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Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。

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2017/06/23

世界卓球の社会学(3)…「ワンダーチャイルド・張本」の育成モデルがドイツで成り立たない理由

ここで唐突にドイツ語講座です。「ブンダーキント(Wunderkind)」「ブンダークナーベ(Wunderknabe)」とはどういう意味でしょうか?正解は、今月上旬まで開催されていた世界卓球の大会期間中にドイツメディアがそれはもう狂騒じゃなかった、競争するように連呼していたという、日本の張本智和(はりもと・ともかず)選手を指し示すニックネームです!英語に直訳するなら「ワンダーチャイルド(wonder child)」「ワンダーボーイ」(wonder boy)にあたるこの単語、日本語に訳すならズバリ、「神童」「天才少年」です。参考までに、張本選手が初めてZDFのニュースに登場した映像のナレーションを紹 Read more...
2017/06/16

世界卓球の社会学(2)…卓球版ジャパン・パワー!メディアの温度差を憂うドイツ代表監督の恨み節を数字で検証

いやいや、驚きました。先週のコラムで取り上げたキーワードが2つ、いきなり日本のニュースに登場です。先週は中国-ドイツ間の国際親善おけるピンポン外交との対比で取り上げた「パンダ外交」、そして、「五輪にはないミックスダブルス」について言及しました(世界卓球の社会学(1)開催国ドイツ、混合ダブルスで銅メダル!中独親善ピンポン外交はパンダを超えるか?)。そして、先週の記事を上梓した時点では、日本の上野動物園における5年振りとなるパンダの赤ちゃん誕生のニュース(6月12日)もなければ、2020年の東京五輪で卓球のミックスダブルスが新競技として採用(6月9日)という決定もまだ為されていなかったのでした。これ Read more...
2017/06/09

世界卓球の社会学(1)…開催国ドイツ、混合ダブルスで銅メダル!中独親善ピンポン外交はパンダを超えるか?

世界卓球こと、第54回世界卓球選手権(国際卓球連盟主催、5月30日~6月5日)はドイツのデュッセルドルフで盛況のうちに閉幕しました。中国が全5カテゴリーのうち4つで金メダル獲得という相変わらずの圧巻の強さを見せつける中、我らが日本も混合ダブルスで吉村真晴/石川佳純ペアが48年振りの金メダル獲得、男子ダブルスでは森薗政崇/大島祐哉ペアの銀メダルと吉村真晴/丹羽孝希ペアの銅メダル獲得、女子ダブルスで伊藤美誠/早田ひなペアの銅メダル獲得、さらには女子シングルスで平野美宇選手が同種目では48年振りとなるメダル獲得(銅)と健闘しました。そして何といっても、男子シングルで史上最年少のベスト8入りを果たした弱 Read more...
2017/06/02

フランス大統領選(4)…マクロン新大統領にホモ疑惑!恋人と報じられたマシュー・ギャレ氏に対するフランス人の意外な反応

フランスの新大統領であるエマニュエル・マクロン氏、就任早々あちこちで大活躍です。就任直後にいち早くドイツに飛んでアンゲラ・メルケル首相と握手したのは当連載でも既報ですが(フランス大統領選を振り返る(2)奥様は64才!マクロン氏勝利に学ぶ年上女房の大いなる存在意義)、その後、NATOの首脳会議では両手を広げて待ちかまえるアメリカのトランプ大統領を無視してイの一番にメルケル首相にハグ、続いてイタリアのシチリア島タオルミナで行われたG7首脳会議では日本の安倍首相の隣に立って記念撮影、そして今週に入ってからはロシアのウラジミール・プーチン大統領と初対面といった具合です。
中でも緊張感タップリだったのが Read more...
2017/05/26

フランス大統領選(3)…日本ではあり得ない!マクロン大統領の新婚当時の発言にみる「女性活躍社会」の日仏格差

39才の若きエマニュエル・マクロン氏がフランス大統領に就任してから間もなく2週間になります。日本では主にワイドショーを中心に、マクロン氏の25才年上の愛妻ブリジット夫人に関する報道も珍しくなくなりました。二人の馴れ初めから逆境を克服してのゴールインといった詳しいラブストーリーについては、先週のコラムでかなり詳しく述べましたので、気になる方は是非とも参考にしていただければと思います(フランス大統領選を振り返る(2)奥様は64才!マクロン氏勝利に学ぶ年上女房の大いなる存在意義)。
ところで、フランス大統領選の連載を作成するため、この1ヶ月近く私はフランスメディアの様々な記事を読み込んでおりました。 Read more...
2017/05/19

