリっ子同様、「日本のために何かしたい!」「こうすることが日本のためになるだろうか?」といった胸の奥に渦巻く気持ちを何とか表に引っ張り出して形にしようとしているように私には感じられました。そんな彼らの気持ちの表れでもあるこれらのポスターが、私の心にも確実に影響を与えたと思います。私もまた、彼らに負けじとばかり、日々のスケジュールの範囲を大きく逸脱することは厳しいものの、現状で実現可能な「わたしにできること」は何だろうかと、パリの街中で自問するようになりました。ほんとうに、この若葉の季節のフランスは、それだけ日本(JAPON)とか地震(SEISME)とか津波(TSUNAMI)といった文字や報道に溢れていたのです。

かくして、熟考の末に私がこのパリで何をしたのか…これについては来週に続きます。

(注1)
amazon.de – Earthquake Album-Rock Aid Armenia (1990)

(私のイチオシ愛聴版。参加アーチストの人選がとにかく凄い。中でも秀逸なのが、ディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターのカバー。この曲は日本では今や高校野球の定番曲!過去に色々なバージョンがあったが、当アルバム収録のアルメニア・オールスターズのものが一番カッコイイ)

YouTube - “Smoke on the Water”
Official Rock Aid Armenia Promo Video (Wermut & Dee 2010 Remix)

(こちらは2010年バージョン。音源はmp3で発売されているようです)

(注2)
YouTube - “Adieu Haiti” (Raphael)

(ラファエルはこの曲のビデオクリップを2010年のハイチ地震後にリメイクしており、この動画では新旧折り混ぜて編集されている。フランス語部分の歌詞に英訳字幕あり。歌の主題が「美しき故郷や大切な家族を失う悲しみが」なので、震災後の今の日本にも通じる強いメッセージ性がある)

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