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Dr.片山晴子 RSS Feed

金曜日

Dr.片山晴子

高校野球取材や大食い番組等のメディア出演を行う東京大学医学部医学科卒の脳神経外科認定専門医の医学博士。ドイツ在住。

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2017/08/11

真夏の邂逅(2)…選抜決勝再現の感動から暗転!過酷な観戦で骨身に染みた”五輪招致の負の遺産”

桜島駅に降り立ったら、舞洲(まいしま)行きのバスはさっき出たばかりだという。舞洲球場(現・大阪シティ信用金庫スタジアム)のアクセスはとにかく悲惨で、最寄りであるJRゆめ咲線桜島駅からバスで最低でも15分はかかる。その上、何といってもこのバス、1時間に3本しか出ない。次を待っていては、観戦できる時間が20分以上減ってしまうそう思った私は、待機中のタクシーにすかさず乗り込んだ。
「舞洲球場までお願いします」
「おっ、上宮vs大冠(おおかんむり)が目当て?それともやっぱり、履正社vs桐蔭?」
「どっちも、ですかね」
「凄い人らしいから、入れるか心配やね」
そんな会話をしながら、タクシーはいかにも埋 Read more...
2017/08/04

真夏の邂逅(1)…東海大菅生、日大三も早稲田実も破り甲子園へ!神宮球場で交錯する人間模様

知らない人にはいつもびっくりされるものの、私と一緒に野球観戦したことのある人々であれば周知の事実の一つとして、「懇意にしているチームの試合を見る時は、必ず対戦相手の応援席に入る」というのがある。理由はズバリ、味方の応援席からは贔屓チームのベンチが見えないからである。そもそも応援席がベンチの後ろにあるのが納得がいかないと、野球を観戦するようになった子供の時分からずーっと疑問に思っていた。応援したいチームのベンチ内での雰囲気だったり、仲の良い監督さんが要所となる場面で出すサインなどを、この目でしっかり確認した上で後日彼らと談笑する際にその話をぶつけるのだから、一番見やすい席といえば何だかんだ言いなが Read more...
2017/07/28

ドイツから日本へ転勤してきたマルチな才能!明日初陣のハンドボール日本代表新監督ダグル・シグルドソン氏の素顔

すっかりスポーツコラムサイトと化してしまった感のある最近の当連載ですが、世界卓球からサッカーを経て、本日ご紹介するのは、何と、ハンドボールです!コチラの方を皆さまはご存じでしょうか?
これは昨年初夏にドイツの駅で無料配布されていたフリーペーパーで、表紙を飾るのは今年の2月3日までハンドボールのドイツ男子代表監督を務めていたアイスランド人、ダグル・シグルドソン氏(Dagur Sigurdsson)です。1973年4月3日にアイスランドの首都レイキャヴィクで生まれた44才で、選手としてはアイスランドのバルー・レイキャヴィク(?-1996)ドイツ・ヴッパータール(1996-2000)、アイスランド代 Read more...
2017/07/21

167日振りに浦和で復活!マリオ・ゲッツェ選手が罹患した「代謝性疾患」を報道から推理する

当コラムがすっかりサッカーづいてしまいました(笑)。元ドイツ代表で今月からヴィッセル神戸の一員となった「ポルディ王子」の異名をとるルーカス・ポドルスキー選手の来日話を先週コラムで取り上げたところ、いきなりその翌週に今度は同じくドイツのブンデスリーガの名門、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が日本と中国で親善試合を行うため来日というから、「まるでドイツ祭り?」と錯覚しそうな先週からの流れに驚くばかりです!(「ポルディ王子」ヴィッセル神戸加入記念!ルーカス・ポドルスキー選手来日を伝えるお宝ニュース映像を紹介)
ドルトムントと言えば、日本では「あの香川真司選手の所属先」とし Read more...
2017/07/14

「ポルディ王子」ヴィッセル神戸加入記念!ルーカス・ポドルスキー選手来日を伝えるお宝ニュース映像を紹介

この原稿が掲載される7月14日と言えばフランス革命の記念日ですが、先週の木曜日である7月6日もまた負けず劣らず「日独関係における革命的な一日」だったと言えるのではないでしょうか。その理由は同日流れた二つのニュースにあります。一つ目はおそらく日本でも大々的に報じられたであろう「日本-EU経済連携協定(EPA)」(ドイツではJEFTAと呼ばれる)における大枠合意です。もっとも、JEFTAについては少なくともドイツではハッキリ賛否が分かれてシビアな議論がなされており、これが朗報なのか悲報なのかは現時点では何とも言いようがないという位置付けです(これについては後日別稿を予定)。しかし、今日取り上げるもう Read more...
2017/07/07

