海外の薬局は大食い必需品の宝庫!
『元祖!大食い王決定戦』(TV東京)のロケがもうすぐ始まろうとしています。今年のロケは例年とは異なる強行スケジュールで、2月6日に大阪予選、7日に東京予選を行った翌週、間髪入れずに本選ロケ入りとなります。したがって、これを書いている今、私はロケの準備と帰国の準備に追われております。
帰国の準備はともかく、大食いロケの準備をなぜドイツで行うのかと思われるかもしれません。私は最近、大食いロケのケアのための医薬品を海外の薬局で探すことが多くなりました。というのも、日本では手に入らない薬品のなかに、とても重宝する品々があるからです。来週以降、そんな医薬品の数々について述べていく予定です。
その前に、今週は一枚の写真を取りあげてみたいと思います。
この写真に写っているのは、昨年秋の本選ロケで訪れたマカオの薬局であります。入り口の看板は赤い十字となっています。ちなみにフランスの薬局は緑の十字が目印です。しかし、フランスと異なっているのは、真ん中の記号です。ローマ字の「P」と「x」が合わさっているのか、「R」にバッテンが加工されたかのような記号が書かれています。しかも、この記号のある薬局と、無い薬局があるではありませんか。ということで、先週のコラムに出てきたコーディネーターの女性に聞いてみました。
私:「あの赤い十字は薬局って意味ですよね?あの真ん中のマークは何ですか?」
コ:「あのマークがある薬局は、政府公認の薬局なんですよ」
私:「ってことは、政府が公認していない薬局もあるんですか?」
コ:「それも変よね~!店の外観とか品揃えは大差ないんだけど…スミマセン、よく分かりません」
ということで、調べてみました。Wikipediaを見たら、答えは早々とみつかりました。真ん中の記号はどうやら「℞」という記号のようです。recipere(あるいはrecipe)という単語(意味は英語のtake)に由来し「Rx」と略されるという記述(注1)と、処方箋を意味するprescriptionを記号化した「Px」に由来するという別説ありという記述(注2)があります。以上を鑑みるに、マカオの赤い十字に真ん中の「℞」がついている薬局は、医師からの処方箋に基づいた調剤が可能な薬局、いわゆる日本でいうところの「調剤薬局」に相当するのだろうと推測されます。
といってもこの薬局、日本にある調剤薬局とはかなり様相が異なっていました。ショーケースにズラリと並んだビンの中には、古そうにみえる薬草や、乾したヘビを粉砕したような得体の知れない土色の粉などが詰まっています。一体どのような処方箋を書けば、これらの粉が患者さんの手元に届くのやら、日本の医学部を卒業した身では到底想像もつかない…そんな不思議な空間でした。しかし、ヨーロッパやアメリカでも見かけるような一般的な薬も、奥の戸棚にはちゃんと並んでいます。その中には、日本で入手できないものも色々とあり、さすがは世界を相手に貿易でならしたマカオだけのことはあると感心した次第でありました。詳細は来週以降に改めますが、日本は処方薬・市販薬ともに選択の幅が狭いのが難点であり、海外の薬局に行くたびに新たな「大食い必需品」の開拓に余念が無い今日この頃であります。
<参考資料>
注1. Wikipedia - Pharmacy






