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金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。
2010/06/18

ハワイの記憶(4)…「3D時代の大食い」編

2010年3月21日オンエア済みの『元祖!大食い王決定戦in Hawaii』(TV東京)は、最高に思い出深いロケでした。帰路のフライトが取れず、天下のリゾート地ハワイにおける丸一日のフリータイムという、願ってもない恩恵にあずかることになったからです。この深刻な経済不況のもとでは、この手の嬉しい誤算は今後まず期待できそうにありません。選手にとってもスタッフにとっても、忘れることの出来ない記憶となったことでしょう。ちなみに、美術担当の廣田徳弘さんと私は、映画『AVATAR』を鑑賞することになったのは、前回述べた通りです。(→ハワイの記憶(3)…アバターもエクボ?編)。

もっとも、不況真っ只中の映画業界は今、「3D特需」の期待に包まれているようです。映画『AVATAR』のヒットに続けとばかりに、最近では同じく3D映画である『Alice in Wonderland』も公開され、家電量販店には3D対応のテレビやレコーダーが次々と投入され、映像ソフトの3D化も予定されるなど、まさに「世の中を3D一色に!」という映像関連業界の浮沈をかけた大作戦の勢いを感じさせます。

ちなみに、ハワイの映画館に入場した私たちは、入り口でこのような黄色い3D鑑賞用メガネ(偏光レンズ入り)を渡されました↓。

まさにこれからアバターを見ようという、(左から)ジョージさん、美術の廣田さん、私の怪しい三人組です。こうして改めて写真で見ると、まるでアメリカのロックグループ”DEVO”のビデオクリップから抜け出してきたような間抜け感があるのが笑えます。(お時間がある方は、下記サイトでDEVOの姿もあわせてご確認下さい)

Wikipedia – DEVO

Devo - [I Can’t Get No] Satisfaction (Video)

さて、DEVOのようなメガネ姿で見たアメリカでのAVATAR、なかなか楽しめました。ストーリー自体もさることながら、途中で何度も黄色いメガネを外したりかけ直したりしながらの3D体験そのものが感動的でした。メガネを外せば、単なるピンボケ映像というか、まるで重度の乱視になった気分です。それが、メガネをかけ直した瞬間、画面から鳥が飛んできたり草木がせり出してきてギョッとする…そんなことの繰り返しでした。周囲を見渡すと、アメリカ人もまた同じ人間、私たちと同じようなことをしています。ポップコーンをほお張りながらメガネのフレームを上げ下げして画面を見比べては、のけぞっていました。まだ今は、「3D」そのものに対する好奇心の方が、映画の内容への関心よりも上回っているというべきでしょうか。新しい技術の導入期とは得てしてこんなもので、コンテンツそのもので勝負をかけることができるようになるまでには、もう少し時間が必要なように思われました。

そしてあれから3カ月半ほど過ぎ、大食いの新人発掘戦ロケが国内で始動しました。そこで、ロケバス内で出てきた話題が、これまた「3D」だったのです。

スタッフ1   「大食い番組を3Dに…なんて話になったらどうなるんだろう?」
スタッフ2   「やっぱり、いずれはそんな話が出ますかね?」 
スタッフ1   「だって、ハイビジョンもそうだったし(注※)、この流れだと、いつかはそうなるんじゃないの?」
スタッフ3   「おかわりの皿が画面から飛び出す、なんてのはどうですか?」
スタッフ4   「それを言うなら、おかわりコールの時に、菅原さんの手が(視聴者の)顔をかすめるように飛んでくるってのは?」
一同(声揃う) 「オ~、怖っっっっ!」

3Dという、前後方向の動きが強調される世界においては、動的な大食い選手が映えると予想されます。となると、大食い界で最も三次元的な食べ方をすることができる『スガワラハツヨ』という選手の存在およびそのCHARACTER(≒AVATAR?)は、「3D時代の大食い」のキラーコンテンツになりうる…そう考えるのは、私だけではないでしょう。そうでなくても、本人不在にもかかわらずロケバスをこれだけ盛り上げることができる菅原初代さんに、感心せずにはいられません。もし菅原さんがこれを読んだなら、是非今のうちに「3D大食い」というジャンルの到来を意識した特訓を始めておいてもらいたいものです?!


(注※) 世の中のハイビジヨン化の流れに逆らうかのように、SD(標準画質)カメラでの撮影にこだわり続けていた当番組ですが、最近収録を終えたばかりの新人発掘戦(2010年6月26日オンエア予定)から、ついにハイビジョンカメラの導入となりました。SDにこだわり続けたのには番組スタッフなりの主張があったのですが、その辺については、いずれ改めて稿を用意したいと思います。

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