まるでプロレス?!「すべての人々に結婚を」という名のドイツ同性婚法案、急転直下で可決の諸事情

2017年7月2日投開票の東京都議会議員選挙では、小池百合子都知事が党首を務める「都民ファーストの会」が大躍進、全国に衝撃を与えました。昨年8月に就任したばかりの新都知事をアイコンとする、本年1月に結成されたばかりの地域政党が、初の選挙でいきなり188万票も獲得して多数の議席を確保したという話は、昨年5月にフランス大統領に選出されたばかりのエマニュエル・マクロン氏が選挙準備のために昨年6月に新設した政党「ラ・レピュブリック・アン・マルシュ(共和国前進)」(「アン・マルシュ」から党名変更)が、本年6月のフランス国民議会選挙でいきなり過半数を獲得して第一党に躍り出たのと全く同じ構図です。これはすなわ Read more...
2017/06/30

世界卓球の社会学(4)…ドイツ代表監督ジエ・シェップ女史と国際卓球連盟会長が提案する「中国に追いつくための処方箋」

先週のコラムで取り上げた日本の「ブンダークナーベ」(天才卓球少年)こと張本智和選手は、その後も快進撃を続けているようです(世界卓球の社会学(3)「ワンダーチャイルド・張本」の育成モデルがドイツで成り立たない理由)。世界選手権に引き続き休む間もなく連戦転戦が続くITTFワールドツアーでは、ジャパンオープン(通称・荻村杯)こそシングルスで3回戦敗退、ダブルスは1回戦敗退でしたが、翌週のチャイナオープンでは見事にシングルスでベスト4進出、ダブルスでは準優勝を果たし、今週27日には14才の誕生日も迎え、張本選手の今後から目が離せません!
なお、チャイナオープンといえは、ドイツと中国との間で政治主導の中 Read more...
2017/06/23

世界卓球の社会学(3)…「ワンダーチャイルド・張本」の育成モデルがドイツで成り立たない理由

ここで唐突にドイツ語講座です。「ブンダーキント(Wunderkind)」「ブンダークナーベ(Wunderknabe)」とはどういう意味でしょうか?正解は、今月上旬まで開催されていた世界卓球の大会期間中にドイツメディアがそれはもう狂騒じゃなかった、競争するように連呼していたという、日本の張本智和(はりもと・ともかず)選手を指し示すニックネームです!英語に直訳するなら「ワンダーチャイルド(wonder child)」「ワンダーボーイ」(wonder boy)にあたるこの単語、日本語に訳すならズバリ、「神童」「天才少年」です。参考までに、張本選手が初めてZDFのニュースに登場した映像のナレーションを紹 Read more...
2017/06/16

世界卓球の社会学(2)…卓球版ジャパン・パワー!メディアの温度差を憂うドイツ代表監督の恨み節を数字で検証

いやいや、驚きました。先週のコラムで取り上げたキーワードが2つ、いきなり日本のニュースに登場です。先週は中国-ドイツ間の国際親善おけるピンポン外交との対比で取り上げた「パンダ外交」、そして、「五輪にはないミックスダブルス」について言及しました(世界卓球の社会学(1)開催国ドイツ、混合ダブルスで銅メダル!中独親善ピンポン外交はパンダを超えるか?)。そして、先週の記事を上梓した時点では、日本の上野動物園における5年振りとなるパンダの赤ちゃん誕生のニュース(6月12日)もなければ、2020年の東京五輪で卓球のミックスダブルスが新競技として採用(6月9日)という決定もまだ為されていなかったのでした。これ Read more...
2017/06/09

世界卓球の社会学(1)…開催国ドイツ、混合ダブルスで銅メダル!中独親善ピンポン外交はパンダを超えるか?

世界卓球こと、第54回世界卓球選手権(国際卓球連盟主催、5月30日~6月5日)はドイツのデュッセルドルフで盛況のうちに閉幕しました。中国が全5カテゴリーのうち4つで金メダル獲得という相変わらずの圧巻の強さを見せつける中、我らが日本も混合ダブルスで吉村真晴/石川佳純ペアが48年振りの金メダル獲得、男子ダブルスでは森薗政崇/大島祐哉ペアの銀メダルと吉村真晴/丹羽孝希ペアの銅メダル獲得、女子ダブルスで伊藤美誠/早田ひなペアの銅メダル獲得、さらには女子シングルスで平野美宇選手が同種目では48年振りとなるメダル獲得(銅)と健闘しました。そして何といっても、男子シングルで史上最年少のベスト8入りを果たした弱 Read more...
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