フランス大統領選を振り返る(2)…奥様は64才!マクロン氏勝利に学ぶ年上女房の大いなる存在意義

今年のフランス大統領選は、昨年の今頃には誰も予測できなかったであろう結果となりました。既存の大政党に属さないリベラル派の「マスコット」こと、エマニュエル・マクロン氏が4月23日の第一次投票を制し5月7日の決戦投票でも勝利(フランス大統領選を振り返る(1)答えは1年前の雑誌の中に書かれていた!)、そして5月14日に晴れて大統領に就任しました。しかも就任翌日となる5月15日の夕方、間髪入れずの初外遊がドイツという電光石火の早業で、アンゲラ・メルケル首相とこのようなツーショットを披露したのでした。(参考サイトA、B)
(参考サイトAからのスクリーンショット)
メルケル首相もマクロン新大統領も、まん Read more...
2017/05/12

フランス大統領選を振り返る(1)…答えは1年前の雑誌の中に書かれていた!

2017年フランス大統領選挙は4月23日の第一回投票で独立系中道派のエマニュエル・マクロン氏と極右候補のマリーヌ・ルペン氏が通過、5月7日の決選投票にてエマニュエル・マクロン氏が当選を果たし、5月14日に史上最年少のフランス大統領に就任することが確定したのはご存じの通りです。
しかし、お菓子のマカロンは知っていても、マクロンと言われても「見たことも聞いたこともない」という方が大統領選前の日本では大多数だったのではないかと思います。私自身、初めてマクロン氏の名前を知ったのは、1年前にキオスクでたまたま見かけて購入したコチラの雑誌からでした。
これは、ル・ポワンというフランスの雑誌の2016年5 Read more...
2017/04/21

選抜大会を振り返って(3)…引き分け再試合の力学を「早実本」で学ぶ

今年の春のセンバツこと第89回選抜高等学校野球大会(2017年3月19日~4月1日、毎日新聞社主催、阪神甲子園球場)は、試合数が例年よりも2試合多くなりました。代表が32校なので本来ならば決勝戦が31試合目のはずが、大会中に延長15回引き分けが2試合、それも同じ第7日目に立て続くという、長い高校野球の歴史の中でも前例のない珍事に見舞われたため、33試合を以て大会を終了したのでした。
3月26日の日曜日、第7日目第2試合の「福岡大大濠(福岡)vs滋賀学園(滋賀)」が1-1のまま延長15回で決着がつかず引き分けとなった直後の甲子園球場内には、この試合の再試合が翌日の大会第8日目(本来なら一日で3試 Read more...
2017/04/14

選抜大会を振り返って(2)…21世紀枠の不来方(岩手)が抱える浅田真央との悩ましき共通点

浅田真央選手の引退報道には多くの方が驚かれたかと思います。毎年現地で観戦しているグランプリシリーズ・フランス大会(パリ)において、昨年11月に私自身、結果的にはわが人生最初で最後となった浅田真央選手の試合の生観戦の機会に恵まれたことは以前のコラムでも述べましたが(フィギュアスケート・フランス杯観戦記(3)全日本フィギュア開幕!フランス杯での浅田真央選手を振り返る)、この時の観客席がまるで真駒内アリーナかと錯覚するほどに日本人だらけだった(それも老若男女偏りなく集結していた)ことも、今思えばこの日のこの瞬間を迎える伏線となっていたのかもしれません。
昨年秋のパリでの大会を観戦してからというもの、 Read more...
2017/04/07

選抜大会を振り返って(1)…察して余りある大阪チャンピオンの苦悩

3月19日に開幕した春のセンバツこと第89回選抜高等学校野球大会(毎日新聞社主催、阪神甲子園球場)は4月1日に決勝が行われ、大阪桐蔭(大阪・大東市)が至上初となる決勝戦の大阪対決を制して頂点に輝きました。前年秋の近畿チャンピオンで明治神宮野球大会の覇者でもある履正社(大阪・豊中市)を相手に、近畿大会ベスト4として今大会に乗り込んできた大阪桐蔭の雪辱が成るかが期待されましたが、初回の先頭打者ホームランに始まり終始試合の主導権を握ったのはむしろ大阪桐蔭の方で、8回裏に同点に追いつかれた直後の9回表には代打のツーランホームランを契機に大量得点で突き放し、終わってみれば8-3の圧勝。奇しくもこれが同校の Read more...
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